70歳の医学専門家、河北省の第五刑務所で強制労働
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 【明慧日本2023年9月14日】(河北=明慧記者)河北省秦皇島市に住む70歳の医学専門家で、法輪功学習者の李延春さんは、懲役7年6カ月の判決を不当に言い渡され、現在、唐山市第五刑務所第一監区で迫害されている。李さんは毎日12時間ほど裁縫の仕事を強いられ、朝早く出勤して夜遅く帰り、日曜日も朝食を与えられないまま、休まずに出勤しなければならない。毎日12時間の労働を強制され、体力が低下する一方の李さんは、劉監区長(トップ、書記)に自費による病院での健康診断を何度も要求したが、劉は許可しなかった。現在、李さんは時間外労働までしているにもかかわらず、仕事が減らない。

示意图:中共监狱中的奴工迫害

イメージ図:刑務所での強制労働

 李延春(李彦春)さんは四十数年にわたる医学一筋の人生において、豊富な病院の管理経験を持ち、複数の病院で管理職や院長を勤めていた。また、李さんは二十数篇の医学技術論文を発表したことがあり、医学分野では先頭に立つ人とも言える存在だった。妻の裴玉賢さん(69)は退職した元医師で、40年以上医療に携わり、素朴で親切な人柄で、優れた医術を持ち、中国初代の医用画像技師でもある。最小の腫瘍の早期診断を果たし、第一回中国医用画像情報処理成果会で受賞した。

 このように社会に貢献し、民間人にも大きく貢献している2人の善良な年配者が、法輪功を学び、真、善、忍を信奉しただけで中共当局に連行・監禁され、不当に実刑判決を宣告された。

 2018年11月25日の午前、李さん夫婦は盧龍県に行き、法輪功迫害の真相が載っているカレンダーを配った際、双望鎮派出所の警官らに連行され、手かせ、足かせをつけられ、自白することを強要された。当日の午後5時頃、警官ら3人は李さんを強制的にパトカーに押し込み、李さん夫婦の自宅に家宅捜索をしに行こうとしたが、李さんが拒否したため、国保大隊隊長の白傑は4人の警官らに交替で李さんに平手打ちを食らわせ、跪かせ、蹴らせ、殴らせたりした。李さんの口から血が流れ出た。20時間後、李さんは入所の身体検査で血圧が高すぎたため、保証人を立てて審問を待つという条件付きで仮保釈された。妻の裴さんは秦皇島市拘置所に拘禁された。

 2019年5月31日、李さん夫婦は秦皇島市昌黎県裁判所で不当な裁判にかけられた。弁護士の正当な弁護、指摘は、裁判長に何度も遮られた。法廷は法律手続きを履行せず、当事者に弁護の権利を与えず、当事者に意見を述べる機会を奪い、当事者や弁護士からの質問に答えず、そそくさとその場を切り上げた。8月27日、昌黎県裁判所は判決文を読み上げ、不当にも李延春さんに懲役7年6カ月、罰金2万元、妻の裴玉賢さんに懲役4年、罰金5000元を言い渡した。李さんは保釈され、裴玉賢さんは石家荘女子刑務所に連行された。

 2021年7月22日正午、李延春さんは借り家の階下で盧龍県双旺派出所の私服警官3人に、裁判所の判決を執行するという口実で連行された。彼らによると、上層部(秦皇島政法委員会、昌黎裁判所)は、李延春さんを刑務所に収監するよう命じたという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/9/12/465238.html)
 
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