神の一面に主導権を握らせる
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2023年10月26日】私は二十数年間大法を修煉してきました。途中でつまずいたりしましたが、師父の慈悲深いご加護の下で今日に至りました。私の一歩一歩は師父のご加護と絶え間ないご啓示から切り離せないものであり、徐々に人間の認識や人間の観念から抜け出し、人間の法則の束縛や制約から解放され、平凡で素朴な人間から生まれ変わりました。法が人間の世界を正す時期が来る際に、私もしっかりと自分自身を修め、一つの考え、一つの念を修めて、他人のための生命になりたいと思っています。

 一、神の一面に主導権を握らせる

 私は2000年6月のある日、大法を実証するために北京に行ったのを覚えています。 私は途中でずっと法を暗記しており、少しでも主意識を緩めることはありませんでした。北京に向かう電車の中でも、目を閉じて法を暗唱していました。暗唱すれば暗唱するほど、正念が強くなって、人心が少なくなり、その慈悲と法を実証する無私の状態の美しさは、その次元に達してのみ感じることができます。私の心は大法に満たされ、まったく人間の考えがありませんでしたが、人間的な執着心が出てくるとすぐに法を唱えました。

 電車の中で東北地区の同修に会いました。私が家で作った「法輪大法は素晴らしい」と書いた横断幕は小さいので、同修が持ってきてくれた大きい横断幕を一緒に掲げようと思いました。本当にこの心があれば、師父が手配してくださいます。私たちは電車を降りて天安門広場に到着した後、数人の同修は一緒に、白地に赤い文字で「法輪大法は素晴らしい」、「師父の潔白を返せ」と書かれた大きくて目立つ横断幕を広げて掲げました。同時に、私たちは「法輪大法は素晴らしい」、「師父の潔白を返せ」というスローガンを声を揃えて叫びました。私服警官のグループが横断幕を見て急いでパトカーに乗り、私たちに向かって来ました。彼らはパトカーから降りると私たち数人の大法弟子を蹴ったり殴ったりし、罵りながら私たちをスタジアムに送りました。

 それは非常に広い場所であり、全国各地から来た大勢の大法弟子がそこに閉じ込められました。そこへ多くの軍隊の将兵が銃を持って次々にやって来て、縦横に十字の陣形を作り、大法弟子全員を取り囲みました。私たちの誰もが心を動じず、恐れることもなく、非常に誇りに思いました。天安門広場に来て大法のために訴えることができてとても幸せです。一晩中スタジアムに閉じ込められた後、北京に駐在する各地の関係者も次々にやって来ました。また、自分の地元の学習者を確認して連れて帰る役員もいました。その夜、同修たちはスタジアムに座り、一斉に師父の経文を暗唱し、とても壮観な場面でした。千人もの大法弟子の声が非常に大きく、その場にいた軍隊の将兵や警官は全員衝撃を受けました。彼らは銃を持っていましたが、大法弟子には師父がおられ、正念があります。結局、彼らは私たちに対してどうすることもできなく、一人一人に尋問を行いました。

 私を尋問したのは年配の役人でした。私はいかなる常人の心に動かされず、住所も名前も教えませんでした。私は宇宙から来た大法弟子で、いくら尋問されても、心には雑念がなく、師父の『道法』を暗唱しました。私は「そうです! 本性の一面は、なぜ法を正さないのでしょうか?」と思いました。法を唱えると、正念が強くなり、さらに本性の一面はますます正念が強くなりました。その時、まだ正念についてあまり分からないのですが、神の一面が主導権を握る感覚は、人間的な一面が主導権を握る感覚との違いが分かりました。その素晴らしく慈悲深い状態では、私は宇宙の高台に立っているようでした。その場にいた審問官さえも衝撃を受けました。さらに、雑念や人心に惑わされることなく、神の一面が役割を果たして、自分は人間の殻から飛び出したような気がしました。それは師父が按排して下さった道を歩む真の弟子だけが感じることができます。

