江沢民の度重なる耐え難い罪悪
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文/林展翔

 【明慧日本2022年12月18日】江沢民は法輪功迫害を開始した1999年当初、「法輪功を3カ月で一掃する」と宣言した。そして法輪功学習者(以下、学習者)に対しては「名誉を汚し、経済的に破綻させ、肉体を消滅させる」、「殴り殺しても気にせず、死んでも自殺とする」、「死んでも原因を調査せず、直接火葬せよ」と中国全土の政府機関に密命した。しかし、3ヶ月どころか江沢民が亡くなった今もなお、法輪功は厳然として世界の100以上の国や地域に広がっている。

 江沢民は死んだが、犯した度重なる耐え難い罪悪は消えない。中国共産党(以下、中共)の江沢民グループは、国家のあらゆる力と手段を動員して、かつてないほど厳重に法輪功を迫害した。江沢民が犯した罪は枚挙にいとまがない。数えきれないほどの学習者とその家族、そして中国社会に与えた被害は、未曾有なものである。

 学習者に信念を放棄させるため、中共当局はひどい拷問を加えた。中には死亡する者、障害や精神異常などを負った者もいた。ある学習者は生きたまま殴られて死亡、ある学習者はスタンガンで電気ショックを受けて死亡、ある学習者は野蛮な灌食でチューブを肺に差し込まれ窒息して死亡、ある学習者は薬物を注射されて即死、ある学習者は凍死、ある学習者は内容不明な薬物を注射されて帰宅後数日で死亡した。

 ある6人家族の場合、迫害され1人しか残っていない。ある夫婦はともに迫害により死亡、ある親子は迫害を受けた後に10日前後で死亡した。さらに残酷なことに、多くの学習者が生きたままで臓器狩りされて、その遺体は勝手に火葬された。これは当局が、学習者への犯罪の証拠を消そうとしたのである。

 中共による法輪功への迫害は、21世紀における最大の人権侵害となった。江沢民の手は、多くの罪もない善良な学習者の命を奪った。

 一、さまざまな拷問による死亡

 中共は、学習者を勝手気ままに連行し、学習者に「転向」させるために拷問を行い、「転向しなければ火葬してやる」とまで脅迫を行っている。

中共黑狱迫害法轮功学员所实施的种种酷刑

イメージ図:刑務所で学習者に加えたさまざまな拷問

 中共当局は、学習者にさまざまな拷問を加えた。酷い殴打、電気ショック、薬物投与、精神的虐待、強制灌食、熬鷹(「疲弊した鷹」のことをいい、睡眠のはく奪)、吊るし上げ、手足枷、伸刑(体を四方に引っぱる)、飢餓刑、排泄禁止、針で刺す、拘束衣、強制中絶、縛り付ける、体罰、凍らせる、傷口の痛めつけ、動物を利用する虐待、鞭打ち、窒息、炙り、熱湯・熱油による火傷、火刑、坐刑、引きずる、水刑、性的虐待、独房の監禁、奴隷労働などである。

 それぞれ様々に酷い拷問をしている。例えば、吊るし上げという拷問は、片手吊り、両手吊り、ドア枠吊り、針金吊り、鉄輪吊り、引っ張り吊り、逆さ吊り、四肢がそれぞれの方へ引っ張り吊りなどである。枷(かせ:拘束する刑具)という拷問は、手足枷(手錠と足枷をつける)、掏腿枷(片足を囲んだ両手に手錠をかける)、背中枷(両腕を後ろに反らして手錠をかけたり、片手が腰からもう片手が肩からなど)、地環枷(地面の輪に手足をチェーンで繋がる)、ベッド枷(手足を四方向のベッドのフレームに手錠で繋げる)、穿心枷(手錠と足枷に短い鉄製のチェーンで背中を曲げたまま繋がる)、指枷(両手の親指に手錠をかける)、数人枷(2人以上を一緒に手錠で繋げる)、抻枷(体を伸ばさせたまま枷をつける)などである。

 中共は、学習者を100種類以上の拷問で苦しめている。障害や死に至るものも多い。

 中共の情報封鎖を突破して集まってきた明慧ネットの大量の迫害事例は衝撃的だが、それは迫害の氷山の一角に過ぎない。他にもまだまだ多くの迫害事例が明らかにされていない。紙面の都合上、死に至った迫害の事例をいくつか挙げることしかできないが、それでも迫害の残酷さをうかがい知ることができる。

