マレーシア法会|新型コロナウィルス感染拡大期間中に真相を伝える体験
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文/マレーシアの大法弟子

 【明慧日本2023年2月18日】

 尊敬なる師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私はクランの大法弟子です。

 2020年、中共ウイルスの蔓延とその予防や対策により、すべての観光スポットが閉鎖され、私と同修たちはそれ以来現地に行って真相を伝えることはありませんでした。自宅にはインターネットもパソコンもなかったので、その期間中に携帯電話でプラットフォームにアクセスし、同修が真相を伝える話を聞くしかできなかったのです。当時は、ウイルス感染が深刻で人命が危険にさらされており、まだ救いを待っている衆生がたくさんいることを考えると、とても不安で、どうやって救えばいいのかわからない状態でした。そんな一念を発したら、すぐに同修が声をかけてきて、「ショートメールで真相を伝えるプロジェクトに参加してほしい」と言われ、私は喜んで参加することにし、同修と一緒に衆生を救うことを決めました。

 その後、別の同修から、大法の真相を伝えるチラシの配布に参加するように誘われたのですが、当時は感染防止対策の関係で乗車人数が限られており、チラシの配布に参加する同修の人数が達していたため、行くのをやめようと思っていました。しかし、同修が「大法弟子は衆生を救うための基点を正しく置く必要があり、あなたが救うのを待っている衆生がいる」と言ってくれたので、自分には使命があることに気づき、チラシを配りに行こうと思い立ちました。それで、もう1人の同修の車に乗るよう手配してもらったのですが、すでに定員になっていました。しかし、その中の1人の同修が当日になって急用ができたため、私はその車に乗ることができたのです。

 どんな状況であっても、師が法を正すことを手伝い、衆生を救い済度するために、自分自身の起点を正しく置くべきだと思っています。衆生を救いたいという心、これが第一であり、これが私たちのやるべきことなのです。

 師父は、「真相を伝え、衆生を救い、これはすなわちあなたが行うべきことです。これ以外に、あなたが行うべきことはなく、この世界であなたが行うべきことはありません」[1]と仰っています。

 大法についてのチラシの配布は地元以外の地域で行うため、大量のチラシを用意する必要があります。それで、同修がみんなでチラシを折ることにし、折っている時、私は同修たちと違う意見を持っていたせいで同修と衝突し、一気に自分の魔性の部分が露呈してしまいました。

 その時、私はチラシを折りたたむのは非常に面倒だと思い、消極的になり、あきらめようとさえ思いましたが、ふと、師父の説法「皆さん、ご存知ですか? あなたが修煉者でありさえすれば、いかなる環境、いかなる状況下でも、遭遇したいかなる厄介なことや不愉快なこと、ひいては大法の仕事のためであっても、皆さんが思っているどれほど良いことや、どれほど神聖なことであっても、わたしはそれらを利用して皆さんの執着心を取り除き、皆さんの魔性を暴露させ、それを取り去っているのです。皆さんの向上こそが、最も重要だからです」 [2]を思い出したのです。

 師父は心性を向上させることを望んでおられるため、この心を放下できれば、すべてがうまくようになるのです。

 各民族の人々に共産党の邪悪を認識させ、中国と中共を混同しないように伝える

 大法のチラシを配るとき、地元のマレー人や中国人、インド人に出会いました。感染拡大対策期間中に、プラットフォームで聞いた同修たちの真相を伝える話が自分に役に立ち、衆生と対面でもよりスムーズに真相を伝えるようになったのです。絶えず勉強することで衆生を救う道を切り開くことになったからこそ、この期間中に、大法の素晴らしさを世界の人々に紹介し、中国本土にいる大法弟子が真・善・忍を信仰をしたとして迫害され、生きたままで臓器を摘出されているにもかかわらず、命がけで大法が迫害されていることを世界に伝えていることをみて、私はできるようになったのです。また、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」という心からの九文字を唱えることを衆生に教え、この心からの九文字を唱えることで新型コロナウィルス患者が治癒した奇跡的な事例、魔難が無事に解消できたことを伝えました。中には、友人や親戚に渡すために、真相を伝えるチラシをくださいと言う人もいました。

 マレー系の中にも、中国と中共を混同している人がいるので、真相を伝える時、中国は中国、中共は中共と、しっかりと理解してもらわないといけないのです。中国は古代から神を信じており、中共は無神論者であり、だからこそ、法輪功学習者から麻酔なしで生きたまま臓器を摘出するなど、邪悪なことをするのです。通常、臓器移植は本人の同意のもとに行われるのですが、中共による法輪功学習者からの生体臓器摘出は強制摘出であり、殺人行為なのです。

