文/中国の大法弟子
【明慧日本2021年11月15日】私の家で本当起きた出来事を書いていると、再び感謝の涙でいっぱいになります。かつて経験した悲惨で恐ろしい情景の一幕一幕が目の前に蘇ってくるのです。
私は、1996年に大法(法輪功)の修煉を始めました。それまでは身体が弱く病気がちで、どこへ行くにも必ずさまざまな薬を持ち歩いていました。例えば、胃薬、不眠症のためビタミン剤や安定剤、肝臓と胆嚢の漢方薬と消炎剤などなどです。大法を修煉してからは以前あった多くの病気の症状は知らず知らずのうちにすべて消えてしまいました。すべてのことには因縁関係があると分かりました。人生の意義は「返本帰真(修煉して生命の本来の姿に回帰する)」であり、いかに良い人になるかも理解できました。法輪大法は超常の科学であり、真・善・忍は普遍的な価値観であることがわかったのです。家族は皆、私の為に喜んでくれています。
法輪大法は私の13歳の孫を救ってくださいました。このご恩に私たち家族は大変感謝しております。このことはまさに「一人が煉功すれば家族のすべてが受益する」[1]です。
孫は現在小学6年生になりました。2019年孫が5年生になった時から異常な状態が現れました。授業をさぼったり、学校へ行くのを嫌がり、宿題をしませんでした。学校では先生に口答えをしたり、同級生としょっちゅう喧嘩したり、先生はいつも保護者に長電話をよこして来ます。母親は、学校の先生から電話が掛かってきたと分かると電話に出るのが嫌になっていました。孫はいやいや学校へ行きますが、三日坊主で、毎日、家族の者はびくびくしながら彼を学校に送って行きました。学校の門に着くと逃げ出すのではないかとひやひやします。彼を力ずくで引っ張っても抑えきれません。しかも彼はカバンや制服を学校の近くのごみ箱に捨ててしまいます。彼は学校に行きたくないのです。かと言って家の中に居たいわけでもなく、家族がどんなに諭しても、慰めても駄目で、通常の意思の疎通ができなくなっていました。
その後、私達は孫の態度が段々とおかしくなってきたことに気がつきました。怒りっぽくて、気が変わり、しょっちゅう大声で怒鳴ったり、叫んだり、泣いたりわめいたりして、話すこことも何が言いたいのかよく分かりません。時には、学校をさぼり、家からさほど遠くないショッピングモールへ1人で遊びに行きました。モールの大きなスクリーンの前でアニメーションを観ているか、さもなければ、ショッピングモール内の携帯電話の専門店に行って、その店にある見本として置いてある携帯電話をいじったり、あるいはその中にある本屋に行って本を読んだりして、一度行ったら飲み食いもせず、一日中そこに入り浸っています。家族が探しに行っても家に戻らず、ショッピングモールが閉店する夜の9時になってやっと家に帰るのです。
家にいる時も、感情をコントロールできないと、狂ったように大声で叫び、人を平気で殴り、罵り、毎朝3時過ぎに起床し、彼が起きると家族は皆休んだ心地がせず、隣近所の人達にも迷惑が掛かります。娘は彼にヒートテックの下着を買ってやりましたが、彼はそれをビルの上から投げ捨て、眼鏡も作ってあげてもすぐに捨てられてしまいました。彼を探すのに便利なように、専門店で天才腕時計というものを彼に買ってあげましたが、何日もしないうちに腕時計をなくしていました。本人に聞いて分かったのですが、家族に自分のことを探されるのが嫌なので、腕時計を雪が積もっている場所に捨てたそうです。
さらに時々彼は独り言でビルの上から飛び降りたいと言って家から飛び出して行きました。家族は過度の疲れが重なり、一日中彼のことを思って、「彼の身に何かあったらどうしよう」とビクビクしていました。
このような状況の下、私達は子供のために休学の手続きを取り、子供を連れて専門医へ連れて行き、検査や治療をすると同時に、さらに子供のために有名な心理学のコンサルタントを訪ねて一対一で授業をしてもらい、心理状態を正常に導いてもらおうと思いました。その後、友人の紹介で伝統的な教育や国学教育の教学機関にも行ってこの種の学校の環境が孫に合っているかどうか調べたりしました。
このようなことをあれこれ繰り返していても、依然として効果はあまり無く、子供の不健全な表情を見ていると、家族皆んなが苦悩し焦りました。子供だけではなく、家族がみな引きずられて駄目になってしまうと思いました。
この不思議な首飾りを掛けてあげてから、孫の感情は日に日に穏やかになっていきました。徐々にそれほど怒ったりイライラして不安定になったりすることが減り、自分の感情をコントロールすることを学び始め、機嫌が良い時は、家族と正常な意思の疎通ができるようになりました。家で毎日、大法の音楽の「普度」、「済世」をラジオで聞いています。純正で美しい音楽は人の心を浄化し、身も心も幸せな気持ちにしてくれます。
5年生の後半になると、孫は通常どおりに学校へ通えるようになりました。毎日学校が終わって家に帰ってから宿題を終わらせると、さらに母親の家事を手伝います。母親はインスタント食品の販売の仕事をしていて、彼は自分ができる範囲でその仕事を分担して手伝います。そのような手伝いをする中にも楽しさがあるようです。
孫は現在6年生になりました。学校の先生が、「あの時は、この子はどうなってしまうのだろうかと思って本当に心配しました。今は問題がないので、順調に小学校を卒業できるでしょう」と話してくれました。
私は毎日孫に向かって誠意をこめて「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」を念じるようにと言い聞かせています。毎日孫を学校に送って行く通学途中でも彼と一緒に心の中で念じています。彼は毎晩の歯磨きの後、何度も念じてから就寝します。時間がある時は、さらに神伝文化の物語を聞かせてあげます。中国五千年の伝統文化の中に含まれるものは広大かつ奥深く、人の善の念を啓発し、良知を目覚めさせます。孫に誠実さと信用を重んじる心、寛大で度量が大きいこと、謙虚さや忍耐することなどを教えてくれます。私達にこれらの伝統文化の物語をちょっと話してもらえないかと彼に頼む時もあります。例えば、「六尺横丁」の話、「学貴有恒」(学問は長続きすることが大事)、「孟母三遷の教え」、「一諾千金」(千金にも値する確かな承諾)、などの物語です。それぞれの小さな物語にはみな子供の善念を啓発し、トラブルにどうやって正しく対処したらよいかを教えることができます。
孫の変化を見ていると、私達一家と親戚や友人は彼の変化に大変喜びしました。病院の治療は彼には合っておらず、心療内科の医者では解決できない問題だったと思っています。反逆、憂鬱、多動性障害などの問題は心をこめて、「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」と念じる中で不思議と消えて行きました。これこそ正に身の回りで起きた神秘的な出来事であり、実際に「法輪大法はすばらしい」を証明したことになります。大法は超常のものであり、大法の師父はこの世の人々を救うという無量の慈悲を現してくださったのです。
我が家で実際に起こった、この話を読まれた方々に良い刺激と励ましの一つとなれば幸いに思います。また、心の中の善良な部分を失わず、「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」という人の命を救う「心からの真言」をしっかりと心に刻めば、生涯恩恵を受け続けることができるでしょう。
師父に深く感謝申し上げます。
注:
[1]李洪志師父著作:「オーストラリア法会での説法」