2024年7~8月 学習者1000人以上への連行・嫌がらせが判明(二)
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 【明慧日本2024年9月20日】(前文に続く)

 5、龐秀鳳さんは頻繁に嫌がらせ・脅迫され、悲しみと怒りで夫が死亡

 河北省三河市小港村に住む龐秀鳳さんは、法輪功を学び続けたとして、地元の警官による絶え間ない嫌がらせや、脅迫を受けている。龐さんの義母も迫害を受けたため、半身不随になっている。龐さんの夫は、高圧的な迫害により長期にわたる不安とうつに悩まされ、少し前に亡くなった。

 龐さんの義母・王淑敏さん(77)は、1999年以前から法輪功を学び、心身ともに恩恵を受けた。義母の変化を見て、龐さんも心を修め、本格的に学び始めた。

 1999年7月、中共が法輪功への迫害を始めた当時、王淑敏さんは法輪功の無実を訴えるため北京に行ったが、警官により連行された。以来、常に監視されており、畑仕事に行くときも尾行され、監視されていた。ある日、王淑敏さんが一人で家にいると、派出所の警官5、6人が、隣人の前で塀を乗り越えて中庭に飛び込み、家に侵入してきた。それから恐喝したり、王淑敏さんの手を掴んだりして指紋を取らせた。ショックを受けた王淑敏さんは体調が崩れ、その後半身不随になった。

 2020年の春、龐さんは掘山頭村で法輪功迫害の実態を村民に伝えていたところ、黄土庄鎮派出所の警官に連行された。派出所で警官は龐さんを脅迫し、友人や家族を呼び出して圧力をかけ、法輪功を学ばない保証書に署名させるよう強制し、警官の出張費用として500元を強要した。

 2021年春、黄土庄鎮派出所の警官は龐さんの夫に電話をかけ、圧力をかけた。また、4回も龐さんの自宅に行き、嫌がらせを働いた。龐さんは善意を持って黄土庄鎮派出所に出向き、法輪功について説明した。

 2021年9月30日夜8時頃、黄土庄鎮派出所の警官5、6人が龐さんの家にやってきて、龐さんが拒否したにも関わらず、カメラを龐さんに向けて撮影した。また、「今回の写真はもし合格しなければ、また撮りに来る」と言った。

 2022年の初め頃、黄土庄鎮派出所の警官は何度も家に来て嫌がらせを働き、毎回少なく4、5人の警官が入室し、龐さんと夫は仕事にも行けなくなった。 9月、派出所の責任者・馬長青は、夫が車を運転している最中に何度も、嫌がらせの電話をかけ続けた。馬長青は再び、警官を連れて家まで行き、「龐秀鳳を派出所に出頭させなければ拘束して判決を下す」と家族に言った。

 龐さんの夫は大型トラックの運転手で、懸命に働いていたが、際限のない嫌がらせと迫害に耐え切れず、心身に大きな傷を負った。2023年の初めに膵臓の悪性腫瘍と診断され、2024年5月26日、まだ50代前半だった夫は亡くなった。

 二、8月、270人への連行、254人への嫌がらせが判明

 1、遼寧省撫順市の魏少敏さん 不当拘禁される

 遼寧省撫順市の学習者・魏少敏さん(82)は今年7月中旬、娘の自宅から新撫区駅前派出所の警官により連行され、撫順市留置場に拘禁された。これに先立つ7月2日、駅前派出所の警官は魏さんの娘に電話をかけ、東洲裁判所が魏さんに出頭するように要求し、もし行かなければ、「指名手配リスト」に載せると告げた。

 法輪功を学ぶ前、魏さんは神経症、脳震盪、外傷性脳損傷症候群、高血圧症、心臓病、胃潰瘍、慢性胆嚢炎などの病気を患っていたが、法輪功に出会ってから奇跡的に健康を取り戻した。以前の同僚は魏さんと偶然に会ったとき、「本当に健康に生きている !」と非常に驚いた。

 2014年6月20日午前9時ごろ、魏さんを含む5人の学習者は、順城区の学習者の自宅で法輪功の本を読んでいたところ、ドアを壊して侵入してきた順城区の私服警官7、8人により連行された。魏さんは南溝留置場に拘束され、その後、懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡された。遼寧省女子刑務所で、魏さんは三度にわたり脳梗塞を発症した。帰宅した後も、人の区別ができなくなり、命が危なく、記憶を失い、以前に受けた迫害を思い出せなかったが、法輪功の書籍を学び、煉功をすることで、徐々に回復した。

 2022年8月8日午後1時30分、順城区新華通りの駅で、魏さんは迫害の実態を人々に伝えていたところ、ある若い男性に通報された。そして魏さんは連行され、10日間拘束された。2023年1月16日、撫順東洲検察庁は魏さんの家族に電話し、魏さんに3日以内に検察庁まで出頭するよう命じた。

 今年7月2日、駅前派出所の警官は魏さんの娘に電話をかけ、東洲裁判所が魏さんに出頭するように要求し、もし来なければ「指名手配リスト」に載せると告げた。

 2、解放され間もない高婕さん 再び連行される

 重慶市の学習者・高婕さん(66)は今年7月24日、スーパーで買い物中、石油路派出所の警官に尾行・連行された。高さんは法輪功を学び続けたとして、半年前に中共による1年6カ月の拘禁を終えたばかりである。

 高さんは重慶市の双眼小学校の教師だった。33歳の時に病気になり、病気は年々増加し、悪化した。慢性腸炎、鼻炎、咳、めまい、慢性不眠症、椎骨、踵骨の骨増殖症、重度の血小板減少症などの病気に見舞われ、1996年5月、高さんは死の淵をさまよった。ちょうどその時、法輪功に出会い、真・善・忍の基準に従って心を修め、徳を重視し、良い人を目指した。数カ月後、高さんはすべての病気が奇跡的に治癒しただけでなく、善の心を持ち、良心的で責任感を持って働く教育者となり、生徒と保護者から高く評価されるようになった。

 1999年7月、中共が法輪功に対する激しい弾圧を開始した。その中で、高さんは公職から解雇され、何度も連行され、3回不当な判決を宣告され、3回労働教養を強いられ、2回洗脳班に送られた。

 2年前の2022年6月17日、高さんは家宅捜索され、懲役1年6カ月の実刑判決を宣告された。今年1月3日、66歳の高さんは刑務所から解放されたが、収入がなく、生活保護を申請したが、難癖をつけられ、仕方なく家政婦の仕事を探さざるを得なかった。しかし過去半年の間に、三つの家政婦の仕事を見つけたが、地元の警官の嫌がらせによりすべての仕事を失った。

 生活のために、高さんは再び重慶に戻り、石油路団地に住む高齢の夫婦の家で家政婦として働き始めた。しかし、合川区の国保は石油路派出所と共謀して、高さんを尾行した。7月24日、高さんはスーパーで買い物をしている際に、尾行していた警官に連行された。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/9/10/482005.html)
 
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