 師父は、「しかし、今の「中共ウイルス」(武漢肺炎)のような疫病は目的と目標を定めています。中共ウイルスは邪党の党員、中共邪党の支持者を淘汰するためにやってきたのです。信じなければ、今の状況を見てみてください。今、感染拡大が深刻な国はいずれも邪党と密接な関係にあります。個人に関しても同じです。それならどのように対応すればいいのでしょうか? 中共邪党を遠ざけ、邪党を支持しないことです。なぜならば、邪党の背後にいるのは赤色の魔だからです。ならず者のように振る舞い、悪事の限りを尽くしています。神は邪党の根絶に着手し、支持者は全部淘汰されます」 [3]と仰っています。

 世の中の衆生に真相を伝えなければ、迷いの中にいる人たちが間違えて選択したら、淘汰されてしまうということを私は知っています。ですから、どんな人種であろうと、中共の邪悪さを認識させる必要があるのです。

 真相のチラシを配る中で人心を修める

 ある休暇の時、地元以外の地域で大法の真相のチラシを配布することを任されました。配布を担当したエリアは割と広く、私がルートを熟知していないため、同修が私の計画したルート通りに配布せず、重複して配布することになり、資源と時間の無駄になったと感じました。また、私ともう1人の同修が多く配り、他の人が少なく配っているような気がして不平不満がわいてくるようになったのです。私の担当するエリアでは、住宅が密集しておらず、配るエリアを変更するようにと、他の車にいる同修Aさんにそのことを言って電話をしたら、同修Aさんはルートを交換することを提案しましたが、今いる場所を配り終わってから、と言われました。

 その時、もしかしたら私はここにいる衆生を救うべきかもしれないと思い、それはやめておこうと思ったのです。念を正しくし、互いにルート変更をしませんでした。しかし、その時は不平不満の心を押さえていて、コントロールができなくて泣いてしまったのです。突然、雨が降ってきて、「慈悲深い師父は宇宙の衆生を救い済度されている中で全てを耐えてくださっており、私はこんな狭い範囲の衆生に真相を伝えているだけなのに、純粋な心でこれらの衆生を救おうともしない、犠牲を払いたくない、苦を嘗めるのも嫌、なんて私はわがままなんだろう!」と気が付き、私はすぐに泣くことをやめ、その時、雨も一緒に止みました。その後、悪い心を取り除きながらチラシを配り続け、「衆生を救わなければならない」と心を込めて残りの真相のチラシを配り終わりました。

 チラシを配り終わった後、みんな一緒に夕食をとり、急いで戻って学法し、チラシをたたみ、明日行くところの準備をしました。皆一体となって協力し、隔たりをなくしました。

 これまでチラシ配りの協調人は同修Aさんでしたが、突然、私は地元以外の地域での配布を任され、車で移動するルートもわからず、とても不慣れでうまく仕事ができず、不満や苦労や疲れへの恐れる心がすべて露呈してしまいました。

 確かに、仕事、家庭、学法、煉功発正念、そしてチラシの折り込みなどで、忙しくてうまくできない時もあり、学法の時に眠くなる時もありました。これまでチラシ配りに関する全ての段取りは同修Aさんがやっており、そのために同修Aさんが夜遅くまで家に帰れなかったことを思い出せば、黙々と努力していた同修Aさんと比べ、自分のわがままでチラシを折ることにまで文句を言ったことに、とても反省しています。また、大法のチラシは輝いており、悪い心を起こすと、衆生を救う効果に影響するため、このようなことを行う時は、不純な心を持っていてはいけないと交流の場で発言した同修もいました。

 チラシ配りの過程で徐々に自分を正し、修煉状態に大きな突破がありました。このことから、チラシ配りの結果がどうであれ、修煉での向上が最も重要であることを理解しました。

 人心を正すと、物事はプラスに転じる

 ある時、警備のあるエリアに到着すると、警備員に連れられてそのエリアの管理人に会いに行きました。今のこの疫病流行期間に災難から逃れる方法や自分の身を守る方法、及び真相のチラシを配る目的をその管理人に話たら、管理人は、真相のチラシを配ることを許可したのですが、400から500戸をできるだけ早く配布するようにと言われました。

