上海在住の2人が信仰のため起訴 弁護士との面会も禁止
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 【明慧日本2021年12月16日】上海市在住の法輪功学習者・張軼博さん(45歳女性)と何氷剛さん(45歳男性)は、法輪功を修煉しているという理由で10月9日に連行され、長寧区拘置所に拘禁されている。心身の健康法である法輪功は、1999年から中国共産党政権によって迫害されている。

 長寧区検察院が2021年11月15日に彼らの連行を承認したことで、両者は起訴されることになった。

'张轶博'

 張軼博さん

 

 張さんと何さんは、10月9日に仙霞路派出所と長寧区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下国保)の警官にそれぞれ自宅で連行された。警官は2人の自宅を物色し、パソコン、電子書籍端末、その他の所持品を押収した。

 張さんの弁護士は、北京から2度にわたって張さんに会いに行ったが、拘置所から2度とも接見を禁じられた。張さんは、地元の公安局と検察院に苦情を申し立て、何さんの弁護士も同様に面会を拒否された。

 張さんは、上海の外資系企業でビジネスマネージャーをしていた修士号を持ち、張さんの知性と仕事の能力は上司から高く評価され、賞賛されていた。2009年に徐匯裁判所で1年6カ月の判決を受けた。

 何さんは、2000年に復旦大学から法輪功を修煉している理由で退学処分を受けた。2001年に同じ徐匯裁判所で6年の判決を受け、悪名高い上海提籃刑務所に拘禁された。2007年に釈放された後、技術系の会社を立ち上げたが、2010年4月に長寧分局の国保の課長である王珏に再び連行された。拷問で背骨を傷つけられ半身不随になったにもかかわらず、長寧区裁判所は2011年4月に懲役5年の判決を下した。

 1991年に15歳で「盲人用コンピュータ音声補助システム」を発明した何さんは、「第6回上海億利達青年発明賞」と「第6回国家発明賞銀賞」を受賞した。16歳でコンピュータ応用ソフトウェア技術者(シニアプログラマー)の資格を取得した。1994年には復旦大学への入学が保証され、1998年には22歳の若さで復旦大学の大学院に昇格した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/19/433783.html)
 
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