文/黒竜江省の大法弟子
【明慧日本2021年2月21日】私は農村に住んでいる大法弟子です。2019年、私は3回もハルビンへ行き、二番目の伯父の四男(以下、従兄)を見舞いました。その間、私は従兄に法輪大法とはなにかを話しました。そして、大法のことを受け入れ理解した従兄は末期の胃がんから生還しました!
以前、私は従兄とあまり連絡を取っていませんでした。40年ほど前、従兄一家は農村から都市へ引っ越しました。私がハルビンへ行ったのはかつて、二番目の伯父の葬式と、伯母が重病にかかって見舞いに行ったときだけです。従兄とは中学生のとき、同級生でした。そのときの従兄はとても個性的で、自己主張が強かったのです。先生から見れば、従兄はひねくれ者で反抗的な生徒で、頭を痛めるような存在でした。私から見ると、従兄は人を見下すような偉そうな人でした。法輪大法を学んで迫害を受けた私を、従兄はなおさら軽蔑するようになったのです。
1回目、従兄に会ったのは従兄の娘の結婚式でした。私と姉2人(今、姉2人とも法輪大法を学んでいる)は一緒に参加しました。そのとき、従兄は自分が末期がんだと知らず、胃炎だと思っていました。結婚式の前、私たち姉妹は事前に従兄に病気のことを聞かないようにと言われていました。従兄は痩せており、従兄の妻(以下、義姉)もやつれていました。従兄夫婦と話すことができたらいいなと思っていましたが、従兄が気難しい人だと知っているので、気後れしてしまいました。それに、従兄夫婦はお客の送迎に忙しく、私たち姉妹も食事をした後、バスに乗って150キロ離れた自宅へ帰らなければならないので、残念ながら、「機会を見つけてまた来よう」と考えました。
2回目、従兄と会ったのは結婚式から数カ月後の秋でした。従兄がハルビン第四病院に入院したことを知って、「従兄に法輪大法の真相を伝えたい! 従兄を救いたい」と考えて、病院へ駆けつけました。行く途中で私は「法に基づいて、穏やかな心でいられるよう」心から師父のご加持をお願いしました。ハルビンに到着して、二番目の従兄(従兄の兄)が病院へ連れて行ってくれました。病院で従兄の胃カメラの画像を見ると、ボロボロのキクラゲのようでした。医者は消化管穿孔にならないように、毎日従兄に少しのお粥しか食べること許しませんでした。二番目の従兄は「もうだめだ。病院はもう弟の入院を拒否している。しかし弟はそれを知らないんだ。私たちは弟を家に連れて帰ることもできない。『なぜ治療を受けさせてくれないんだ』と弟に聞かれるのが怖いから。弟の肝臓に新たに膿腫ができた。医者はその膿を汲み出さなければならないと言っている」と、従兄の病状を絶望的な口調で話しました。
二番目の従兄の話を聞いて、私は一切の雑念を捨て、「必ず従兄に真相を伝える」という強い気持ちが湧いてきました。ベッドに横たわり、痩せこけ、青白い顔をして、話す力さえない従兄は、以前とまったく別人のようでした。私は従兄に、自分が法輪大法を学んでから、以前患っていた病気が自然に完治したことを話しました。また、労働教養所で受けたさまざまな迫害のこと、中国共産党当局の邪悪さ、「天安門焼身自殺事件」の偽り、法輪大法が全世界で広がっていること、なぜ「三退」するのかなどを話しました。
そして、それを真剣に聞いていた従兄は理解して、「三退」しました。私は従兄に誠心誠意に「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」を念じるようにと勧めました。従兄は「うん」と返事をしました。従兄は微笑みながら、従妹たち(従兄の妹)に「聞いたか、私に進む道を示してくれた」と言いました。「これは従兄の分かっている一面が救われたいと願っている反応だ」と私は思いました。
病室から出て、乗る車が暫く来ないと知って、もう一回従兄の病室に戻ろうと思いましたが、もう入ることが許されませんでした。病院の面会の時間が決まっているからと知りました。この日、私は朝4時に起きてハルビンへ行き、7時半に病院へ到着して、従兄に会ってから病室を出るまで、少しも時間を無駄にしませんでした。これはすべて師父が按排してくださったことだと分かっています。従兄に真相を伝える過程で、師父が加持してくださり、大法の威力を感じました。
約十日後、義姉から電話がきて、「(従兄は)だいぶ良くなって退院したよ。毎日、お粥を2、3杯食べられるようになった。外での散歩もできるよ。彼はあなたに感謝しているよ」と言ってくれました。それから、義姉といろいろ話しましたが、義姉がとても喜んでいるのを感じました。電話を切って、私は感激しました。病院に行ったとき、二番目の従兄、義姉、従妹2人はみんな、隠れて泣いていて、無力で絶望的な泣き声を思い出しました。特に、義姉は従兄の前では平気なふりをしなければならず、一層苦しかったでしょう。
3回目にハルビンへ行きました。私は師父の「広州での説法の録音」と煉功音楽を従兄に渡し、真相動画が入ってある携帯用ポータブル多機能ビデオも渡しました。従兄は入院のときとは別人のようになり、精神状態がよくて、話す声も大きくなりました。
従兄は、「『法輪大法は素晴らしい』を念じて、とても効果があった。大法の師父が救って下さった」と話し、私が渡したものを喜んで受け取りました。私は従兄に修煉のことを少し話しましたが、その話をすべて受け入れたようです。「以前、周易の本を読んだことがある」と従兄は言いました。
そのとき、二番目の従兄が来ました。従兄たちは「食事をごちそうする」と言って、私を店へ連れて行きました。従兄たちの気持ちを私は理解できます。死に瀕する人が、法輪大法の真相を理解して、大法に救われ、大法への感謝の気持ちがいっぱいなのだと思います。「ごちそうする」という形でその気持ちを表したいのでしょう。
2週間後、従兄は電話で「妹よ(私)、煉功動作を教えてくれていないじゃないか? どうすればいい」ときいてきました。私は嬉しくて、「とりあえず、師父の説法を多く聞くようにして。できれば、こっちに学びに来たら」と言いました。「ぜひ行く」と従兄はすぐ返事をしました。
法輪大法の真相が分かった事は、一つの生命にとって心からの喜びだと思います。従兄は本当に大法のことを理解したと思います。