江沢民の十大犯罪
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文/浄明(中国)

 【明慧日本2022年12月16日】中国や外国の歴史には、暴君が多い。例えば、殷王朝には妻と子供を無残に殺した紂王がおり、その悪行は「悪人を助けて悪事を働く」という慣用句として伝わっている。古代ローマではネロが母親を殺害し、キリスト教徒に大火の罪を着せた。「ネロの火」は、邪悪の炎の代名詞となった。しかし、現世の江沢民は国土を売り渡し、正しい信念に対して迫害し、道徳を破壊した。淫らで恥知らずで汚職の塊であり、その魔性の大きさは紂王やネロよりもはるかに大きい。江沢民が犯した悪行は、「この地球上で行われた最大の罪悪」と評されている。江沢民は死んだが、その裁きはまだ始まったばかりである。

 1、善良な人々を迫害し道徳を破壊

 江沢民は自分だけの利益のために独断専行で、「真・善・忍」を信仰する法輪功学習者を迫害するべく「天安門焼身自殺事件」をでっちあげた。法輪功を迫害するために設立した「610弁公室」は完全に法律を超越し、「殴り殺しても自殺として処理する」という江沢民の密命は、23年間にわたって国家に災いをもたらした。その結果、中国人の道徳は完全に破壊された。

 2、ロシアにこびへつらい国土を売り渡した

 江沢民は、1999年にロシアと中露国境条約を締結し、自分の統治権に対するロシアからの支援と引き換えに、慈禧皇太后(訳注:清末期の権力者)や毛沢東が同意しなかった歴史的国境紛争、つまりツァーリ帝国(訳注:ロシア・ツァーリ国)が侵略し占拠した中国の領土をロシアの領土と正式に認め、台湾の数十倍に相当する100万平方キロ以上の面積を売り渡した。

 3、人々を欺いて名誉を盗み経歴を改ざん

 江沢民の父、江世俊は汪偽(訳注:汪兆銘)売国奴政府の幹部であり、江沢民自身も汪偽が設立した南京中央大学で学んでいた。しかし、江沢民は中共地下党(訳注:国民党政権時代の中共地下組織)の叔父である江上青の養子と称して世間を欺き「(中国人民の解放のために犠牲になった)烈士の遺児」という偽名で人々を欺き、出世していったのである。中国の伝統的価値観からすると、これは道徳に反する行為であり、人に馬鹿にされるのである。

 4、腐敗を容認し貪欲で飽くことを知らない

 江沢民は中国における腐敗の首謀者であった。反腐敗と汚職粛清は見せかけだったが、反体制派を粛清したのは本当であった。江沢民は自分の権力を利用して息子の江綿恒を中国科学院の副院長に登用し、中国の通信産業(江綿恒は上海の通信産業を支配していた)で権力と金の癒着を大きくし、25億元の国家資産を独り占めにしたのである。上がやれば下もまねをし、全国で汚職と腐敗がますますひどくなり、絶えず記録が更新されている。第18回全国代表大会以降、反腐敗捜査で省部級(訳注:大臣クラス)の高官570人が捜査され、うち112人が1億元の汚職を犯したという。中国共産党(以下、中共)の1億元の汚職を犯した高官の多さは世界一である。

 5、人の命を軽視し環境を破壊

 江沢民政権時代に長江の三峡ダム建設が急がれたが、その結果として干ばつと洪水が相次ぎ、現在でも深刻な問題となっている。いわゆる「洪水とたたかい被災者を救済する」というスローガンのもと、人の命を粗末にし、軍隊と警察と市民が数えきれないほど溺死した。三峡ダム建設は、莫大な費用がかかっただけでなく、中国の人々が生きるための環境を完全に破壊した。

 6、公権力を乱用し人々を殺害

 江沢民グループは、かつてないほどの公権力の掌握を背景に、それを金儲けに利用する「土地財政(訳注:中国の各級地方政府が土地徴収及び土地使用権の譲渡、土地関連税収などの土地関連収入に依存する状況)」を行った。そのため、多くの強制的な土地からの立ち退きと家屋の強制撤去が発生している。集団暴動事件の発生は1993年の約0.87万件から、1994年には約1万件、2003年には約6万件となった。つまり、2000年以降、集団暴動事件(具体的には100人以上が関わる衝突が起きた事件)は数倍に増加している。

 江沢民は公権力を乱用し、国民経済の4分の1を法輪功迫害の資金に充て(巨額の資金を使い、全国に「610弁公室」組織を設立し、法輪功学習者を洗脳基地『訳注:洗脳班』に拘禁し、全国メディアを使って天地を覆い隠すかのような法輪功への中傷とデマを流し続けた。そして軍隊や警察、刑務所などの多くの国家機構と、司法・外交・文化・科学技術・教育などの多くの手法を使って法輪功学習者を監視、逮捕し、迫害した。また、海外の法輪功学習者を妨害したなど)、何百万何千万もの罪のない人々を迫害した。「真・善・忍」に対する人々の信仰を破壊するため、その資金を利用したのだ。

 7、淫らに国家に災いをもたらし社会の気風を堕落させた

 江沢民の淫らさが世間で話題になり、上側の梁がまっすぐでなければ下側の梁は曲がってしまうように、中国社会の道徳の低下、売春の蔓延、家族の崩壊、離婚率の上昇、中国の伝統的社会単位である「家庭」重視が失われ、近親相姦や性的贈収賄が日常化し社会の気風が堕落していった。

 8、司法を踏みにじり拷問を乱用

 江沢民の法律無視と検察・法制度に対する政法委員会の優位性は、中国の法制度に前代未聞の亀裂を生じさせた。中国の検察と法執行機関は公然と「殺人放火、人のものを盗んだりしてもかまわないが、法輪功を修煉するのはだめだ」と騒ぎ立て、自白を引き出すための拷問、100種類の拷問、無罪判決、証拠の改ざんは当たり前になっていた。

 9、生体臓器狩りは地球上でかつてない犯罪

 2006年9月13日、当時中共の商務部長だった薄熙来は、温家宝首相のドイツ・ハンブルク訪問に同行し、その際に法輪功学習者からの臓器摘出を「江主席」が命令したと認めた。

 2014年9月、中共総後勤部衛生部長であった白書忠が、江沢民が自ら法輪功学習者からの生態臓器摘出を命じたと、自らの言葉で語った。

 2019年、英国勅選弁護士ジェフリー・ニース卿が率いる「民衆法廷」は、中共が長年にわたり大規模な生体臓器摘出を行い、法輪功学習者が最も重要な臓器供給源であると結論づけた。

 国際社会からは、人道に反する犯罪である臓器狩りの停止を求める声が広がっている。江沢民と中共が行ってきた生体臓器摘出が裁かれるのは、そう遠くない。

 10、インターネットを封鎖し国家を不安定にし災いをもたらした

 江沢民は悪事の限りを尽くし、醜いことばかり行った。しかしそれでも「安定はすべてに優先させる」と主張して国民の口を封じようとしたため、社会安定維持費は急増した。江沢民は社会を安定維持させると言いながら、あふれんばかりの大きな収益を上げ金を儲けたのである。江沢民の息子である江綿恒が人民の稼いだ金で開発した「グレート・ファイアウォール(訳注:金盾工程。インターネット通信を監視するだけでなく、接続規制・遮断も行う大規模なネット検閲システム)」は、嘘と欺瞞とメディアコントロールの高い障壁を築き、中国国民の知る権利を奪い、逆に多くの中国国民に自由であると思わせる小細工をしたのである。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/5/452632.html)
 
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