文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年10月2日】2020年11月のある日の午後、居住地の町内会、派出所、総合管理事務所国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)から来た十数人が私の家に押し入りました。町内会の人にどうしてこんなにたくさんの人が来のたかと尋ねたら、彼女は、私が「三書」に署名することを拒否したため、私の家を家宅捜索することになったと言いました。
1人の若い婦人警官が、積極的にあちこちを物色して、壁に貼られた「福」の文字の絵を一枚ずつ剥がして、他の人員にも手伝うように指図しましたが、誰も聞かず立ち尽くして見ていました。
数時間後、大法の書籍と、真相資料を作るために使っていた道具や用品がすべてひっくり返されました。あの婦人警官は、捜索してこんなに沢山の物が出てきたのは初めてだと言っていました。彼女はパンチングマシンを見て、「これはどうやって使うのか」と不思議そうに聞いてきました。もう1人の警官が「君は 『科学者 』にでもなったのかね」と言いました。
1人の背が高くて強そうな国保の警官が、レコーダーを片手に、物を指差して、「これらはあなたの寝室から出てきたものですが、あなたのものですか?」と聞かれ、私は落ち着いて「はい」と答えました。その警官は、いきなり大声で「これは全部あなたの物ですか? 本当にそうですか?」と強気で聞いてきました。私はそれを見て、「これらの物はすべて大法のものであり、どうして私のものではないのだろうか、全部私のものだ」と思いました。家のドアが大きく開いていて、たくさんの人が外で見物し、聞き耳を立てている中、私は深呼吸をして、力強く「はい」と言いました。警察官は一瞬呆然とし、何も言えずにぼんやりと私を見ていました。隣にいた婦人察官も呆然としていました。
彼らが正気に戻るまで時間がかかりました。男性の警官はすっかり元気がなくなって、「あなたが言ったことは違法ではないのですか?」と聞いてきて、「私は違法ではありません」と答えました。警官は下向いて「はい、違法ではない、違法ではない」と呟いてました。
彼はレコーダーを私に向け、「他に言いたいことはないか」と再度尋ねました。私は「法輪功を修煉することは合法であり、私は大法の弟子で、すべての衆生を救うことが私の使命です。これらの物は衆生を救うために使用しているので、法輪功への迫害をやめてください。あとで後悔しないように、自分と家族のために道を残してください」と言いました。私が言い終わるとすぐに、男性の警官は他の人員に捜索で見つけた物を運ばせていきました。
この時、あの婦人警官が私の家を出た途端、「悪いことをしている、悪いことをしている 」と言いながら階段を下りました。警官は私を派出所に連行しようとして、私は家を出るとき夫に「私のことは心配しないで、師父が見守っていますから」と言いました。夫はうなずきながら「そうだ、大丈夫ですよ」と答えました。
派出所に来て2日目の午前、3人の警官に連れられて病院に行き、健康診断を受けました。夜、警官に指紋採取を要求されましたが、協力しませんでした。すると3人の警官が私を無理やり引っ張り、握った手を開いて、指紋を採取しようとしました。私は心の中で師父に「邪悪の要求には協力しませんが、彼らの力には適いません」と言いました。
その後、警官は私を地元の拘置所に送り込み、拘束して迫害しようとしました。拘置所に到着すると、そこにいた刑務所の医者が私の健康状態が悪いと言ったので、私は入所しませんでした。3日目の早朝、私は家に帰りました。師父が弟子を守っていることを私は知っています。私は師父からの制約しか受けません。
帰宅後、私は内に向けて探しました。自分の修煉はどこが間違っていて、これほどのダメージをもたらしたのか考えました。自分の中に昨年来より著しく表れた人心を見つけました。人を見下す心、文句を言う心、顕示心、安逸心、嫉妬心、貪欲心、人の非ばかりみる心、自分を実証する心などがありました。私はこれらの人心を適時に取り除けず、これらの腐敗物質は、私が学法、発正念、煉功する間でさえ私を眠くさせ、邪魔しようとしました。これではいけないと思い、法を暗記し始めました。法を暗記するときは、1回見てから目を閉じて覚えようとしますが、目を閉じるとすぐ邪魔されて眠ってしまうのです。しばらくは突破口も見えなくて、学法にもついていけず、心も改善されず、この負の物質に支配され、結果として悪に利用され、取り返しのつかないことになってしまいました。
師父の法輪大法は、私たちの主意識に功を得させることです。師父は「しっかりと法を学んではじめて大法弟子の歴史の使命を全うすることができるのです。 」[1] と説かれています。私は師父の言う通りにしました。その後、量を求めずに法を筆写しました。法を筆写することで、思考を集中させ、頭をしっかりさせ、法理が明確になり、正念が強く、主意識がしっかりして法を学ぶことができました。
今では筆写することが5回目になりました。師父が按排した道を歩み、三つのことをしっかりとやり続けます。
私は「大法師父が法を正し、正しくないものをすべて正し、すべての生命は師父の正しい法理に従って行うべきである、大法弟子が世間の人々を救うのは師父の按排であり、大法弟子を無条件に釈放すること、大法弟子は師父の制約の下にあるだけであり、他の者は関与する価値がなく、動かす者は罪があり、排除され淘汰されるべき」という強力な正念を発しました。師父は「法があるので、どのようによりよく行うかを分かっています。法があるので、間違った道に走っていかないのです。同時に、法も皆さんを成就させています」[2]と仰いました。
師父、いつも弟子たちを見守ってくださってありがとうございます。弟子は三つのことをしっかりやり続け、歴史的使命を果たし、師父と一緒に家に帰ります。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』 〈ブラジル法会へ〉
[2] 李洪志師父の経文:『ドイツ法会へ』