 薬物を注射され即時に死亡

 中共は薬物を乱用し、学習者に内容不明な薬物を注射した。これは深刻な結果を招き、死に至ることもある。

 山東省平度市の学習者・張付珍さん(38歳女性)は、山東省平度市現河公園の元職員であった。2000年11月、北京に行き、法輪功迫害を停止するよう求めた張さんは、山東省平度「610弁公室」の警官に連行された。警官は張さんを坊主頭にして裸にさせ、強制的に「大」の字形で長期間ベッドに縛りつけた。そして、薬物注射をされた張さんは苦しんで狂ったようになり、ベッドの上で苦痛にあがきながら死亡した。その全過程を「610弁公室」の職員たちが皆、その場で見ていたという。

 沸騰したお湯でやけどを負わされて死亡

 洗脳班は、犯罪を隠す闇の刑務所と言われる。犯罪を隠す洗脳班は、しばしば「法制学校」「関愛学校」と称される。中共は法的手続きを経ずに、学習者を直接洗脳班に送る。洗脳班は中国全土にあり、無法地帯に陥っている。偽善と残酷に満ちているのだ。

 遼寧省撫順市清原県の学習者・蓋春林さん(男性)は2005年4月17日、撫順市公安一処、清原県公安局、南口前鎮派出所などの警官数人で自宅に押し入れられ、南口前派出所に連行された。その後、撫順公安一処に送られた蓋さんは、五日後に撫順羅台山荘洗脳班のいわゆる「関愛教育学校」 に移送された。そして5月6日、蓋さんが心臓病で死亡したと家族は知らされた。

 家族が駆けつけた時、蓋さんの遺体はすでに服を着ていた。蓋さんの弟は、「うちの兄は心臓病を患っていなかったのに、どうして突然心臓病で死亡したのですか」と聞いた。そのとき、蓋さんの顔にはやけどの痕がある上、歪んでいて変形しているのがはっきりと見え、家族の強い要求のもとで検死することが決まった。

 検死によると、蓋さんは食道以下がすべてやけどでただれていて、手でこすると皮がはがれ落ち、心臓の下部が白っぽくなっていたという。

 この結果は、灌食で管を挿入され、お湯を入れた時のやけどの痕だと思われる。

 スタンガンで電気ショックを与えられ死亡

 スタンガンで学習者に電気ショックを与えるのは、よく使われる拷問の一つである。 2002年3月5日の夜8時頃、吉林省の学習者たちは、長春市の8つのケーブルテレビ局で、法輪功への迫害の真実を伝える内容を40数分にわたって放送することに成功し、国内外に衝撃を与えた。この事件に怒った江沢民は密かに「容赦なく殺せ」という命令を下したという。この命令を受け、当局は、長春市だけで5千人に及ぶ学習者を不当に連行し、長春市の浄月潭の山に学習者を拷問する場所を設けていた。そこでは、警官が電波ジャックの参加者の劉海波さんを拷問にかけた。劉さんは全身真っ裸にされて、虎の椅子に手錠をかけられ、頭を挟まれたままひざまずいた姿勢をさせられた。2人の警官が一番長い高圧スタンガンを劉さんの肛門に入れて電気ショックを与えた。劉さんはその場で死亡したという。

 拘束衣を着せられ死亡

 河南省項城市の学習者・孫士梅さん(40代女性)は、2003年5月22日、河南省十八里河女子労働教養所で両手を後ろ手にして拘束衣を着せられ、足を縛り上げられる状態で体を逆さにして宙につるし上げられた。1日中、昼も夜もそのままにされた孫さんは、23日に降ろされたときには体が冷たくなり、すでに死亡していた。教養所は罪を隠すため、麻薬犯の2人に指示し、孫さんの遺体を近くの病院に運び、注射を1回した。そして教養所側は「急病で死亡した」と嘘を言い、孫さんの遺体を火葬した。

