オンラインゲームを拒否する
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年11月2日】私はインターネット会社で働いた経験があります。会社の中に、オンラインゲームを開発する部署があります。彼らが仕事について議論することをよく見ていました。大体の内容は、人間の弱点をどのように利用して、底なしと言ってもいいほど、中毒性を最大化し、やめられなくする方法を研究することです。狙いは、プレーヤーに絶えずチャージさせることで、開発者と投資者に大きな利益を得させることです。彼らはゲームの細部までかみしめ、プレーヤーが知らないうちにますます夢中になり、最終的にチャージさせます。チャージの金額やチャージの時間も含めてしっかり計算し、人間の心理と弱みを一つ一つ突き破るのです。ゲームの研究開発チームは、十数人のソフトウエア開発者のほかに、心理学の専門家や教育界の専門家などで構成され、奨励のメカニズムとプレーヤーがやめられない方法を研究しています。特に、どうすれば子どもたちにさまざまなゲームセンターに来てもらい、そして離れたくなくなる方法を語る教育界の専門家もいます。デベロッパーはこれらのテクニックをゲームに応用するのです。その話を聞いていた私はぞっとしました。ですから、ずっとオンラインゲームは鼻で笑っていました。

 最近、ソーシャルアプリの広告が爆発的に増えています。大量のゲーム広告があふれていて、とても嫌なので毎回消していますが、ビッグデータは常に自動的にプッシュ/選択?されます。この半年の間、私の警戒心は少しずつ緩んできました。あるゲームの広告がずっとプッシュを繰り返していて、簡単で面白そうに感じましたので、さりげなくクリックしてしまいました。すると、思いも寄らないことに、このゲームはただの餌で、その後ろには別のゲームがありました。画面がとても快適に見えましたので、「どうせチャージしないし、トイレなどの時間で、少し遊ぶだけから」と思い、つい遊び始めました。実は、その奨励メカニズムは、開発者が用意した落とし穴だと分かっていました。

 このゲームの設計は、毎日少しの時間をかけて参加すれば、レベルアップし、装備など褒美を取らせる仕組みです。これこそゲーム開発者が意図的に仕掛けた落とし穴です。小さなコストで楽しい経験が得られます。しかし、ゲームの中に徐々に体験感を増やすことで、プレーヤーに投入し続けさせるわけです。これらを知りながら、私は「時間をかけずに、毎日ちょっとだけ遊ぶ」と決め、ゲームを始めました。3日後、6元で10日間自動ログインしてゲームに参加できる機能があることに気づきました。お得だと思い、6元チャージしました。最初は5分だけゲームして、褒美を受け取るつもりでしたが、知らず知らずのうちに、毎回、もっと多くのタスクをしてもっと多くの褒美を受け取ろうとしていました。そうする中で、もっと褒美が欲しかったので、毎日1時間以上ゲームをするようになり、そして10日おきにチャージしていました。

 私は毎日決まった時間に学法をし、大法弟子としてのやるべきことがたくさんあります。ただでさえ時間が足りないのに、ゲームで大切な時間を無駄にしてしまうだけでなく、精力も消耗しました。私は、ゲーム開発者の策略に慣れすぎて、自分が罠にはまったことに気づき、これからは控えたいと思っていました。

 夜中の12時、発正念をする時、私は次のような光景が見えました。自分がゲームの世界に入った瞬間、修煉の扉はバタンと閉まり、私を閉め出しました。

 「もうゲームは、やめなければならない」と悟りました。

 その後、3日間やめました。 4日目になると、そのゲームから、ボーナスイベントがあるので、SNSのグループに参加するよう通知が来ました。ちょうどその時、私はトイレにいて時間もあったので、ついクリックしました。 その結果、再び自分をコントロールできなくなりました。

 それから1カ月以上経ち、私は毎日、トイレにいる間など、絶対的な自由な時間を使ってゲームをして褒美をもらうようにしていました。ゲームが人間性の弱点を握り、それを利用していることをはっきり分かっていながら、「どうせ毎日そんなに時間をかけていないから、大きな問題はないはず」と思ってやめませんでした。ある夜、私は師父の説法を読んでいました。また、人間の弱点に付け込み、それを利用するゲームであることも明らかになりました。ちょうど大量得点がもらえて、次のステージに移行できるチャンスの時間になりました。この時間を過ぎると褒美はもらえません。私は画面を開いて、ゲームの自動機能を利用してそのまま流すと3、4分後、褒美をもらいました。しかし、心の中ではこのように学法すると、師父を尊敬せず、学法に対しても真剣ではないと感じました。以前、学法する時はとても真面目で、途中で水を飲むなどのような他のことをしたことはありませんでした。 

 翌朝、うとうとしていると「ゲームの件はすでに解決した。もう、これからは遊ばないで、お金も入れないでね」と、とても優しい声が聞こえました。

 私は驚きました。「ゲームをすることは、明らかに自分のゲームに対する自制心のなさです。そんな自分をも神様が助けてくださるのか?」と思っていました。寝返りを打ってしばらくしてからゲーム画面を見ていたら、ゲームグループのリーダーから「グループを再編統合する必要があり、あなたの活動は他の人より高くないことから、グループから外すことになります」と通知が来ました。これは師父が助けてくださったと思いました。これがきっかけで、私は思い切ってグループを脱退し、ゲームをやめました。そしてその日以降、ゲームで遊ぼうとは思わなくなりました。

 オンラインゲームは、あらゆる手を尽くして、人心を掌握されて中毒になってしまいます。それは魔がわざと人を消耗させているのです。修煉者として、深くのめり込んではいけませんし、「ちょっとだけ遊ぶから、大した問題はない」と思ってもいけません。修煉はとても厳粛で、ゲームをしていると、修煉の扉が閉じられ、私もその扉に閉め出されました。私たちが自分たちに責任を持ちたいのなら、ゲームをしてはいけません。

 ほとんどの大法弟子はこれらのものに触れないのです。私のように自分に厳しく要求しない弟子はごく少数です。しかし、若い同修の一部はやはり陥りやすいと思いますので、私の体験談を書くことで、私のように自己制御できないことではなく、皆さんが大法弟子としてやるべき事を怠らず、修煉できるようにしたいのです。ゲームだけでなく、ネット中毒になりやすい者や時間を無駄にする者、例えばTikTokや様々なショートビデオなどに注意が必要です。今の時間はとても貴重で、法を正すプロセスの最後になるにつれ、速くて回転する車輪のように、あっという間に一日が終わります。大法弟子として、より多くの時間を「三つのこと」に費やすべきで、末世の様々な妨害に警戒すべきです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/26/451115.html)
 
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