文／中国の大法弟子
【明慧日本2021年11月13日】かつては、対立や問題が発生すると、すべて常人の視点で判断し、分析し、理解して、議論されていました。 そこには、高い視点からの意識や思考はなく、結果は予想通りでした。
大法の修煉者は、高い次元で問題を見るべきだと、私は学法や明慧サイトで修煉者の体験談を読んで理解しました。法理が明確になったら、次に実際の修煉というプロセスを経て、自分の認識を変え、これまでの物事に対する見方や理解を変えていきました。
師父はこう説かれました。
「あなたの身体を浄化してから、高い次元へ押し上げ、完璧な修煉システムを一式植えつけてあげますので、あなたは最初から高い次元で修煉することになります。しかし、それは真に修煉する学習者にしかしてあげられません。ここに坐っているからといって、あなたが修煉者だというわけではありません。植えつけてあげることができるのはあなたの考え方が根本的に変わった時です。しかもこれくらいにとどまりません。いったいわたしがどれくらいのものを皆さんに与えたのか、いずれ皆さんもお分かりになると思います」[1]
私と夫は家業を営んでいます。ある日、隣の商売人がお客さんを連れてきて、自分の所で、ある商品が在庫切れしているので、私の所にその商品が有れば売ってくれと頼まれました。夫は用事があって出かけていましたし、私はその商品の市場価格にあまり詳しくありませんでした。この商売人は経営が苦しいのだろうと思い、お客さんを連れてくるのは珍しいことだったので、とても安い値段を提示しました。ところが、彼は卸値よりもさらに安い価格を要求してきたのです。
主人が帰ってきたとき、そのことを話しました。「あの商売人は私たちに悪いことをしているし、何度もお客さんを奪っている。あなたは私たちのビジネスを理解していないことを彼は知っているから、今後は彼に気をつけなさい」と注意されました。私は夫の考え方を理解しましたが、夫と同じようにこの問題を見てはいけないと思いました。修煉者のエネルギーは強力で、その商売人を悪い人だと決めつけてはいけないのだ、私は、自分の身に起こったことをすべて理解するためには、高い次元の理を用いなければならないと思いました。あの商売人を含め、すべての人に親切にしなければなりません。
それ以来、私はより寛容になり、心の中は慈悲の気持ちでいっぱいになりました。私は、正念で問題を見ることに集中しました。相手が修煉者であろうとなかろうと、争いが起きたときには、うわべを見て善悪を判断することはなくなりました。
師父はこう説かれました。
「修煉する人 自らの過ちを探し 各種の人心取り去ること多し 大なる関小なる関、落さんと想ふべからず 正しきは彼 過ちは私 何を争ふものか」[2]
私は師父の教えに従い、問題に遭遇したら一歩下がって内に向かって探するようにしています。修煉者としての視点で問題に対処することができれば、苦難を突破することは難しくありません。悪口を言われても、平然としていられます。昔の恨みなど、もう関係ないのです。
ファーマーズマーケットで出会ったある人は、私が大法を信仰していることで私に敵意を抱いていました。以前、この人は救われないと思っていましたが、今は認識が変わりました。彼は共産党の嘘に毒された衆生であり、とても哀れです。私は修煉者の心で彼に接しなければなりません。自分の心は大きくなり広がり、きれいになった気がします。
師父はこう説かれました。「実は物質と精神は同一のものです」[1]
私は、より高いレベルで生じる思考は、そのレベルで物理的な物質になると悟りました。そのため、より熱心に法を学び、法に同化しようとする意欲も高まりました。
パンデミックの影響でお客さんが少なくなったので、師父の教えを読んだり、仕事が暇な時には『洪吟』を朗読したりしています。私の正念はより強くなりました。自分の宇宙空間を法で満たし、自分と自分の天体の万物を修正したいです。一日も早く大法が求める水準に達し、三つのことをより良く行い、師父に従って真の家に帰りたいと思っています。
以前は、明慧サイトで何か面白い記事を読んだり、修煉者から助けてもらったりするのを楽しみにしていましたが、自分の経験を書き留めようとは思いませんでした。今日、私は自分の理解を書き留めて、私心を捨てて、修煉者と一緒に熱心に修煉します。
法に基づいていないところがあれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。
注：
[1] 李洪志師父の著作：『轉法輪』
[2] 李洪志師父の詩：『洪吟三』「誰が是 誰が非」
