法を学ぶときに足を組むべきかどうかについて
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文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧日本2021年10月31日】ある人は交流の中で、法を学ぶときに足を組み、痛くても足を崩さない、これは一種の修煉過程だと思っていると言いました。 特に、私は明慧ネットで同修が書いた記事を読んだことがあります。そこで私は、どんなに痛くても足を崩してはいけない、足を組んで法を勉強しようと自分に言い聞かせていました。ここでは、この問題に対する私の見解と、私自身の修煉プロセスについて少しご紹介したいと思います。

 まず、法を学ぶ修煉者の姿勢という意味では、足を組んで法を学ぶことは良いことだと思います。しかし、ここで疑問があります。その時、私たちは足を組む練習をしていたのでしょうか? それとも法を学んでいたのでしょうか? もちろん、私たちは法を学んでいました。

 師父はこう説かれました

 「坐禅をする時は坐禅をすればいいのです。長く足を組めないと分かっており、痛くてたまらなければ、法をしっかり学ぶことができません。法を学ぶことは極めて重要であり、学ぶことを妨げる如何なることもしないでください。足を組んでずっと座っていられれば、もちろんそれは大変結構です! 結跏趺坐のまま法を聞き、法を学ぶことはもっと良いことです。足をずっと組んでいられない人がいて、じっと座っていられなくなれば、足を崩せばいいのです。痺れてしまった時になって足を崩すと、他の人に触られないようにとばかり考えて、法を聞いても耳に入らなくなります。法を学ぶ時は、しっかり学ぶべきです」 [1]

 法を学ぶときには、静かな心を持たなければなりません。 痛みや心の乱れがあると、心が静まらなくなってしまうのです。心が静まらないときに、私たちは法をよく学ぶことができるでしょうか? 特に一部の修煉者がこの方法を推進しており、大法弟子たちが法を学ぶことに深刻な支障をきたしていると感じています。 師父の説かれたことは厳守すべきです。

 ネット上の同修たちが書いた記事は、あくまでも個人的な修煉体験であり、全体の参考にはなりません。 理由は、人によって境地も心性も耐えられる能力も違うからです。

 私は周りの同修に聞いてみると、何年も法を学んでいても足が痛くて、時には痛みがひどくて、じっとしていられず、ふらついたり、腿を押したりすることもあるそうです。このような法を学ぶ状態は正しくないと感じています。

 以下は、私の個人的な体験談です。最初の頃、私は他の同修が足を組んで学法を終えられるのを見て、とても良い方法だと思い、足を組んで法を学び始めましたが、30分もしないうちに踏ん張れなくなり、痛くなってしまいました。私はいつも法を学んでいるとき、読み間違いはいけないものだと自分自身に厳しく要求しています。足が痛いときは心が乱れていて、口ではひたすら法を唱えていましたが、心は全く静まりませんでした。 だから、私は法を勉強しているときには、足が痛くなると、それを下ろしていました。

 心性が良くなるにつれて、少しずつですが、痛みのない45分、1時間と到達できるようになり、今では基本的に『轉法輪』を読んでいるとき、一講ごとに最初から最後まで足を組んだままでも、ほとんど痛みはありませんでした。さらに、最初の頃は片手で本を持っていたのですが、片手で本を持っていても、時々、足に手を当てて休憩していました。その後、休むことなく片手で持てるようになりました。今では本を両手で楽に持っています。そして、私の定力も高まっていて、全てのプロセスが、自分の心性の向上に直結していると感じています。

 私は今日、自分の考えや修煉体験を書いていますが、主に言いたいのは、師父の説かれたとおりにすべきだということです。誰が何を言おうと、どう言おうと、何人が言おうと、最終的には師父の説かれた通りにすればいいのです。

 最後に、師父の法の一節を引用して、同修を励ましたいと思います。

 「皆さんが分かっていなければならないことは、わたしが皆さんのために残した修煉の形式を変えてはならない、ということです。わたしがしないことは、皆さんもしないでください。わたしが用いないことは、皆さんも用いないでください。わたしが修煉の中で話したように、皆さんも話してください。注意してください! 知らぬ間に佛法を変えることは、同様に佛法を破壊することなのです!」 [2]

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『長春輔導員法会での説法』
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「佛性に漏なし」

 【編集者注:この文章は筆者の現時点での個人的な認識を代表しているものであり、同修の皆さんと切磋琢磨し、「比して学び比して修す」のためのものです】

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/27/432926.html)
 
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