執着心が見つかると耳がよく聞こえるようになった
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 文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年1月21日】少し前のある日の朝のこと、起きて煉功を始める前、突然何かに塞がれているように感じ、何を聞いてもとても遠くて小さかったのです。角度を変えて耳を澄ますと、やっと少し聞こえました。この状態は、よく言われている「耳が遠い」ということです。なぜこうなったのでしょうか。

 最初は少しパニックになりましたが、すぐにいくつかの考えが浮かんで来ました。私は同世代の人より若く見えるのですが、すでに50歳を過ぎており、「耳も遠くなる時がきたのだ」と思いました。しかし、私はすぐこれらの考えを認めてはならないと認識できました。「齢を重ねたから耳が遠くなる」のを私は絶対認めません。私は今までこれらの観念がなく、耳がよく聞こえなくなったら、どうやって大法を実証し、人を救えるのか、日常生活や仕事でも不便だろうと考えたことがありませんでした。これらの考えは、全く私が考え出したものではありません。私はすぐさま発正念でそれらを取り除きました。

 同時に、修煉の道のりには、何のゆかりもない問題は現れないということを思い出しました。それなら、なぜ私にこのような正しくない状態が現れたのでしょうか。しばらくその理由がわかりませんでした。その後、煉功をはじめました。第二功法をやっている時、思わず昨日の夕食の一場面をふと思い出しました。家族に何か言われた時、私の態度は悪く、そのことを煩わしく思ってしまい、「聞かない、聞かない、絶対聞かない…」と言ったのでした。私は一瞬にして分かり、このことが邪悪に隙に乗じられたのです。

 私は自分の問題に気づき、慌てて師父に自分の過ちを認めました。「師父、私は間違いました。私は必ず改めます。必ず真面目に同修からの意見に耳を傾け、いくら嫌味の言葉で自分の観念に符合しなくても、聞き入れます。その人が話したことはもしかすると、師父が彼の口を借りて、私を悟らさせてくださっているかも知れないからです」

 師父に自分の過ちを認めたところ、耳の中のそのものがスーッと消えて行き、煉功音楽が大きく聞こえ、はっきり聞こえて来ました。何でも普通に聞こえるようになりました。すごい! 修煉って本当にすごい、あまりにも不思議です! 「内に向けて探す」とは、本当に師父から授かった魔法の宝物なのです。

 その後認識できましたが、修煉過程において、私たちが遭遇したどんなトラブルでも、特に身体に各種の正しくない状態が現れた時、私たちは浮かんでくる各種の常人の観念に、連れていかれてはいけません。例えば、病や年老いたなどですが、私たちは必ずそれらを見分け、タイムリーに正念でそれらを取り除き、師父の要求通りに、どんなことに遭遇しても内に向けて探し、誠心誠意に内に向けて探せば絶対それらが見つかります。たとえ、すぐに見つからないにしても、師父は、私たちが「内に向けて探す」ことができているのを目にされると、私たちを悟らせてくださるのだと思いました。

 実際、師父は、いつも私たちのそばにいらっしゃいます。邪悪がどんな妨害をし、隙に乗じようとしても、私たちが遭遇する魔難はすべて私たちの心性と関わっており、私たちが早急に向上すべきことと関わっているのです。私たちが遭遇した魔難の大きさは、私たちが本当に心性を向上させようとしていれば、必ず向上できるようになります。私たちが本当に「内に向けて探す」とき、師父の大法の要求に符合し、旧勢力がどんな巨大な難を無理やり押し入れようとしても、師父は、私たちが乗り越えられるくらいまで小さくしてくださるのです。

 師父は次のように教えてくださいました。「それらの難はもとよりあなた自身が持っているもので、われわれはあなたの心性を高めるためにそれらを利用するのですが、いずれも乗り越えられるようにしてあります。あなたが心性を向上させさえすれば、必ず乗り越えられるものです。それを乗り越えようとする気がなければ話は別ですが、乗り越えようと思えば、乗り越えることができるのです」[1]

 師父の法力は無限で、師父は全能で、師父の大法は私たちの業力を溶かし、まるで製鋼炉が木片を溶かすように、私たちが本当に修煉できるか否か、着実に修煉できるか否か、ほかでもなく私たちが誠意をもって改めようとする態度を見て取られているのです。

 この時、私たちが取り除くべき執着や人心をなくし、本当に向上できれば、どうしても私たちの心性を妨害しようとしたあれらの邪悪は、これ以上存在する理由がなくなり、邪悪に利用されて借りを求めに来た「あのようなもの」について、師父はそれらの心のしこりを解かしてくださるのです。もしかすると魔難が解体されるのは一瞬のことかもしれません。

 以上は個人的な認識であり、必ずしも正しいとは言い切れません。もし不足があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いいたします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/10/436609.html)
 
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