【慶祝513】硝子体手術で失敗を一度もしたことがない医師
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文/吉林省の大法弟子

 【明慧日本2021年6月9日】私は1996年に法輪大法を学び始め、今年54歳になる眼科の主任医師です。私は、トラブルに遭ったときはいつも、法輪大法の真・善・忍の力で自分の内に向けて不足を探し、我慢して一歩下がります。ですから、家庭は穏やかで、他人のことを第一に考えているので、同僚も私と一緒に仕事をすることを望んでおり、楽で幸せだと言っていました。常に患者の立場に立って物事を考えます。私は、「紅包」(訳注:中国の祝い事で赤をあしらった祝儀袋のことから、お年玉を含むお金を入れてあるが、「賄賂」という意味もある。賄賂ほど大げさなものだけでなく、ちょっとした「付け届け」「心づけ」も含む。手術の前に医者に付け届けしてることが多い)を受け取ったことがなく、患者とトラブルを起こしたこともありません。

 法輪大法を学んで、私は道徳が向上しました。大法のおかげで、私の医術も飛躍的に向上しました。眼科手術の技術は同業者からも称賛され、多くの患者が大法の恩恵を受けて、視力を取り戻しました。

 職務を果たし責任を尽くす

 1996年、私は省レベルの有名な病院で研修(在職人員が一時的に職務を離れて教育機関でレベルアップを図る)をしたとき、法輪大法に出会って学び始めました。大法は人に「真・善・忍」に従って心を修めること、物事は他人を優先することを教えているので、私は大法の要求に基づいて、仕事を行うようになりました。

 私は以前は、威圧的な声で話していたので、人を見下しているような印象を与えていました。 法輪大法を学んでからは、この欠点を認識できたのです。 患者と話すときは、親しみを感じてもらえるように、話すスピードを落としたり、トーンを下げたりしています。患者からは、「態度が良くて、自分のことを本当に心配してくれる医師」という評価をいただきました。

 土日は通常、私は自ら病室を巡回して患者の患部の薬を交換して、当直医に患者の薬を交換することを任せたりはしません。というのは、当直の医師が患者の状態を把握しておらず、病状の変化があった場合、素早く治療が行えないのではないかと不安があるからです。私は常に「真、善、忍」に従って自分自身を要求し、すべての患者のことを心から考えているので、その代わり患者から信頼と尊敬を得ています。

 同時に、法輪大法の修煉を通じて、私は病気がなく、体は軽く、パワーがみなぎっており、いくら仕事が多くても元気でやれるのです。与えられた仕事をこなしていると、主任や上司からいつも褒められます。大法の修煉で、記憶力もよくなり、眼科専門知識を一度目を通すと覚えられるようになりました。

 それで主任は、私を院生として受け入れてくれました。そこで、翌年には主任の修士に合格しました。卒業後、主任は私を主治医として病院に留めました。

 善を持って人に接し、スキルを上げる

 主治医だった頃、病院は医療水準を向上させるために、ベテランの専門家を定期的に各科を訪問させ、主治医たちの病室巡回を強化しました。私の専門理論と分析能力が高いため、毎度、病室巡回のテストでは高い評価を得ていました。

 ベテラン専門家チーム長は、私たちの科に来るたびに、主任に「あなたの科の主治医はすごいですね 」と言っていました。専門家チーム長は、外科の病室巡回の年末の大会で、「全員のレベルアップを図るためにこのようなことをしていますが、みんなが眼科の某医師(私のこと)のようになれば、私たちの目的は達成できたと言えるでしょう」と話しました。

 2013年9月、私は、網膜剥離で大量の増殖膜を伴う糖尿病性網膜症の手術を行いましたが、非常に難しい手術でした。手術が5時間を超えたところで、助手の医師がどうしても耐えられなくなりました。私がはっきり見えないぐらい持っている鏡が揺れてしまい、手術ができなくなってしまいました。通常、執刀医は助手が鏡を揺らすのを一番恐れます。なぜなら、揺れると執刀医は吐き気やめまいを起こし、イライラしてしまうからです。ひどい場合には、失神してしまうこともあります。

 師父は私たちに、何事も相手のことを第一に考えるようにと教えてくださったので、私は怒りませんでした。私の心は穏やかで、彼も大変だろうと思って冷静に「しばらく休んでいきなさい。看護師と一緒にやりますから」と言いましたが、看護師が助手になったことはなかったので、やはり手術はできませんでした。

 その後、助手はが数分休憩して戻ってきました。助手は鏡をしっかりと持ってくれて、すぐに手術を終えることができました。この患者の視力は1.0まで回復できました。もし法輪大法の修煉をしていなかったら、以前の私の性格ではとっくに助手をひどく叱っていたに違いないと思いました。それに、私自身もかんかんに怒り、当然、手術もうまくいかなかったかも知れません。

 私は法輪大法の修煉で慈悲の心を持つようになり、患者の一人ひとりに優しくすることができました。患者が金持ちだろうが貧乏だろうが、私は家族のように接しています。すべての手術において、私は責任を持って真剣に、そして一生懸命にやっています。