 通常、このような住宅団地でチラシを配ることは許可してくれないので、その時、配る過程で私は歓喜心と顕示心が生じたのです。その瞬間、私はこの悪い心に気づき、それを取り除いたのですが、管理人に一番早い速度で配ってくださいと言われたため、怯える心が残っていました。その怯える心に追い込まれ、2〜3列目の住宅まで来たところで、管理人から電話がかかってきて、「ここの住民から反中国的だという報告を受けたため、引き続き配ってはいけない」と言われ、私たちは再三に説明し、管理人は真相がわかったのですが、「配布を続けてはいけない」と言いました。

 この「怯える心」があったからこそ、邪悪に隙に乗じられたのです。この事件で、衆生を救うためには、本当に自分をしっかりと修めなければいけないと痛感しました。どんな人心でも衆生を救うことを妨げることができ、修煉はとても厳粛なことなのです。

 また、ある時、私たちが行った住宅地の警備員がとても攻撃的で、「どうすれば疫病から逃れられるか、みんなの安全のために来たのです」と説明しましたが、その警備員が、「医者でも人を救えないのに、このチラシで人を救えるのか。ここは関係者以外は入ってはいけない場所だ!」と言いました。その時、私は穏やかに真相を伝え、「ここの住民の邪魔にならないようにします」と話しました。すると、その警備員が中に入ってチラシを配ることに許可してくれました。

 自分の心を正して、人を救おうとする純粋な心を持てば、心の動き次第で物事は良い方向へ向かうと実感しました。

 しかし、時々、私たちのことを「米国のスパイ」だと言う年配の中国人に出会うと、反論の心が抑えられず、話もを聞いてくれないため、同修と交流したところ、「あなたは神様を信じますか? 共産党は無神論だから、安全であってほしいという思いから伝えたいのです」と話してみてはどうかと提案されました。この方法を試したところ、私たちが配っているチラシをより受け入れてくれるようになったのです。

 ある時、おじさんの家に行き、真相を伝えるために塀の中に入った時、闘争心が再び生じてしまったため、師父が仰った「仕事のときの口調、善の心、それに加えて、道理で人の心を変えることはできても、命令では永遠にできないのです!」[4]を思い出すと、心が落ち着き始め、その後、おじさんも真相のチラシを受け入れてくれるようになりました。

 おじさんの自宅の塀から出ると、4、5匹の犬が私の前方を阻み、吠え立てました。私は「私は法を正す時期の大法弟子であり、あなたたちも宇宙の一つの粒子であるから、衆生を救うのを邪魔してはいけない。邪魔をすると罪になります」という一念を発したら、その瞬間、犬は吠えなくなり、私が前に進むと、犬は去っていきました。

 2020年12月に、私はRTCプラットフォームに参加し、中国の人々に真相を伝えるためにネットを利用し電話をかけます。罵ったり聞かなかったりする人に出会ったとき、私は「動じない」という一念を貫き、真相を伝える録音を再生しながら発正念をし続けていました。また、返事をしてくれない人もいたので、できる限り多くの真相を伝える録音を再生してあげて、次の同修から電話がかかったときには、共産党関連組織から脱退できるようにと願っていました。

 ある時、衆生が録音を少し聞いただけですぐに共産党関連組織から脱退することに同意したので、とても嬉しかったのですが、その衆生は真相を聞き終わる前に電話を切ってしまったのです。その後、私はこの心が正しくないことに気づき、この顕示心理と歓喜心を取り除くため、師父に加持して頂けるようにお願いしました。その後、真相のショートメール送付を担当する同修に、その衆生にもう一度メールを送ってもらい、真相をもっと知ってもらうようにしました。

 電話をかける過程でも、修煉の過程が与えられており、現れてきたこれらの悪い心をひとつひとつ取り除いていかなければなりません。

 RTCプラットフォームに参加したことで、真相を伝える方法をたくさん学んだため、対面で真相を伝えるのに非常に役に立ちました。師父の慈悲深い救い済度と保護に感謝いたします。弟子の私が師父に恩返しする唯一の方法は、これから、もっと多く学法し、しっかりと学法し、内に向けて探して修め、三つのことをよく行い、もっと多くの人を救うことなのです。

 以上は私の体験談ですが、法に背き不適切なところがあれば、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。

 師父に感謝いたします! 同修の皆さん、ありがとうございます! 合掌

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十三』「二〇一五年ニューヨーク法会での説法」
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「再認識」
 [3] 李洪志師父の経文:『理性』
 [4] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「はっきりと目覚めよ」

 (2022年マレーシア修煉交流会の講演原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/2/10/456594.html)
 
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