快適な環境から抜け出す
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文/米国の大法弟子  

 【明慧日本2021年1月6日】2020年の中共ウイルス(新型コロナウイルス)の流行以来、私は『悪魔が世界を統治しているを中心にネットで活動し、欧米人に真実を伝えるために署名を集めています。選挙が近づくにつれ、トランプ氏が当選しなければ、アメリカは香港のようになり、徐々に修煉の自由を失い、人々を救うことができなくなるのではないかと、少し不安になりました。正念を強めていたものの、心を静めることができず、法の勉強や精進に影響が出てきました。

 10月下旬のある日、思いがけず、署名を集めるために州外からポスターを取り寄せたという知らせが届きました。資料が揃った後で、夫と私は週に5、6日ポスターやチラシを持って町の企業や事業所を訪問するようになり、時間がある時にはインターネットで真実を伝えることを続けてやっています。ポスターが少しでも長持ちするようにとの願いから、ポスターを貼る前にすべての上司や部長に真実を伝えなければならず、その内容は「中国共産党の邪悪さ」「共産党の邪霊が蔓延する危険性」「法輪功の真実」の3つの部分に分かれていました。相手がどんな政党であろうと、誰を支持していようと、こちらの話を聞いてくれて、その場でサインをしてくれました。

 師父が『台湾法会へ』の中でおっしゃっていたように、「真相を伝える際、自分を常人と混同しないよう、自分の立つ位置を正しく決めるべきです。こうしてはじめて、巻き込まれることなく、より良く行うことができます」。これをやっているうちに、急にそれまでの不安が消え、選挙結果にしがみつかなくなり、ニュースでゆらぐこともなくなりました。気が散ることも少なくなり心が穏やかになりました。修煉状態が大きく改善されて、体が静かに変化していくのがわかりました。

 師父は「これまでチケット販売のとき、皆さんはとても難しいと感じていましたが、難しくてもあなたに歩む道があり、あなたがそれを探すかどうかの問題です。正念を発していればいいと言う人がいます。正念ばかりを発して、何もやらないのなら、それは修煉なのでしょうか? 本を読み、本ばかり読んで、大法弟子として行うべきことを行わない人と同じように、あなたは大法弟子なのでしょうか? それは大法の修煉ではありません。正念を発してすべて解決できれば、あなたに正念を発してもらう必要はありません。たくさんの大法弟子を集めてニューヨークで正念を発すれば十分です。すべてが解決されます。あなた自身が行動し、修め、実践しなければならず、苦労はあなたの修煉の一部であり、方法を考えてあなたが救うべき人を見つけなければなりません」(『各地での説法十一』「二十年説法」)

 個人的には、毎日しっかりと心を込めて、具体的に行うべきことを行うことによって、正念を発する時、穏やかで静かで、純粋で強大な力を発することができます。人を救うということを実行することができれば、強い正念を発することができると思います。一部の同修は、彼らは煉功するために毎週末に公園に行くか、時々インターネット上で簡単な何かをすることができますが「それでいい」と思っています。しかし、修煉者としては、現状に満足していいのですか? それとも、より自分に厳しく要求し、苦難と危険を恐れずに、できるだけ多くの人々を救うために多くのことを行うことが出来ますか?

 個人的には、アメリカの同修に、「英語を聞いて話すことができますが、メディアや特別なプロジェクトに取り組んでいません。もし、あなたの住む地方都市が封鎖されていないのであれば、時間をかけて自分の快適な環境から抜け出し、資料を持って人々を救い、真実を伝えるために街に出かけて下さい」と提案したいと思います。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/31/417734.html)
 
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