雪の中でも大法弟子を待っていた
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 【明慧日本2021年9月21日】ある冬の朝、大法弟子の劉さんは、いつものように法輪功迫害の真実を伝えに出かけました。帰る途中、劉さんは幹部らしき男性と出会いましたが、音楽関係者であることが分かりました。そこで、大法の迫害の真実と中国共産党(以下、中共)の邪悪さを伝えると、彼は全部受け入れ、中共の組織から離脱しました。

 劉さんは、その男性に大法弟子が迫害された真実を、もっと理解してもらえるように真相資料を渡そうとしましたが、手元には1冊しか残っていませんでした。男性は「他の資料はもうないのですか」と聞きました。劉さんは、「明日の朝8時に持ってきますので、ここで待ってもらってもいいですか」と聞くと、男性は「分かりました」と答えました。

 翌日の朝、気温は更に下がり、天気はどんよりとしており、雪が降っていました。劉さんは「このような天気の中、彼は本当に待ってくれているのだろうか」と考えました。しかし大法弟子は、約束を破ってはいけません。劉さんは真相資料を持って出かけました。

 すると昨日と同じ場所で、薄着で見覚えのある人影が、道を行ったり来たりしているのが遠くから見えました。寒かったので、男性は暖かくなるように歩きながら待ってくれていたのです。男性は歩きながらこちらを見ました。劉さんの心は温かくなり、「来て良かった」と心から思ったのです。  

 またある日、劉さんが真相を伝えに出かけたときのことです。路上に男性が座っており、60代くらいに見えました。劉さんはその男性に話かけ、法輪功や大法弟子が迫害されている真実を伝えました。男性は、劉さんが話した真相をすぐに理解しているようでした。「私は長い間、真相の資料を見ていません」と話しました。そのため、劉さんが資料を「一部ずつほしい」と話しました。男性は息子の家に来ており、自分の家はここから遠く離れたところだと言いました。劉さんは男性に資料をそれぞれ一部ずつ渡すと男性は、お金がいるかどうかを尋ねました。劉さんは「お金はいりません」と答えました。どうやらその男性は、資料を作るためには費用がかかることを知っており、大法弟子を助けたいと思っていたようでした。劉さんは「なんて心の優しい男性だろう」と思いました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/17/430835.html)
 
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