2022年4月、19人の法輪功学習者が迫害で亡くなったことが判明(二)
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  【明慧日本2022年5月20日】(前文に続く)

 5、成都市の学習者・黄素蘭さんは3日間迫害されて死亡

 成都市郫都区の学習者・黄素蘭さんは、2022年1月20日に彭州市の警官に連行された後、わずか3日後の23日に迫害されて死亡した。享年51歳。

 健康だった黄さんは2022年1月20日午後1時頃、住んでいる団地内で彭州公安局の(国内安全保衛部門)、彭州公安局刑事捜査旅団および派出所の警官らによって連行された。夜中の12時頃、彭州公安局刑事捜査旅団に拘束された。

 翌日の21日夜、彭州市の病院で身体検査を受けた後、黄さんは再び彭州公安局刑事捜査大隊に送られ、調書を作成され、指紋を取られた。その後、手錠と足かせをつけられ、頭に袋をかぶせられて成都市の雲端ホテルの416号室に閉じ込められ、24時間体制で2人により監視された。

 2022年1月22日、黄さんは再び不当に尋問された。 1月23日の夜、黄さんはさらに再度尋問され、取調室の向かい側に拘束されていた人たちは、人を殴り椅子を引きずる音が聞こえたという。その夜12時か1時頃、黄さんは救急車で病院に搬送された。

 1月24日午後、黄さんの家族は葬儀社から遺体を受け取るようにとの連絡を受けた。黄さんの死因は今でも分からないままである。

 6、内モンゴル赤峰市の楊秀栄さん 迫害により死亡

 内モンゴルの赤峰市紅山区の学習者・楊秀栄さん(女性)は法輪功を学んで、心身共に健康になり、幸せな暮らしができた。しかし、1999年7.20、中国共産党の江沢民グループは法輪功迫害を開始した。法輪学び続けていた揚さんは、連行、拷問、罰金、労働教養処分、実刑判決などの迫害を加えられた。2020年8月から、楊さんはさらに、年金の支給を停止された。経済的に困難に陥った楊さんは、生計のため、文書を作成して各関係部門に足を運び、年金の支給停止を取り消すように要求した。しかし、肉体的にも精神的にも疲れ果てた楊さんは2022年2月25日この世を去った。享年77歳。

 7、チチハル市の李佩賢さんは迫害され死亡

 チチハル市の学習者・李佩賢さんは、黒龍江省女子刑務所で迫害され、細く痩せて腹部が大きく腫れ上がり、両足が浮腫み、2022年2月23日に死亡した。

'李佩贤在黑龙江省女子监狱被保外就医时,腹部肿大,双腿严重浮肿。'

仮釈放された時の李佩賢さん 腹部が大きく腫れ上がる

 李さんは1999年、北京へ陳情に行った時、留置場の所長・林に白い管で滅多打ちにされ、背中と足が鬱血して青紫色になり、仰向けになって眠ることができず、うつ伏せになって寝ていた。2002年、天安門広場で法輪功の無実を訴えたとして、労働教養を強いられ、チチハル市の双合労働教養所で3年間拘禁された。そこで、李さんは法輪功を中傷するビデオを見せられ、寒い冬にはベッドも布団もなく、暖房もない部屋に投げ込まれ、迫害され大量出血したため、2003年2月に仮釈放された。

 2010年、李さんは法輪功迫害の実態を人々に伝えたとして、連行され、黒龍江省女子刑務所に拘禁され、ベッドに押さえつけられ、手足をまっすぐに引っぱられ、3カ月間ベッドに手錠をかけられた。また、受刑者らによって持ち上げられ、地面に投げ落とされたりして、ひどく損傷を受けた。迫害されたことによって、李さんの腹部に腫瘍ができ、腹部が大きく腫れ上がり、足はひどくむくみ、2015年に車椅子に乗った状態で釈放された。

 2022年の初め、李さんは腹部の腫瘍が再発し、2月23日に亡くなった。

 8、かつて馬三家労働教養所で残酷な迫害を受けた張麗艶さんは死亡

 張麗艶さんは24年前から法輪功を学び始め、わずか3カ月で患っていた多くの病気が回復した。元気になった張さんは法輪功の要求に従って自分を律し、より良い人になるように努力したが、法輪功の信仰を堅持していたとして、2005年、馬三家労働教養所に拘禁された。教養所で張さんは強制的に灌食されたり、吊るし上げられたり、睡眠の剥奪をされ、薬物迫害などの残酷な迫害を受けた。張さんは心身ともに大きなダメージを受け、2016年糖尿病を発症し、その後、徐々に悪化していった。2022年3月22日、コロナウイルスの流行で住んでいた団地が封鎖されたため、一人暮らしの張さんは、自分の世話をしてくれる人も来ることができず死亡した。享年64歳。

'张丽艳'

張麗艶さん

 張さんは遼寧省丹東市振安区に在住だった。2005年、張さんは金鉱会社の社宅で人々に法輪功が迫害されている実態を伝えたが、当局が法輪功への誹謗中傷する宣伝を信じた人に通報され、連行された。同年3月、労働教養処分2年を受けた張さんは馬三家労働教養所に送られた。2007年、帰宅した張さんは再度の迫害から逃れるため、遼寧省営口市大石橋市に引っ越しした。

 9、繰り返し迫害を受けた大慶市の趙成孝さん、高秀蘭さん夫婦は死亡

 黒竜江省大慶市の学習者・趙成孝さん、高秀蘭さん夫婦は、法輪功を学び、「真・善・忍」を信仰したとして、長年にわたって、中共当局から嫌がらせ、連行、拘禁、判決、罰金などの迫害を加えられた。趙さん夫婦は心身ともに大きな損害を与えられ、健康状態が悪くなり、前後して死亡してしまった。高さんは2021年4月27日、75歳で死亡した。趙さんは2022年2月19日に死亡し、享年76歳。

'高秀兰'

高秀蘭さん

 趙さん夫婦はともに大慶油田に勤め、採油第三工場の職員だったが、勤務年数をお金で換算され、退職させられた。そして、サルト区採油第三工場の社宅に住んでいた趙さん夫婦は譲胡路区創業城に引っ越しさせられた。

 結び

 中国共産党による20年以上の法輪功迫害の中で、公安局の警官や派出所の警官、刑務所の刑務官などは、江沢民グループの法輪功迫害の政策に従って、地元の法輪功学習者に直接危害を加え、重大な罪を犯した。そのため、彼らは一連の悪報に苦しめられ、突然死や職場を解雇されたり、投獄されたりして、家族にまで悪影響を及ぼした。

 法輪大法は正法である。佛を滅ぼそうとした人は天罰が下されるでしょう。古人は「君子危うきに近寄らず」と言う。よって、司法関係者の良心的で賢明な選択に期待する。「真・善・忍」を心に刻み、法を守り、日々幸せに過ごせるように願っている。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/5/8/442239.html)
 
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