 その場にいた尋問官が私に何年教育を受けているかと尋ねたので、「中学校卒業」と答えたところ、彼は私を教授だと思ったそうです。修煉者が発する強力な慈悲のエネルギー場が、常人の持っている悪い物質を解体しました。私たちの正念の影響で、3人の尋問官は大法の素晴らしさを理解し、私たちを釈放しました。そして、私は人間の殻が一層一層剥がれていくような気がしました。無私無我の素晴らしさ、師父の弟子になれた素晴らしさを感じました。このすべてが、師父がなされています。

 二、自我を放下し、全体を圓容する

 昨年末、私は家の暖房設備を修理するために家に帰りました。昨年、数十人の同修がAさんの家で交流会を開いたとき、監視カメラに撮影されたので、Aさんは連行されました。家に帰ると、ちょうどAさんに対する裁判が行われている時でした。私の家は裁判所に非常に近いので、同修たちは私の家でAさんのために正念を発しようと提案しました。私も同意しました。

 裁判の前日、昼も夜も、あらゆる種類のマイナス的な考えと偽りの自分が次から次へと私の頭の中に現れました。今の形勢は非常に厳しいとか、数日前に数十人の大法弟子が連行されたとか、ドアの前にカメラが設置されていることなど、様々な恐怖と悪い物質が私の心を混乱させ、朝煉功の時に入静することができませんでした。私は絶え間なくそれを排除しました。「法輪功は合法であり、同修は無罪である。偽りの自分は私ではないのだ、それを解体すべきだ。誰も私を動かすことはできず、自分を動かそうとする者は犯罪になる」と、私はこれらの強い正念でマイナスの考えを抑制しました。最後に、邪悪な偽りの自分は主意識の強大な作用と師父の慈悲深い加護の下で解体しました。

 地域の同修たちは、私の家で邪悪を根絶する強い正念を発しました。発正念をすることによって、師父は再び私の各種のマイナス的な考えと頑固な観念を取り除きました。私は自分の体がきれいになり、もう一層の人間の殻が剥がれ落ちたように感じました。私は再び、自我を放下して全体を圓容し、人心の束縛を解体し、無私無我の素晴らしさを感じることができました。師父がおられてどれほど幸せであるか改めて感じました。

 三、自我を放下し、師父が衆生を救うために残して下さった機縁を大切にする

 ある時、70代の女性がバスに乗ってきましたが、空席がなかったので、私は席を譲りました。女性はとても感謝して、少し世間話をしました。私は、女性の息子が公安局刑事課に勤務していることを知っていました。私はまず女性に伝統文化、仁、義、礼、智、信について話しました。「古代の人々は正直で親切でした。しかし、現代人の道徳基準は低下しており、良いものは悪いと言われ、悪いものは良いものとみなしています」と話しました。女性が賛成しているのを見て、私はさらに、法輪大法は世界中に広まっている状況や、新型コロナ感染症が非常に深刻な今、中共の組織から脱退すべきだと勧めました。そして「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を覚えることで、命が救われ、災害や疫病から身の安全を守ることができると伝えました。女性は脱退に同意しました。私は「あなたの息子さんは公安局で働いています。息子さんにも中共の組織から脱退することを伝えてください。『頭上三尺に神あり』と言われているように、悪いことをすれば、いつか必ず清算されるでしょう」と話すと、女性は喜んで受け入れました。

 その時、私が降りる駅に着いたのでバスを降りて、女性に「家に帰ったら必ず息子さんに伝えて下さい」と言った時、女性は嬉しそうに「ありがとう!」と言いました。

 バスには多くの乗客が乗っていますが、すべての衆生も慈悲の場を感じることができ、穏やかさと信頼を感じるはずです。車内は私に制約されているようで、みんな静かに私と女性の会話を聞いていました。

 人間の観念を放下し、自我を放下し、他人のための生命になります。名・利・情を放下し、師父が示された道を進みます。時々、誰と一緒に真相を伝えているのかと尋ねられることがあります。私が師父と一緒に行くと言うと、同修も私も笑いました。

 師父がおられて本当に幸せです! 師父のご加護とご啓発のおかげで、私は何度も自分の殻から抜け出すことができました。返本帰真して、無私の生命になることは素晴らしいです。自由自在です。

 師父の慈悲なる救い済度に改めて感謝いたします!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/10/19/466868.html)
 
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