 私が主治医のときには、当科の眼底疾患のレーザー治療の仕事を掛け持ちしていました。治療した多くの患者は「先生、私は他の病院で目を診てもらったとき、そこの医者は私の眼底を見て『素晴らしいレーザー治療をされていますね!』と言ってくれて、治療は誰にやってもらったのかと聞かれましたよ」と、私に話してくれました。

 2000年の初め、ある女性患者が訪れ、網膜静脈分枝閉塞症で視力は0.3でした。この病気はレーザーでしか治療できませんでしたので、彼女にレーザー治療を行い、視力は0.8まで回復しました。その後、彼女の親戚は彼女に北京301病院の専門医の受診を勧めました。

 診察後、その専門医は「このレーザーはどこでやったのですか? このレーザーはとてもうまくやったので、私たちの病院よりもすごいです。最高の治療結果も出ていますね」と言いました。その患者はまた私のところへ戻ってきて、北京の301病院での診察のことを嬉しそうに話してくれました。彼女は、「先生はとても良い人で、技術も素晴らしいです。先生のことを院長に話してきますね」と言って帰りました。

 5年ほど前のある日、私が診察していたとき、60代の患者が診察室に入ってきて、「10年前に、先生に私の糖尿病網膜症のレーザー治療をやってもらいましたが、その後も調子がずっと良かったです。今回、腎臓内科で透析を受けることになり、医者たちの立ち合い診察を受けました。先生が診察しているのを見て、先生にも立ち合い診察をお願いしたいと思いました」と言いました。私は「いいですよ」と答えました。彼の目を検査し、眼底には問題なく、視力も1.0を維持しています。眼底のレーザー治療をもう一回見て、当時の治療に本当に満足しています。これはすべて法輪大法のおかげです。

 冷静に操作し、奇跡を起こした硝子体手術

 この10年の間、私は主に眼底疾患に対する硝子体手術を行ってきました。この手術は難しく、リスクが高いのです。私がこの手術を学ぶ過程は、まさに奇跡としか言いようがありません。私は硝子体シミュレーターで手術を学びました。私一人でこの手術を行う前は、執刀医の助手をやっただけで、硝子体手術の経験はありませんでした。

 2019年の年次眼科学会で、硝子体手術のシミュレーターを見つけて、演習をしました。そこで、私は完全な硝子体手術を一通り行いました。その施術中はミスなく、すべてのステップを完璧にこなしました。それで、硝子体手術がうまくできることがわかり、このような手術をすることに自信が持てました。

 私が初めてこの手術を行った患者は、硝子体出血の患者で、私のことをとても信頼してくれていました。手術の前に、私は患者の病状を注意深く分析し、手術をうまく行えると感じました。法輪大法を学んでいる私は、責任を持って、患者の手術を絶対に失敗してはならないと思いました。「もし、自信が持てなければ、この手術はやめたほうが良い。患者を実験台にしてはならない」と考えました。

 そして、私は自信を持って手術台に向かいました。手術中、落ち着いて集中し、スピードを求めず、すべてのステップで、正しくきちんと行いました。手術は無事に終わりました。手術の翌日、患者は0.8まで視力を回復し、とても満足しました。

 この分野の国内の専門家たちは、「100個の目を盲目にさせないと、硝子体手術の医師にはなれない。あなたは、あなたが初めてやった手術で、硝子体手術の専門医師になれましたね」と褒められました。私は最初の手術から3年間、一度も手術を失敗させたことはありません。それは奇跡ではないでしょうか!

 師父は「あなたの社会での仕事は修煉ではありません。しかし、あなたの修煉は社会での仕事に反映されます」[1]とおっしゃいました。

 日常の仕事で、私は「真・善・忍」の法理で自分を要求し、絶えず道徳を向上させています。法輪大法は私の心身の健康を増進し、知恵も与えてくださいました。ですから、私は医師としての知識や高い技能を身に付けることができたのです。

 ある年、ちょうど学術交流会があり参加者はこの分野の国内の専門家ばかりでした。私は学会に、国内の専門家に自分の欠点を指摘してもらう目的で、自分の手術症例をいくつか持っていきました。専門家たちはそれを見て、「この医師は硝子体手術を始めたばかりなのに、まるで本物の硝子体手術をやっている医師のようです。手術中に発生した合併症を冷静に判断し、それが解決するまで根気よく対応する姿は、とてもプロフェッショナルです。すべての手術がしっかりと行われており、それは結果が見事に物語っています。素晴らしいですね」と話しました。

 他人の立場に立って物事を考える

 時々、地方病院で手術後に合併症を起こした患者が、私のところに治療しに来ることがあります。そのとき、私は全力で助けました。病状が緊急のときは、私は昼でも深夜でも緊急手術を行いました。このようにしているので、来た患者は良い治療結果となっています。私や地方病院の医師のことにも文句を言うこともなく、地方病院で患者が医師に対する騒ぎを起こしたことはありませんでした。

