80代の年配女性、警官とのエピソード
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 文/中国遼寧省の法輪功学習者の口述  

 【明慧日本2022年4月2日】

 (一)年配の女性「それならあなたも良い人ですね」  

 2019年のある日、83歳のおばあちゃんが集合住宅付近で、法輪大法真相小冊子を配り、シールを貼り付けていたところ、真相を理解していない男性に通報されました。  

 そして、パトカーがすぐにやってきて、おばあちゃんのすぐ横に止まりました。警官1人が降りてきて、「このおばあちゃんですか」と通報者に聞きました。通報者は「そうです」と答えました。そして、警官がおばあちゃんに、「あなたは何をしたのですか?」と聞くと、おばあちゃんは、「何もしていません」と言い、手で胸をたたいて、「私は悪いことをしたことはありません。だから市民に対しても、あなたたち警察に対しても、迷惑をかけていません」と話しました。  

 その言葉を聞いた警官は、おばあちゃんの身振りを真似て、胸をたたいて、「私も悪いことをしたことはありません」と言いました。 おばあちゃんは、「それならあなたも良い人ですね」と言い、それを聞いた警官は、笑顔で車に乗り、立ち去りました。

 (二)警官「私が助けてあげました」  

 2020年夏、84歳のおばあちゃんは、野菜市場の近くで、ある若い女性に法輪功迫害の真実を伝えていました。この女性は、おばあちゃんの手をつかんで放そうとせず、大きな声で「あなたの行為は共産党に反対する行為だ」と叫び、警察に通報する勢いだったようです。

 この緊迫した状況で、付近の商店から、すばやく1人の男性(警官)が走って来ました。そして、女性に対して「80歳を過ぎた人があなたに『法輪大法は素晴らしい』と教えているのに、どこが共産党に反対する行為なのでしょうか? 共産党の高官たちは汚職をして腐敗しているのに、それこそ共産党に反対する行為ではないでしょうか?」その女性は何も答えられず、しおしおと立ち去りました。  

 当時、おばあちゃんは男性に感謝の言葉を言わずに立ち去りました。後に、おばあちゃんは感謝を伝えなかったことを後悔しました。ある日、おばあちゃんは同じ場所で資料を配っていました。1人の男性が訪ねてきて、自ら資料を求め、おばあちゃんに「私のことを覚えていますか? この前、女性があなたの手をつかんで放さないとき、私が助けてあげましたよ」と言いました。

 おばあちゃんは心の中で、この男性に再び会わせてくださった師父に感謝しました。前回感謝できなかったことが今はできると思い、「若者よ、神佛は人心を見ておられます。あなたは法輪功学習者を助けてくれたので、必ず福報に報われると思いますよ」と話しました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/9/422655.html)
 
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