2021年、1万6413人の法輪功学習者が連行や嫌がらせを受ける(三)
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 【明慧日本2022年1月17日】(前文に続く)

 五、連行され、暴力を振るわれ、殴打される

 中国共産党(以下、中共)の違法者による学習者への迫害はいたるところにあり、警察官、コミュニティ(村や町)の職員が学習者に対して暴力を振るうことができ、死傷者も出ている。 以下は迫害を受けた事例である。

 1、学習者・郭振芳さん赤峰市松山区留置場で迫害によって死亡

 内モンゴル自治区赤峰市松山区の学習者・郭振芳さんは、2021年6月9日夜、赤峰市松山区留置場で迫害によって死亡した。 警察から連絡を受けた家族が病院に駆けつけると、郭さんは鼻の穴から血を流した痕跡があり、背中と腰から下が紫色で、片足の膝の内側に傷口があることがわかった。

 私服警官数十人が現場を統制し、遺族が遺体に近づくのを許さなかった。その後、遺体は家族の同意なしに直接、松山区の火葬場に運ばれた。

 病院によると、郭さんは病院に運ばれたとき、すでに死亡していたという。 6月8日、松山区裁判所で郭さんと馮玉華さん夫妻に対する違法な裁判が行われたとき、郭さんはとても健康で、車から飛び降りて歩いて裁判所に入った。しかし、一日足らずで留置場での迫害によって死亡した。

 2、学習者・李建設さんが河南省駐馬店留置場で暴力を受け殺害される

 2021年6月20日、駐馬店市驛城支局の国家安全保衛部門の隊長・王鵬雲は、数人を率いて、馬店市雪松路の紡績工場の社宅敷地内に住んでいる、学習者・李建設さんを市の留置場に連行した。

 7月2日、李さんの家族は、李さんが病院の集中治療室に運ばれたことを知らされ、李さんの背中、腕、首などが腫れ上がり、ひどい症状が確認された。7月6日、李さんは無実の罪を着せられたまま病院で死亡した。

 3、河南省の李現習さん、安陽市留置場で1カ月間拘束された後、暴力によって殺害される

 河南省安陽市の学習者・李現習さん(50歳男性)は2021年5月11日、警察に連行され、不法に拘束された。 6月13日、李さんの家族が連絡を受け、李さんは6月12日に迫害で死亡したことがわかった。

 李さんの遺体はガリガリに痩せていて、頭は大きく腫れ上がり、腰、背中、膝下には傷口の跡があった。

 李さんは濮陽市清豊県の出身で、安陽市文峰の陸橋の下、新星街で店を開き、真面目に経営し、一家の大黒柱である。

 4、黒龍江省鶴岡市の李双燕さん 派出所に連行されて一日で暴行死

 黒龍江省鶴岡市興安区の学習者・李双燕さんは、2021年12月16日に連行され、不法に拘留され、翌日の17日迫害によって死亡した。享年45歳。

 2021年12月16日、李さんは法輪功の資料を作る最中に、富力派出所の警察官に連行された。派出所に30時間近く不法に拘留され、瀕死の状態を見た警察官は、12月17日の夕方、夫に彼女を迎えに来るよう連絡した。夫が富力公安局に着いた時、李さんが3人の警官に運ばれ、自力で歩けない状態にあった。 李さんは息を切らしながら、夫に「帰ろう」 と言った。そして李さんは危篤状態に陥り、救急車が到着したときには、李さんはすでに死亡した。

 5、四川省成都市彭州市葛仙山鎮の鄧伝久さんを殴打した廖暁輝の悪行

 明慧ネット2021年11月29日の報道によると,四川省彭州市葛仙山鎮群柏村第9組に住む学習者・鄧伝久さんは、2017年に4年の懲役を不当に言い渡された後、2021年10月に解放された。しかし鄧さんは、葛仙山鎮の廖暁輝副町長らから嫌がらせや激しい暴行、冷水を浴びせられるなどの迫害を受けた。

 葛仙山郷の副町長である廖は、鄧さんを公然と殴ったとき、次のような言葉を口にした。「俺は知っている、理屈を話してもあなたに勝てないが、私は人を殴るのが好きだ、それでも署名をしないというのか?」しかし、鄧さんはきっぱりと断った。廖はいわゆる「三書」に再び署名させるために、11月22日、3人の手下とともに鄧さんを町役場に連行した。再度、鄭さんに「三書」署名するよう強要し、鄭さんは拒否したため、廖らから激しい暴行を受け、冷水を掛けられ、棍棒が3つに折れ、鉄パイプが曲がるほど殴られ、そして別の鉄パイプや警棒で殴り、鄧さんの体は字だらけになった。(写真を参照)

殴打であざだらけになった鄧伝久さん

 白昼堂々、国民を守る役人が善良な人を殴打するのは恥ずべき行為だ。

 六、経済による迫害

 明慧ネットの報道によると、2021年、中共の警察と社会保障局は、学習者の家宅捜索、脅迫、恐喝など様々な手段で、4486万9921元と10万米ドルを奪った。 168人が、給料、年金、業績給、補助金、医療保険、ボーナスを、勤務年数をゼロにされたという。

 迫害事例

 1、江蘇淮陰工程学院の王景玲先生、50万元近い退職金の払い戻しを求められる

 江蘇省淮安市の学習者、淮陰技術学院の退職者である王景玲さんは、2021年5月に真実の資料を配布していたところ、法輪功の真実を知らない人に通報された。その後、不法に3年の懲役を言い渡され、2017年11月から2019年11月まで支払われた退職年金13万9665元、および2021年6月から2019年11月まで受け取った退職年金35万1439.45元の強制返還を求められた。最終的には、王さんは退職年金、裁判費用、財産保全費用など合計49万6264.4元の払い戻しを要求された。

 2、河北省唐山市古冶区の学習者・苗永利と牛瑞英夫妻が警察に30万元以上奪われる

 2012年5月12日午前5時半頃、学習者の苗永利さんと牛瑞英さん夫妻の自宅に、唐山市公安局桂区公安支局、国家安全保衛部門、610弁公室が結託し家宅捜索を行い、個人の所持品プリンター、印刷用紙30万元相当を没収された。苗永利さん滦州市留置場に、牛瑞英さんは在唐山市第一留置場に収容されていた。

 中共は法輪功団体と中国国民に対する迫害は一日もやめていない。中共は毒薬と同じで毒なので、毒の作用を働かないようにと言っても、それは不可能であり、なぜならば、共産党の最終目的は人類を滅亡させることだからである。2021年、中共は「ゼロ運動」と称して、学習者を大規模に迫害している。内モンゴル自治区赤峰市松山区の学習者・郭振芳さん、河南省駐馬店市の学習者・李建設さん、河南省安陽市の学習者・李現習さん、黒龍江省鶴岡市の学習者・李双燕さん、山東省臨沂市蒙陰県東儒来村の学習者・孫丕進さんは,連行されて1カ月で中共の警察と悪人らに拷問され、残酷な迫害により死亡した。 2021年、私たちは1184人の学習者が不当に有罪判決を受け、131人が迫害により死亡した。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/8/436567.html)
 
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