盤石のごとく堅固な信念と平静な心
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2021年1月26日】アメリカ大統領選を巡るニュースや、さまざまな評論と推測が飛び交っています(訳注:筆者が記事を書いたのは、新大統領の就任前)。アメリカの大統領選は天上が人を救うために按排された盤上のひとこまのようなものだと私達大法弟子は皆知っています。しかし、最近の情勢はちょうど特殊な状態に止まっていると思います。全ての大法弟子は新たに自分を見直し、あらゆる観念と執着を取り除き、正念を固めて、心が動かされないように努力しなければなりません。

 まず、大統領選で表れた様々な関係を整理してみましょう。常人の理から講じれば、大統領選は共産主義と自由社会との争い、不正行為と正当に勝ち取ったものとの争い、権勢に取り入るものと良知の堅持との争い、虚言への黙認と真相を広げる行為との争い、やむなく迎合する人と立場を明らかにする人との争いです。常人を越えた次元から見ると、大統領選は邪悪と正義との争い、悪魔を選択する人と神に追随する人との争いです。修煉者の角度から言えば、人類を淘汰する悪魔と力を尽くして衆生を救う修煉者の争い、旧勢力の按排を擁護する人とそれを打ち破り、師父の選択に従う修煉者との争いです。

 それから、大法弟子は自分の使命に対して明確な認識を持たなければなりません。

 大法弟子として、とにかく私達の使命は衆生を救うことです。大統領選の時に、人々に正邪、善悪を伝えると同時に、人々が正しい選択を下せるように正念を発して、紅魔(中共悪魔)の妨害を取り除きます、すなわち残り少ない時間内に争って衆生を救うことです。

 現在、大法弟子の間で表れたいくつかの現象を目にして、常人社会の損失を極力減らすために、それらを認識して、改善する必要があると感じました。

 1、常人社会の理を抱いて今回の大統領選に対処すること。例えば、今回の選挙は上辺から見ると政事そのものです。しかも、アメリカの政事です。大法弟子は政治に関わりません。また、私達の多くは中国語を使用しており、アメリカの選挙とは遠い存在です。

 2、師を信じて法を信じることを理由に、現実を無視して師父に頼り切りで、何も行わないこと。例えば、師父を固く信じて、情勢の発展は必ず師父の要求に沿って進むのだと考える同修が大勢います。ゆえに師父に頼れば良いのだとしか認識していません。積極的に邪悪を取り除くことを行っていないのです。

 このような行動も一種の極端に走った表れだと思います。このように他人を当てにする、他人に頼ること自身は衆生を救い済度することにとって、如何なる正の力にもなれません。

 3、毎日の悪いニュースを聞き、消極的に対処し、自信を無くすこと。この点について、上で述べた2つの点と因果関係があります。

 いずれにしても、私達は自分自身をよく見つめ直し、大法の要求をもって自分の一つの考え、一つの念をはかりにかけて、自分を浄化する過程の中で、強大な念力を集中して、旧勢力の按排を打ち破るのです。常人社会では、私達は自分の能力の範囲内で積極的に、理性をもって人々に大統領選の真相を知ってもらい、最善を尽くして正のエネルギー場を形成させれば、人々が最も良い決断を下すことに有利なのです。

 修煉者として、情勢がどんなに変化していても、どんな妨害が現れても、大法に対して、衆生済度に対して盤石のごとく堅固たる信念を保ち、盤石のごとく確固たる意志を貫いて自分の行うべきことを全うし、動じない心でいるようにしなければなりません。

 私達の心性が法の要求に達し、行いが法を正す時期の要求に達してこそ、ようやく師父が欲することを実証することが出来るのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/12/23/416889.html)
 
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