「故意に病毒に感染する」結果から疫病には目があると判明
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年2月24日】最近、イギリスが実施した「故意に中共ウイルス(武漢肺炎)に感染する」試験結果が公表された。試験は2021年2月イギリス政府によって批准され、イギリス政府ワクチン特别委員会、インペリアル・カレッジ・ロンドン、医療検査会社hVIVOなどによる共同研究で、当初18歳~30歳未満の中共ウイルスに感染していない健康なボランティア90人を募集し、被験者を故意にウイルスに感染させ、そこから「中共ウイルスが人体に影響を及ぼす過程」を研究するというものであった。

 しかし、集まった被験者は36人で、18歳~30歳で、若くて健康、ワクチン未接種、自ら参加した人の人体チャレンジ試験の結果に過ぎない。全ての被験者に、同量の中共ウイルスを含む溶液を鼻に噴射した。この量は、ウイルス感染者が最盛期に鼻から出す微量のウイルス量の飛沫に相当する。

 それらの感染試験で、反応が早く出た人は、42時間以内に症状と陽性反応が出た。しかし、試験結果が意外だったのは、感染したのは半数の人だけで、18人の被験者は直接ウイルスを噴射されても、依然として感染しなかった。これは不思議ではないだろか?

 そのため、研究者たちは「なぜ、他の半分の人はウイルスに感染しなかったのか。これまでに感染したこともなく、免疫もない人が、なぜかえって新型コロナウイルスに抵抗できたのか?」と関心を寄せた。彼らは、これが将来の研究の重点になるだろうと考えている。

 彼らの研究の出発点は、歴史上に疫病の中で幸運にも生存した人から始まるのかもしれない。古今東西、歴史上、自ら疫病に向かって行った人も少なくないが、ウイルスに侵入されなかった人もいる。

 例えば、西暦541年~591年の間、古代ローマ帝国が、キリスト教を迫害し、4種類の恐ろしい疫病が発生した。『聖徒伝』の作者兼歴史学者のヨハネが、最初の疫病の証人となり、教会歴史学者のエバグリウスが、4種類の疫病を自ら経験している。彼らは当時の惨状を記録し、後代の人に警告している。

 エバグリウスは、「人それぞれ感染経路が異なり、はっきりとは言えないが、説明できるのは、幾人かの人は感染者の中で生活し、感染者だけでなく、死亡した人とも接触したが、しかし彼らは全く感染していない。またある人は、子供や家族をすべて失い、自らも死のうと思い、早く死ぬために病人と密に接していたが、しかし、疫病は彼らの思い通りになりたくないかのように、いくらもがいても、彼らは依然としてそのままであった」と書いた。

 例えば、アメリカのあるメディア報道では、1918年のパンデミックで幸運にも生存した、アメリカ・ニュージャージー州在住の100歳を超えるアストリッドさんは、「健康」、「愉快」、「長寿」、「幸運」が、彼女の生涯を描写しているという。当時、死亡者が5000万人にもなった大疫病の中、父親と姉とは離れ離れになってしまったものの、当時8歳だったアストリッドさんは、母親と共に幸運にも生き延びた。

 中国古代にこのような例は少なくなくて、三つの例を挙げる。例えば、晋朝に、瘐兖(ユーイン)という人がいて、ある年、彼の家族が疫病に罹り、2人の兄はこの病気で亡くなり、2番目の兄も危篤状態だった。疫病は日増しに深刻になり、父母と弟たちは外地に避難することにしたが、ユーインだけが離れるのを嫌がり、父母の言いつけを聞かず、2番目の兄を看病した。数十日後、村の疫病はだんだんと消えていった。家族が家に帰ってから、ユーインと2番目の兄を見ると、病がすでにだいぶ良くなっていて、また、ユーイン本人は元気いっぱいで全く感染していなかった。

 清朝の学者・朱梅も『埋憂集』の中で、疫病が発生した状況を記述している。「ある一家の数十人が、お互いの息に触れ、折り重なるように亡くなった」、「ある王玉錫という名の書生は、陳君山に師事しており、陳君山一家に疫病が発生し、一晩で家族5人が亡くなり、親戚や隣人も誰もドアを覗く勇気が無かった。王玉錫はきっぱりと『先生の家族が埋葬されないのを黙って見ていられない』と言った。それで家に行って、死者を一人ずつ棺桶に入れたが、最後に、まだおくるみを着た子供がわずかに息をしているのを発見した。王玉錫はすぐに子供を抱いて病院に行ったので、一命をとりとめ、王玉錫も無事だった」。