中共酷刑演示图:约束衣

拷問のイメージ図:拘束衣

 無残に殴られて死亡

 無残に殴打するのは最もよくある拷問の一つであり、多くの学習者が死傷している。湖南省衡陽市に在住の学習者・陳湘睿さん(29歳男性)は、2003年3月11日夜9時、自宅から衡陽市公安局の警官ら数人に強制連行された。公安局で警官らはスタンガン、ハンマー、本、ゴム棒などで陳さんを猛打し、頭蓋骨骨折、頭蓋内出血、全内臓に傷を負わせ、肋骨・鎖骨・足の甲が骨折、脳の中枢神経系に致命的なダメージを与え、腹腔から2500リットルの血液が採取された。その翌朝(12日)、陳さんは衡陽中央病院で死去した。12日、警察は直ちに陳さんの両親、姉夫婦など多くの親族を市内の静園ホテルに呼び出し、両親にサインを強要した。さらにトラック2台で銃を携帯した機動隊の警官を送り込み、陳さんの遺体を火葬場へ運び、強制的に火葬した。両親がサインを拒否したため、警察は14日まで陳さんの家族を強制的に拘束した後、解放した。

 内容不明な薬物注射による死亡

 四川省成都市にある新津洗脳班は、薬物を使用した迫害で有名である。多くの学習者がこの洗脳班で薬物により迫害され、身体に大きなダメージを受け、死亡する例もあった。

 学習者・謝徳清さんは、四川省成都測量設計院水利科学研究所を退職したエンジニアだ。2009年4月29日に警官に不当に連行され、四川省成都市新津洗脳班に入れられた。謝さんは「転向」を拒否したため、一カ月ほど薬物による迫害などを受けて極度に痩せ、便失禁になり、水さえ飲み込めなくなった。そして狭心症も伴い、自宅に戻された。その僅か4日後の2009年5月27日、謝さんはこの世を去った。

 謝さんは死ぬ前に、洗脳班の人に無理やり病院に連れられ、いわゆる身体検査を受けたが、内容不明な薬物を注射された。その後、10日以上飲食が困難になったと話したそうである。謝さんが亡くなった時、両手は黒く、体もだんだん黒くなっていった。これは明らかに中毒症状である。

 残酷な灌食による死亡

 不当に連行・拘禁された学習者の中には、断食により迫害へ抗議する者もいる。当局はこれらの学習者に乱暴な灌食をし、死なせたことがある。

 黒竜江省伊春市金山屯区に住んでいた学習者・秦月明さん(47歳男性)は、裁判所から懲役10年の重刑が下された。2011年2月25日、ジャムス刑務所で秦さんは動けないよう4人に押さえつけられ、もう1人に頭部を押さえられ、止血鉗子で強引に舌を引っ張り出された。そして大量の塩を入れた牛乳を灌食された。当時、集訓隊(過酷な管理のもとで迫害を強化する施設)の警官、刑務所の医者もその場でみていた。看護婦2人(受刑者)が灌食用のチューブを秦さんの肺まで突き刺したようで、秦さんは痛みのあまり悲痛な声をあげた。その翌日、秦さんは死亡した。

 刑務所で「伸刑」による死亡

 刑務所は、中共が学習者を残酷に迫害する場所の一つである。東北三省の刑務所は、学習者への迫害が最も厳しく残酷な場所であり、「伸刑」はよく使われる拷問の一つである。

 学習者・趙艶霞さん(55)は、吉林省梨樹県環境保護局の職員だった。法輪功を学んでいた趙さんは労働教養処分2回、計4年を科された。2011年5月31日、連行された趙さんは、梨樹県裁判所に懲役3年6カ月の判決が下され、同年9月に吉林省女子刑務所に移送された。

 刑務所に入所したばかりの趙さんは、「転向」しなかったため、猛打、縛り付け、吊るし上げ、トイレに行くことも水を飲むことも許されず、体罰などの迫害を受けた。その後、趙さんはさらに便失禁まで「伸刑」という拷問を加えられたが、数日後、2回目の「伸刑」を加えられた。

中共监狱酷刑:抻床(“五马分尸”)

拷問のイメージ図:「伸刑」(体を四方に引き伸ばす)

 2011年10月5日夜7~8時、警官は受刑者に指示し、趙さんに「伸刑」を加え、死なせた。その後、刑務所の大隊長は死なせたことを隠すため、受刑者から新しい下着を借り、趙さんを着替えさせた。それから、警官は趙さんを刑務所内部の病院に運び、すでに死亡した趙さんに点滴をさせ、趙さんの死因を「心臓発作」だと言った。

