山西省の付長生さん 3度目の不当判決を下される
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 【明慧日本2021年8月8日】山西省長治市の法輪功学習者(以下、学習者)の付長生さん(63歳男性)は、真・善・忍を信奉していることを理由に、潞州区裁判所の副所長・黄河龍に懲役9年の重刑を宣告された。今回の判決は付さんにとって3度目で、2006年に懲役3年、2016年に懲役4年の判決を受けたことがある。計16年の不当な判決により、誠実で温厚な付さんと家族は深刻なダメージを受けている。

 付さんは長治市潞安グループ王庄炭鉱の元職員。勤め先でみんなに良い人だと評判の付さんは、仕事は真面目にこなし、謙虚で誠実な人柄である。しかし、法輪功を学び続けているとの理由で、当局に繰り返し迫害を加えられた。

 2006年と2016年の2回の実刑判決を受けた付さんは、山西省晋中刑務所に収容された。同刑務所は学習者の迫害を行う刑務所の一つである。付さんはそこで、いじめや侮辱、奴隷労働などの迫害を受けた。

 2020年1月21日にやっと出所し、帰宅したが、6カ月後の6月18日に付さんは、当局の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報され、長治屯留公安局の国内安全保衛部門の警官、610弁公室のリーダーによって連行された。

 そして、2021年4月、付さんは裁判所の副所長・黄河龍に重刑9年の判決を下された。黄河龍はかつて、数回も学習者に判決を下し、多くの冤罪を作った。

 年金の支給を停止される

 付さんの妻は持病があり、仕事ができない状態である。付さんが連行されてから、当局は付さんの年金の支給を停止したため、家は無収入となった。

 こんな状況になっているにもかかわらず、付さんの元勤め先は付さんの家族に以前支給した年金を返すように迫り、「返さないと、子供たちとその配偶者の仕事を辞めさせる」と脅迫した。長女は「それなら、家を売るしかない」と言うしかなかった。

 付さんへの不当判決で、家族は大きなショックを受け、怒り悲しんでいるが、610弁公室、政法委員会(治安・司法などを統括する機関)の警官に脅迫と嫌がらせをされ、「ゼロ行動」の紙にサインを強いられたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/3/429056.html)
 
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