拘置所の警官から見た法輪功学習者
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年10月13日】私は2021年8月、法輪大法について人に話したことで、警察に見張られ、尾行されて連行されました。私の家は家宅捜索され、私は別の都市にある拘置所に拘禁されました。

 そこには、いろいろ人が拘禁されていました。スーパーでQRコードをスキャンすることを拒否した大学生は、7日間拘束されました。また豆腐屋、麻雀屋、警官に殴られた障害者、商品を盗まれた店主など、さまざまな人が理不尽な理由で拘留されていました。信仰を理由に拘留されたのは、私だけでした。

 翌日、警官が来て、私を事務室に連れて行き、カメラで一部始終を撮影しながら記録すると言いました。

 警官は私に、どうして連行されたのかと尋ねました。私はこう答えました。「私は法輪大法の修煉者で、真・善・忍を信じる善良な人間です。私は何の罪も犯していません。私が連行されたのは、法輪大法の素晴らしと、中国共産党(以下、中共)がどのように法輪大法を迫害しているかを、人々に伝えていたからです。憲法によれば、私には自分の信念を実践する自由があります。なぜ私は連行されたのでしょうか? もっと知りたければ、法輪大法について話します。他は何も聞かないでください」

 驚いたことに、警官は私が修煉者であることを聞いて喜んでくれたのです。彼は、「法輪大法は素晴らしいものであり、私たちが目にする修煉者は良い人たちです!」と言いました。その時、彼はカメラの電源が入っていることに気づいて、「ちょっと待ってください。この部分は削除します」と言いました。

 警官は会話を削除してカメラを切ると、マスクを外して警官番号を見せてくれました。そして、中共が法輪大法を迫害し始めた翌年の2000年に交流した修煉者たちのことを話してくれました。

 「その年、私たちの上司は、連行された法輪大法の学習者を厳しく扱うように命じました」

 「私が担当していた独房に一人の修煉者がいました。彼は自分の信念をしっかりと持っていました。彼を見ていると、テレビで言われているのとは違って、とても思いやりのある人だと感じました。彼の言葉と行動に感銘を受けました。20年経った今でも、彼の名前をはっきり覚えています。本当にいい人でしたよ」

   「私は、あの琦さんという学習者を『房長』にした時がありましたが、 他の房長は、『査察』という権力を使って、他の人に衣類や食料を私的に押収したり、刑務所から出るときには靴下や衣類の入った大きな本袋を持ち出す人もいました。 しかし、この法輪功学習者は、査察を忠実に行うだけでなく、何かを隠したり、人からもらった小物を要求したりすることはありませんでした。 私は琦さんから、法輪功の真・善・忍がいかに偉大で、価値があり、良いものであるかを知りました。 解放されたときも、破れた靴下を履いていたので、かかとが出ているのを私に見せてくれました......」 

 この時、警官は少し言葉を詰まらせながら、「何か助けが必要な時は、私に言ってください。ここの電話は監視されていますので、電話をかけること以外は全力で手伝いますよ」と言ってくれました。私は彼の親切さと理解に感謝し、パンデミックの中でも安全に過ごしてほしいと伝えました。

 警官は続けてこう言いました。「私は生活のためにこの仕事をしています。仕方がないのです。でも、ここでは誰にも虐められたり、いじめられたりしないことを保証しますよ。煉功をしてもいいです。あなたたちは一時的にここにいますが、我々はまるで終身刑のようにここにいるのです。より良い未来のために、すべての役員は真実を学び、法輪大法への迫害をやめるべきだと思います」

 私は警官のことを本当に嬉しく思いました。時には命がけで真実を明らかにしようとした私たちの努力は、決して無駄ではなかったのです。

 数日後、私は釈放されました。私は、中共とその関連組織を辞めることに同意した人々のリストを持って、拘置所から出て行きました。私はより多くの人々が法輪功迫害の事実を知り、中共への追従をやめることを願っています。師父の慈悲なる救い済度に応えられるように、三つのことをしっかり行います。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/12/430716.html)
 
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