文/中国の大法弟子
【明慧日本2022年12月24日】私は教授級の高級エンジニアです。かつて重度のうつ病に悩まされ、現代医学が役に立たないとき、幸運にも法輪大法に出会いました。修煉を通して、薬を飲むこともなく奇跡的に健康になり、大法の素晴らしさを体験しました。師父に対する感謝の気持ちは言葉では言い表せません。
一、病気治療のために修煉を始める
2018年後半、いつも元気だった私は、体が急におかしくなり、最初は足の脱力感や違和感から、次第に気持ちが落ち着かず、不眠と心悸に悩まされ、まったく食欲がなくなりました。しばらくしてから、骨の髄までかゆみと痛みを感じ、その苦しみは一瞬たりとも止まりませんでした。
当時の私は、すべてのことに興味を失い、本を読むことも、テレビを見ることも、スマホを見ることもできず、目がかすんでいて、ちょっとした音でもびっくりします。それに伴って知力と記憶力がひどく衰え、集中できず、頭の反応が鈍くて、簡単なことも身に入らない状態でした。仕事どころか、出勤すらできなくなり、長期休暇を取るしかありませんでした。病院でいろいろな検査を受けましたが、器質的な問題は何も見つからず、医師から「病気には見えない」と言われました。
やがてまたうつ病の症状が現れ、そして早い段階で悪化しました。心の中に何かが詰まったようで、人にも会いたくなく、恐怖と苦痛から抜け出せず、死ぬよりも生きている方が苦しかったのです。見る見るうちに瘦せこけてしまい、表情も硬くなり、嫌な気持ちが絶え間なく出てきて、胃が刺激されたように吐き気がし、そして頻繁に夢精が起こりました。頭のてっぺんには何匹もの虫が這っているように感じ、全身の皮膚の痛みなど、挙げればきりがないほど様々な症状がありました。
表面上、身体には何の問題も見つかりませんでした。しかし、私自身は毎日体が衰えていることを実感しています。ふらついて転びそうになったり、階段をちょっとだけ上り下りするのも困難になったり、心身ともに崩れ、人生が終わってしまうような感じでした。
私の父と祖父も晩年に似たような症状がありましたが、私ほど重くはありませんでした。父は当時北京の一番いい病院で専門家の治療を受けましたが、症状の進みが速く、発病して2年後には自分で身の回りのことができなくなり、その3年後で亡くなりました。遺伝性の病気でしょうか? でも、「私はまだ若く、そんなはずはない!」と、納得できませんでした。名門大学を卒業して順風満帆で、仕事や家庭の各方面で成功を収め、誰からも羨望されていました。しかし、今、これらは何の意味もありません!「生まれて来る時に持って来られるものでも、死ぬ時に持って行けるものでもない」[1] という言葉の意味を実感しました。今までしてきたことの意味は何だったのでしょうか? そして、この一生は何のために来たのでしょうか? どうしてこんな苦しみに遭わなければならないのでしょうか?
