真相を知り、恩恵を得た常人たちの物語
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文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2020年12月25日】私は大法を修煉して以来、多くの恩恵を受けてきました。そして、法輪功真相を理解した常人が、実際に恩恵を受けたのをこの目で確かめることができました。

 (一)2007年春のある日、私は、姉の家の庭で木を植えるのを手伝いました。50代の男性Aさんと一緒でした。手を動かしながら、あれこれ話しをして、隙を見つけては彼に真相を伝えました。「天安門焼身自殺事件」は法輪功に濡れ衣を着せるための偽造事件であることや、貴州省で見つかった「中国共産党亡」と書かれた「蔵字石:天然の岩」が見つかったこと、なぜ「三退」をするのかなど様々なことを話しました。私の話を聞いたAさんは賛成してくれ、自ら「三退」しました。

 Aさんはずっと独り身で、結婚していませんでした。その日、昼食を摂っているときに、Aさんと同じテーブルに座っていた男性が大法の悪口を言いはじめました。それを聞いたAさんは「おまえは何も知らない。口からでまかせを言うな」とすぐにその男性の言葉を止めました。

 その年の年末、知り合いの紹介により、Aさんに彼女ができ、翌年には、結婚して幸せな家庭を築きました。それ以来、Aさんは私に会う度に、にこにこ笑いながら挨拶をしてくれます。

 (二)2018年7月1日の夜11時頃、突然、玄関のチャイムが鳴り、ドアの向こう側から「僕だよ、候だ(団地内の救急診察室の医者)君の弟が車事故に遭ったんだ。お金をもって早く降りてきてくれ、彼は今、団地の出入り口の車の中だ」と焦った声が聞こえました。驚いた私は、慌てて「様態は?」と聞くと、「何とも言えない。全身血だらけだ」という返事が返ってきました。

 同じ団地に住む姉に連絡をし、お金をもって急いで駆けつけると、弟はまるで戦争で負けた負傷者よりも悲惨な状態でした。一緒に来てくれた姉は驚いて体のバランスを崩し倒れました。倒れたところが悪く、足をぶつけて紫色に腫れ上がってしまいましたが、姉は弟のことが心配で、自分の痛みなど全く気にしていませんでした。私は姉を起こし「まだ意識があるみたい。彼を助けなければならない。師父にお願いして、助けを求めよう」と言って慰めました。

 病院に行って検査を受けたところ、弟の怪我は全て表面上のもので、一見酷いように見えますが、骨や内臓は何ともなかったそうです。傷口をすべて縫い終わると、すでに早朝の5時を過ぎていました。全部で100針以上縫ってもらいました。弟の腕には長さ28センチ、幅12センチほどの大きな擦り傷があり、肩や背中はもちろん、片足のかかとはまるで刃物で切り落とされたかのように、皮膚が欠けていたのです。

目を覚ました弟は、当日のことを教えてくれました。その晩、彼は電動自転車を漕いで家に向かっていました。大通りには車が全く走っておらず、もうすぐ家に着くころ、後ろから突然タクシーが走ってきて、勢いよく弟をはねたのです。弟の体はタクシーのボンネットの上に落ち、頭はフロントガラスにぶつかり、大きな穴を開け、そのまま失神しました。しかし、タクシーは止まらず、そのまま弟を地面に落としました。その時、突然意識が戻った弟は無意識のうちにタクシーのバンパーを掴みました。弟を引きずったままそのタクシーはまた8、9メートルほど走ったのです。

 弟が言うには、そのタクシーはまさに自分を轢き殺そうとしていたのです。

 タクシーが弟を引きずって走っているとき、摩擦により地面に火花が生じ、また、人をはねた音も大きく、道端にある焼き鳥の屋台にいる人々を驚かせました。誰もが弟はもう助からないと思っていました。翌日、事情聴取のため病室に入ってきた警官が、目を覚ました弟を見て驚愕しました。電動自転車は衝撃で原形をとどめておらず、弟の靴や眼鏡も行方不明です。背負っていたリュックにも大きな穴が二つ開いていましたが、中の物は全部残っていました。

弟は11日間入院しただけですぐに退院しました。その後、事故を起こした運転手にも会わず、保険会社がくれた少ない補償金にも文句を言いませんでした。1800元(約2万9000円)ほどの医療費に関しては、保険会社は補償してくれませんでしたが、弟は運転手からもらおうともせず、自分で払いました。ある友人が弟のために少しでも被害者としての優遇やお金を手に入れようとしましたが、弟はやんわりと相手の好意を断りました。

 今では、弟が言わない限り誰も彼があのような大事故に遭ったと思わないでしょう。なぜなら、弟の顔には傷跡など全く残っていないのです。弟一家は師父が命を救ってくださったことにとても感謝しています。

 未だに真相を理解していない人たちには、一刻も早く大法が迫害されている原因を知ってもらいたいのです。武漢肺炎が広範囲に伝染していく中で真相を知り「法輪大法は素晴らしい」と誠心誠意に唱えることで、自らの命を救えるのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/29/415751.html)
 
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