文/唯真
【明慧日本2022年12月11日】江沢民が死んだ今、ここ2~3年の疫病流行中の「ゼロコロナ政策」を肌で感じてきた人々の中には、習近平が最も憎く、江沢民のほうがまだましで、自分の生活を好転させたと感じる人がいる。実は、これは閉鎖的な環境の中で最も陥りやすい錯覚であり、中国共産党(以下、中共)による長年の洗脳の結果でもある。
一体、誰が中国の庶民の生活を良くしたのだろうか? 庶民自身である。
中国の庶民は辛酸をなめ苦労に耐えることができ、どのような社会でも、どの年代でもまともな生活を送ることができるのである。なぜ中国ではできないのか? 中共があらゆるレベル、あらゆる時期において中国人を抑圧し、中国人の基本的人権を剥奪しているからだ。
中国人によって養われてきた中共は却って中国人を洗脳し、中共に対し恩義を忘れないよう仕向けるのだ。
どの党首も中共の利益を代表しており、庶民の利益を代表していない。
江沢民の在任中、中共が肉を食い尽くし、骨だけを人民に残すようなものだった。中共が骨を与えたのではなく、中国の庶民が持ち合わせた福徳のおかげなのだ。木の種に例えれば、適当な土壌、日光、水分があれば自然に発芽し、根を下ろし、成長していく。中共は土でも日光でも水分でもなく、ネズミのようなものだ。種が苗に育つ前にネズミに食べられてしまうかもしれず、実をつけるとその果実を奪っていきながら、その果実はもともと自分のものだと言う。
習近平のゼロコロナ政策は経済を衰退させ、人々を苦しめたが、そのゼロコロナ政策はそもそも、他人がまねできない中共の腕前なのだ。習近平はその戦術にハイテクを加えただけで、根底にあるのは中共思想の何物でもない。そして、習近平政権の発足も江沢民の意思と支持によるもので、両者間の取引は絶え間なかった。中共そのものが最大の暴力団である。その中に良い人がいるとでもいうのか? 手に庶民の血がついていない人がいるのか? 幻想を捨てよう。
中共の本質をはっきりと見抜いて、中共党首に幻想を抱かなければ、神が中共を滅ぼす際の副葬品にはならないのだ。