私の妻は法輪大法を修煉しています。妻は「病院はあなたを救えません。大法を修煉しなさい。あなたを救うことができるのは大法しかありません!」と私に勧めました。実は、私は1995年に師父の説法ビデオを何度も見たことがあり、グループ学法と集団煉功に参加したこともあります。大法の奥深い法理は私の人生観と価値観を改めてくださり、私は心から大法の素晴らしさを感じました。しかし、現実の中で修煉するのはとても難しいことで、良い人であれば十分だと思っていました。1999年中国共産党(以下、中共)が法輪功を迫害し始めてから、私は煉功をやめました。
あれから20年近く経ちました。うつ病に苦しみ絶望に陥った時に、「私にとって、大法は唯一な希望だ」とやっと理解しました。私は大法を修煉する決意をしました。
二、学法と法を暗唱することで正念が強まる
修煉を決めてから、私は飲んでいる薬を捨てました。最初に『轉法輪』を読むことと、師父の説法ビデオを見ることからはじめました。当時は病気の苦しみで何もできない状態でしたが、不思議なことに、大法の本が読めるし、読んでいるうちに、痛みがだいぶ和らいできました。師父が私を助けてくださっていると思いました。それから私は『轉法輪』と『洪吟』を暗唱することにしました。
師父は詩の中で『その心志を苦しめる』は、病に苦しんでいる私に正念を与えてくださいました。「圓満となって佛果を得る 苦嘗めるをもって楽とす 身を労するを苦と算せず 心を修するは最も過ぎ難し 関という関は全て闖るべし いたる処すべて是れ魔 百の苦一斉に降る 其の如何に活くかを看る 世上の苦に堪え得れば 世を出ずれば是れ佛陀」[2]と説かれています。
妻は私に「暗記しなさい」と励ましてくれました。記憶力がひどく衰えて、脳が分厚いもので仕切られたように、何度繰り返してもなかなか覚えられず、歯を食いしばって続けているうちに、少しずつ覚えられるようになりました。
その後、私は明慧ネットで、多くの同修が『轉法輪』を暗唱していると分かりました。妻が私に「あなたは暗唱できますか?」と聞くと、「私もできるよ」と答えました。こうして、私は『論語』から始めましたが、十数日かけても覚えられなくて、とても難しいと思いましたが、私は諦めずに続けました。少しずつですが、やっと暗記ができるようになってきました。結果的には、1年以上かけて『轉法輪』を1回暗唱しました。現在は2回目の暗唱中です。
法の勉強と暗唱を通して、知らず知らずのうちに、自分の正念が少しずつ強くなっていることに気づきました。毎日、煉功のほか、基本的には法を勉強したり、暗唱したりしていました。調子がいいときは、全身の細胞が震えているように感じることもあれば、冷たい気流が体を通って足の裏から出ていくのを感じ、全身に鳥肌が立つこともあります。これは師父が私のために身体を浄化してくださっていると思っています。
三、煉功を続ける
体のバランスが悪く、力がないため、毎日朝起きて煉功をするのは、私にとって大きな試練でした。最初は、ベッドの端に寄りかかって、3式の動功をしてから坐禅を組みます。不思議なことに、ふらふらしながらも、転んだことはありませんし、力がないけど最後まで続けることができ、しかもそれほど大変ではありませんでした。第二式の法輪樁法は私にとって比較的に大変でしたが、しばらくしたら、それもできるようになり、五式の功法をすべて煉るようにしました。
両足を組んで坐禅をすることも非常に困難な過程を経たのです。最初はうまく組めず、15分も経たないうちに、あまりにも痛くて我慢できませんでした。その時ちょうど明慧ネットに新しいバージョンの煉功音楽が発表されました。第五式の神通加持法と第二式の法輪樁法はすべて1時間です。1時間が入門の目安で、達しなければならないと思いました。しかし、自分は足を組むと、片方の足が高くて平らにならないことに焦っていました。
ある日坐禅をする前、私は必ず15分を乗り越えると強く決意しました。不思議なことに、それほど痛く感じることもなく、なんと30分超えました! それから両足が普通に組めるようになったことに気づきました。
単盤から双盤まで、15分、30分、45分、何が何でも固い決意をもってやり遂げることができました。1年が過ぎると、奇跡が現れました。第五式と第二式とも1時間を続けることができ、基本的な煉功要求に達しました。これは私の修煉に自信を持たせました。師父の教えに従って行い、固い決意をもって実践すれば、私もできるはずです。
朝の煉功を続けてきて、すでに2年になります。春節などの祝日にも、仕事で出張中にもかかわらず、朝の目覚まし時計が鳴るとすぐに起きて煉功をします。今ではもう習慣になっています。師父は私たち修煉者を見守ってくださり、強い信念を持っていれば越えられないものはないと思っています。自分が苦労と努力を経て目的地に到達したように見えますが、実際はすべて師父が加持してくださっています。心性が向上しているのを見て、師父は助けてくださるのです。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[2] 李洪志師父の詩:『洪吟』「その心志を苦しめる」
(続く)