 二、中共の生体臓器狩りのサプライチェーン

 2006年3月、中共が生きている学習者から強制的に臓器を摘出していることが国際社会に明らかになった。現在、各階層の人々の長期にわたる共同の努力を通じて、ますます多くの証拠が見つかっている。これはつまり、何年にもわたってこの犯罪が続いており、今も続いていることを示している。

 江沢民は 1999 年に迫害を開始しただけでなく、拘禁された学習者の臓器摘出を命じた。2006年9月13日、当時の商務大臣だった薄熙来がドイツを訪れたとき、薄熙来は、学習者の臓器を摘出する命令を出したのは江沢民であると認めた。中国人民解放軍総後勤部の元衛生大臣である白書忠も、2014年9月に江沢民が学習者から臓器を摘出するよう命令したと認めた。

 中共による需要に応じた殺害は、610弁公室、法執行機関、軍病院、その他の政府機関を含む臓器のサプライチェーンによって促進された。人権の専門家は、組織的な強制臓器収奪を「この地球上に今までなかった邪悪」と呼んだ。ネット封鎖と中共の迅速な火葬の慣行のために、臓器摘出の全体像はまだ明らかにされていない。しかし、これまでに明慧ネットが得た情報は、このおぞましい犯罪を裏付けるものだ。

 例一:広東省広州市白雲区出身の学習者・郝潤娟さん(女性)は、法輪功迫害の停止を訴えるために4回北京に行き、そのたびに連行された。2002年に22日間拷問を受けた後、郝さんは広州の白雲留置場で死亡した。

 郝さんの家族は、郝さんの体を引き取るように通知されたが、対面した遺体が郝さんだと認識できなかった。郝さんの内臓はなくなり、皮膚は取り除かれ、目は消えていた。家族が見たのは、骨と筋肉と血液ばかりだった。郝さんの家族は死体を2回見たが、それが郝さんかどうかわからなかった。結局、家族は郝さんの2歳の息子を血液検査に連れて行き、やっとその遺体が郝さんのものであることを確認できた。

 例二:2002年4月9日に目撃したある学習者の臓器摘出について、元警官も2009年12 月に証言した。被害者は30代の教師で、事件は遼寧省の瀋陽軍区総合病院で発生した。完全に学習者の意識があるままで、外科医は麻酔なしで学習者の心臓と腎臓を摘出した。

 目撃者した元警官は、こう回想した。「医者はメス、胸部の外科用ナイフを使って、彼女の身体から内臓を取り出した。その学習者は約1週間の拷問を受け、全身に数え切れないほどの怪我を負っていました。医者達は学習者の胸にナイフを入れても、手が震えていなかった。私だったら震えます」

 「(学習者の)心臓や、腎臓にナイフが入ると、痙攣しました。それは非常に恐ろしいものでした。何かが引き裂かれるような音がした後、非常に悲惨で苦しそうな声を出しました。その後、彼女はずっと口と両目を大きく開いていました。 もうこれ以上…話たくない…」

 「臓器摘出の前に、学習者は性的虐待も受けていました。一部の警官は道具を使って学習者を虐待しました。私はこのすべてを自分の目で目撃しましたが、写真を撮らなかったことを後悔しています。彼女はルックスが良く、きれいな顔をしていたので、(警官は)彼女を強姦しました…それは、ごく普通のことでした」と警官は付け加えた。

 三、江沢民と中共の残虐な債務

 法輪功への迫害を始めたとき、江沢民は「中国共産党が法輪功を打ち負かすことができないとは思わない」と言った。江沢民は中共の名の下に法輪功を弾圧した。江沢民は亡くなったが、強制臓器摘出などの迫害は続いている。

 何人の学習者が迫害を受けたのか? 何千万人もの学習者とその家族のうち、ほぼ全員が信仰のために差別されてきた。明慧ネットが入手した検証済みの情報によると、少なくとも4,876人以上の学習者が迫害で命を落としている。留置場や労働収容所、洗脳班、刑務所に拘禁されている学習者は数えきれないほどである。臓器摘出の犠牲者の数についても同じことが言える。中共が崩壊して初めて、悲劇の全体像がわかる可能性が高い。

 江沢民は、法輪功を迫害した元凶である。江沢民の残虐な債務も、中共が犯した罪悪である。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/7/452815.html)
 
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