大法を修煉し、重度のうつ病から脱出(二)
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 【明慧日本2022年12月26日】(前文に続く)

 四、病気治療の心を放下

 修煉を始めてしばらくの間は妨害が大きく、体調の変動が激しかったです。「学法もしていて、煉功にも取り組んでいるのに、どうして身体の変化があまり見えないのか?」と思った時もありました。病気そのものと病気が治って欲しいという心が捨てられず、症状が重くなると、すぐに自信がなくなったり、自分が修煉に向いていないと思い込み、やはり病院に行った方がいいかと迷ったりしました。繰り返して法を勉強する中で、「私は修煉者になりたい。この考えは真の私ではなく、業力だ。これらの業力は要らない、排除する!」と分かってきました。このような状況は何度も繰り返されましたが、私はだんだんと正念を取り戻し、少しずつ病気治療の心を取り除き苦を嘗めることと見なして、「苦嘗めるをもって楽とす」[1] という師父の詩で自分を励ましました。

 私は病気を治す目的で修煉に入ってきたことに加え、当時の状態がとても辛かったので、最初からしばらくの間、病気治療の心はなかなか放下できませんでした。そのため、体の変化もあまり見られず、とても悩んでいました。しかし、大法は唯一の希望であり、大法を修煉しなければ希望がないとはっきり分かっていたので、学法と煉功を続けることができました。

 私は、修煉者の基準で自分を律するようになり、「私は病人ではない。もう家で休んでいるばかりではいけない!」と自分に言い聞かせました。妻も私を励ましてくれました。その後、仕事に復帰した私は、バスで片道1時間くらいかけて通勤していました。当時はまだ身体のバランスが悪く力もなく、立ったままでは耐えられず、転んでしまうこともあるため、妻に送ってもらいました。ある日の朝、私は「師父のご加護があり、自分で通勤できる」と思い、妻に送らせませんでした。バスに乗ると席が空いていたので座り、スムーズに職場に着きました。それから毎日のように空いた席がありました。ある日突然私は、立っていても全く大丈夫だと気づきました。その日からなぜか、空いた席がありませんでしたが、座らなくても普通に立つことができました。師父が常にそばで私を見守ってくださり、弟子のために心を尽くしてくださると悟りました。

 時間が経つにつれ、いつの間にか自分の心が少しずつ変わっていき、それと同時に体も変わっていることに気がつきました。3カ月が過ぎたところ、眠れるようになり、落ち込むことも少なくなり、食欲が戻って食事がおいしく感じ、体力も回復するようになりました。一番大きな変化は、修煉して病気を治そうという心を放下したことです。無理をしたのではなく、その心がなくなったのです!

 現在、私は体が回復しただけでなく、多くの不思議な変化が現れています。例えば、髪が黒くなり、長年悩まされたひどいフケまでなくなりました。また、視力がますます良くなり、数年前に作った老眼鏡も必要なくなりました。さらに、頭の回転が以前よりも速くなってきたように感じ、仕事の中で難しい問題にぶつかっても要領が掴めるようになりました。当初の暗い日々に比べて、今私の心身は天地をひっくり返したかのように変化しました。もっと重要なのは、私は人生の苦痛と病気の根源を知り、人生の真意を知り、人になることは返本帰真のためであることを知りました。法輪大法を修煉することができて、私は本当に幸運であると思っています。

 五、恐怖心を突破し、真実を伝える

 三つのことをしっかり行うことは、法を正す時期の大法弟子の責任です。特に法輪功迫害の事実を人々に伝えることは、とても大事なことです。私は内向的な性格で、小さい頃から臆病で心配性が強く、人と話すのは得意ではありません。そのため、真実を伝えることにおいて、なかなか突破できませんでした。

 長い間、私は妻と協力して一緒に親戚や友人、同級生たちに真実を伝えました。時間に余裕がある時は、直接人々に伝えていましたが、時間が足りない時は、明慧週刊や、真実を伝えるUSBメモリー、カレンダーなどを配布するなど、様々な方法で法輪功迫害の実態を伝え、中共の組織から脱退する「三退」を勧めました。

 私の同級生と同僚はほとんど知識人で、日頃から中共に洗脳され、自分が他の人より優れていて、独立した判断能力を持っていると思い込んでいます。彼らは常に疑問が非常に多く、簡単には信じられない傾向があるので、彼らが納得するのは大変難しいのです。そのため、環境を作り、十分な時間を設けてすべての疑問を解消し明白に伝えると、効果を得ることができます。また、ビジネスで成功している友人もいて、真実には納得しても、三退に触れるとなかなか応じません。それでも私たちは諦めず、いろいろな機会を利用して会うたびに三退を勧めた結果、最終的に三退することもよくあります。

 帰省の際には、直接親戚に真実を伝えました。故郷の人たちは素朴で、中共の本質を正しく認識し、真実を受け入れてくれて三退しやすいのです。中には、迫害の実態を聞いた後、大法を修煉したい人もいます。

 長い間このように妻と一緒に真実を伝えた後、私は自分で伝えなければならないと思いました。自分の性格のせいにするのは、実は執着心であり、自己保護の心です。これらの執着心を取り除いて、自分を突破しなければなりません。「自分はどう行うべきか?」と考えるようになりました。

 中共ウイルス(コロナ)のパンデミックで、街全体が恐怖に包まれほとんど人がおらず、職場ではマスクをしていて、事態がどうなるかみんな緊張しています。これは突破のチャンスだと思いました。多くの人が自身の安全のために考えるようになり、真実を知りたいと言う人も多くなっています。

 まず、絶えず法を学び、法を暗唱することで自分の正念を強め、次に、明慧ネット上の同修の修煉体験文章を読んで参考にしました。それから私は1人で伝えることにしました。友人から始めて、自分が修煉して健康になった体験から大法の素晴らしさを伝え、効果はとても良かったのです。続けているうちに、うまく伝えられるようになり、恐怖心も少なくなったことに気づきました。

 ある同僚の家族がうつ病に罹り、病院で治療しても治らず、薬に頼るしかありません。そのため、同僚は精神的な負担が大きく、仕事にも支障が出ています。私は、修煉してからわずか3カ月でうつ病から抜け出した奇跡を話し、大法とは何か、なぜ迫害されたのか、偽りの天安門焼身自殺真相などを伝えました。同僚はとても驚き、すぐに分かってくれました。そして自分が修煉して、家族にも修煉させたいと言い、大法の資料を求めました。

 真実を伝える上で少しの突破がありましたが、まだいくつかの執着心に阻まれています。例えば、メンツを重んじる心や、完璧を求める心、それに安全を強調しすぎて、恐れる心など多くの機会を失ってしまいました。これらの心はすべて「私心」によるものであると認識しており、今、私はこれらの心を取り除こうと努力しています。

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「その心志を苦しめる」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/12/10/445940.html)
 
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