 また清朝の道光15年、杭州で疫病が発生し、多くの人が亡くなり、市中で棺桶が売り切れるほどだった。杭州の金という人が、前年の大晦日の夜、玄関の外で鬼の声を聞いたと言う。にわかに、「この家には貞節な女性がいる」とある人の声がした。次の日の元旦、最初にドアを開けると、壁に大きな赤い丸が描かれていて、それを見た金さんはいぶかしく思ったが、子供がふざけてやったと思い、気にもとめなかった。夏に疫病が流行し、近隣は誰も免れた者がおらず、金さんだけが無事だった。それから大晦日の赤丸は、鬼神が識別するためのものであるとされた。金さんの姓は銭で、金子梅都轉の伯母にあたり、貞節を貫き、後家となって30年であった。(※都轉:清代の官職名。都轉は塩運使司で、清朝の地方機構の一つであり、主に各地の塩の問題を処理していた。その使司は塩運使、同知などの官職を設置し、塩法政令を掌握した。1910年代、清朝が滅亡してから、この機構は廃止された)

 これらの疫病と遭遇した生存者は、なぜ生き残れたのだろうか? 彼らは皆、善良な人生の下地があった。先ほどのアストリッドさんの周囲の人が言うには、彼女の長寿の秘訣は、一生において「人に善良である」ことだという。ユーイン、王玉錫も、正直で善良な人ではなかろうか? 金さんは貞節を守り、神鬼さえも敬服した。いわゆる「天道に親類なく、いつも善人と結びついている」ような例は、古今東西にたくさん記録されている。イギリスの試験での18人の未感染者は、このような善良な人なのかもしれない。

 病毒は善人に侵入しない。疫病には目があることが証明された。確かにその通りである。古代に神を信じる人は、人間界の疫病の本質は、全て神が人間界の善悪によって按排したもので、時に疫病神と疫病鬼の出現は、人々にこのことを深く分からせるためであると信じられていた。

 歴史の記載では、南宋元嘉5年の秋のある日、「衣服が悪臭を放つ盲目」の老婆が、突然ある人の家の玄関に立ち、それから姿を消した。翌年の3月、その家の家族は皆疫病で死亡した。

 明の時代、銭希言の著書『獪園』の中ではこのように記述されている。湖北省京山県のある家に、蒋(ジャン)という名の人がいて、家に息子がいた。ある日の夜、突然誰かに外へ誘われ、外に出てみると、数百人の色とりどりの服を着た子供がいて、蒋の息子がまだはっきり見ていないうちに、それらの子供は突然一気に全て消えてしまい、地面にただ数百枚の小さな旗だけが残った。蒋の息子は恐れおののいてへたり込み、小さな旗に目を向けると、そこには「天下大乱」の4文字が書かれていた。この時太陽が出てきて、数百枚の小さな旗は消えていった。彼は何度も考えたが、何をすべきか分からなかった。まもなく、近隣で疫病が流行し、蒋の家族も数十人が死亡し、それがやっと疫病鬼だったと分かった。

 明慧ネットが2020年3月に発表した文章『疫病神が見えた』と、2021年2月の『再び疫病神が見えた』は、功能を持つ修煉者が、疫病神が疫病を広める状況を見て書いた文章である。それは現在世界中に蔓延している中共ウイルスで、ウイルスに罹患した人は皆「三退」しておらず、中共邪党に同意している人や、中共と親しくしている人たちであった。

 2021年1月23日、この功能のある修煉者が坐禅しているとき、黒い疫病鬼が暗い通路から這い上がってきて、密閉通路を全て突破した。それからまた無数の疫病鬼が出現し、鬼の影が揺らめいているのを見た。これははっきり言って、人類はすでに非常に危険な境界にいるのである。

 疫病の発生は定められたものであり、按排がある。人が行なった全ての防疫対策は明らかに「間違っていた」のであり、徒労である。疫病が猛威を振るう中、もしその災難を避けたければ、人は真に天を仰ぎみるしかなく、自我を反省し、根本の原因を見つけ出すしかない。中共ウイルスはすでに、それらの中共を信じる人や、親しくしている人に向かっている。中共から離れ、中共邪悪組織から抜け出す事(中共の党、団、隊組織から脱党すること。通称:三退)、それが最も良い疫病を避ける方法である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/16/439038.html)
 
関連文章