 地方病院の主任たちは裏で、「私たちは何かあったら彼女(私のこと)に頼むよ。彼女は私たちの立場に立って考えてくれるし、しかも患者の立場からのことも考えてくれている。仕事もよくできるし、患者を大切にしているので、手術の効果も出している。患者が満足してくれるので、トラブルも少なくて済む。彼女のような人は今はどこにもいないね」と話したそうです。

 先日、私が手術中に地方病院のある主任から電話があり、「術後の眼内炎の患者がいて、うちの病院で3日間治療したが結果が良くないので手伝ってほしいです」と言われ、快諾しました。

 患者がうちの病院に到着したのは、午後7時でした。そして、すぐ入院の手続きをさせました。その日、私は朝8時30分から夜11時30分まで、たくさんの手術をしていました。手術を終えた後、眼内炎の患者を診察したところ、感染がひどく、すぐに手術をしなければならない状態だと判断しました。助手が「先生、若い人は先生の体力にはかないませんね。先生のような教授は誰も、夜の手術をしには来ませんよ。普通、翌日に行うものです」と話しました。

 それはそうです。私は法輪大法を学んでいなかったら、心身ともにこんな大きな変化はないでしょう。夜中に手術を続ける体力はないと思います。大法は私たちに、他人を優先させ無私の境地に達するようにと要求しています。私は患者のために、自分の体に大きな負担がかかることを無視できたのでしょう。

 深夜、12時過ぎ、再び手術が始まり、眼内炎の患者の手術をしました。手術中、患者の目に感染症があるのを見て、自分の判断が正しかったことを確認しました。もし、翌日にこの手術をしていたら、眼球は助からなかったかもしれませんし、その後、視力も失うでしょう。現在、患者の目は0.3の視力まで回復しました。

 手術の翌日の病室巡回のとき、その患者の家族から「先生が父の手術をされたのでしょうか?」と聞かれたので、私は「はい」と答えました。そして、その家族は私に深々とお辞儀をしました。

 その患者が退院したとき、家族は私に「先生、私たちは心から感謝しています」と言いました。それで私は、「あなたたちが私のことを信じて来てくれたからです。それは私たちの縁なのです。 私はベストを尽くすこと、それが私の仕事です」と話しました。そして、その家族は「先生は普通の人ではないと感じています。先生と話していると、全身が振動し、鳥肌が立ち、エネルギーを感じます」と言いました。それから、私は彼に法輪大法の真実を伝えました。法輪大法のことを理解した彼は喜んで「少年先鋒隊」(中国共産党の下部組織)を脱退しました。彼は「法輪大法は素晴らしい! 先生が言ったことは私は信じます。法輪大法はとても良い功法です」と話しました。

 「紅包」を拒否する

 数年前、ある地方都市の宣伝部のリーダーが、糖尿病を患い、重度の網膜症になりました。いくつかの病院を回りましたが、いずれも「病気が重く、手術の効果がない」と言われました。彼の地元の病院の主任からの紹介で、彼が私のところに来たので、私は彼を温かく迎え入れました。検査の結果、硝子体網膜牽引症候群で、脱離範囲も広くて、病状が深刻であることがわかりました。

 その患者が目のことをとても心配しているのを見て、私は「今は設備や技術が充実しているので、あなたのような患者が治療を受けて良い結果を出す例がたくさんありますよ。緊張しないでくださいね。緊張すると、血糖値、血圧も不安定になるから」と慰めました。入院中、私は彼に優しく接したので、彼の気持ちが落ち着き、感謝されました。

 手術の前、彼と彼の妻は私に「紅包」をくれましたが、私は拒否しました。夫婦は驚いて、「紅包」を受け取らない医者なんていませんよ!」と言いました。確かに、私のように手術件数の多い医者は、「紅包」だけで年間50万元以上の収入になるでしょう。

 そして、私は「私は法輪功学習者です。師父は私たちに良い人間になること、人のために何かをするようにと教えてくださいましたが、私は『紅包』を受け取ったことはありません」と話しました。また夫婦に、法輪大法の素晴らしさと、私と私の家族が恩恵を受けた話もしました。彼は、「先生の話を聞く前は、私たちは皆、法輪功に対する認識は先生の言うことと逆でした。この数日先生と接する中で、先生が患者一人一人に真摯に向き合っているのを見て、法輪功が良いものだと確信しました」と話しました。

 それから、夫婦は偽名で「三退」し、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心からの九文字(中国語は九文字)を唱えました。夫婦は何度も心配そうに「先生、安全に注意してください。法輪功学習者であることを誰にも言わないでください。先生のような良いお医者さんがいないといけませんからね」と言いました。

 私は彼の目を手術しました。 手術後、驚くほど彼の視力が正常に回復しました。それは、彼が大法を理解したことで良い結果を得たからです。

 二十年以上の修煉で、私は法輪大法からたくさんの恩恵を受けました。もし大法を修煉していなかったら、患者や同僚からの信頼も得られなかったでしょうし、今のような技術も習得できなかったのです。

 慈悲なる偉大な師父に感謝いたします!

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/5/26/426176.html)
 
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