【5.13応募原稿】法輪功を探して
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文/山東省の大法弟子 向光明

 【明慧日本2024年5月23日】私は退職する前、政府部門で働いていました。仕事と生活のプレッシャーで重い病気にかかり、胃を切除する手術を受けました。しかし、手術後、病気が改善されるどころか、重大な問題が発生しました。口内炎ができて食べる時は非常に苦しく、お粥も飲めず、毎日少しの豆乳を飲んで栄養を維持していました。便秘もひどく、下痢もしたりして、視力も悪かったのです。薬を飲んでも飲まなくてもダメで、生きるのに疲れ果てていました。子供たちは家を持ち、妻も亡くなり、私の状況を理解する人は誰もいませんでした。毎日このような苦痛の中で生活していました。

 心身の痛みを和らげるため、私はよく外を歩いていました。2010年のある日、道端の電柱に文字が書かれているのを見ました。近づいてみると、チョークで電柱に書かれていたのは「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、法輪大法は正法だ」という言葉でした。

 とてもきれいな字で銀色に輝いており、見れば見るほど美しく、普通の人が書いたものではなく、まるで書道家が書いたようでした。私は電柱の周りを何周も歩き、この三つの言葉を声に出して唱えました。

 家に帰ってから「法輪大法は正法だ」というのは、つまりこれは修煉ではないだろうか、どこで正法に出会えるのかを考えました。

 私の世代は、「文化大革命」の時代を生き抜いてきました。特に中国共産党の政府部門で働くと、政策はコロコロと変わり、人々を混乱させ、少しでも油断をすると批判と迫害の対象になりかねませんでした。官僚の間は偽りや欺きが横行していました。私は早くから世の中の厳しさを感じており、出家を考えるほどでしたが、どの寺で修煉するか、いくつかの小道を探しましたが、問題の解決には至りませんでした。

 ある日、自転車のカゴに誰かが資料を置いてくれました。開いてみると、法輪大法について詳しく書かれており、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心から唱えることで幸運が訪れ、病気が治る例が紹介されていました。これは偶然ではないと感じ、すぐに「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱え続けました。すると、1週間後には信じられないような奇跡が起こり、排便が改善し、食事もできるようになりました。これは唱えた言葉の力だと確信しました。

 法輪功についてもっと知りたくなり、経典があるはずと思って、探しましたが見つかりませんでした。法輪功を探す意思がまだそれほど固くなく、そのうちいつか経典を持っている人がきっと自ら本を届けてくれると思い、郊外に行って「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と何度も叫びました。

 数日後、驚くべきことが起こりました。公園を歩いていると、突然、自転車に乗った人が私の前で止まりました。よく見ると、久しぶりに会う元上司で、奥さんも一緒でした。

 私は「どうしてここにいるんですか」と尋ねると、彼は「自分でも理由は分かりません。あなたに用事があって会いたいと思ったからです」と答えました。私たちはお互いの住所を知りませんでした。すると、彼の奥さんが「これは大法の師父が今日バッタリ会うことを段取りしてくださったのです」と言いました。奥さんは重い病に苦しんでいて、医者からは余命3カ月と宣告されましたが、法輪功を学んでからはすっかり健康になり、今は体調がとても良いそうです。彼らは私のことを心配しており、この良い知らせを伝えようとしていたところ、偶然ここで出会いました。話をした後、私たちは元上司の家へ行き、そこで私は長い間待ち望んでいた『轉法輪』という貴重な本を手に入れました。また、彼の助けを借りて、海外のウェブサイトで中国共産党からの脱退手続きを行いました。

 家に帰ってから、私は法の学びに真剣に取り組みましたが、視力の問題で字が読めませんでした。諦めずに、拡大レンズを使って一文字ずつ読み進めました。第一講を読み終えるのに10日かかりましたが、第四講まで学んだ時に視力が徐々に回復しました。法輪功の深い教えに魅了され、他の何も重要ではなくなり、私を苦しみから救い出せるのは師父だけです。どこへ行っても、師父の説法録音をイヤホンで聴いていました。

 ある日、キッチンで食事を作った時、突然、目の見え方が変わったことに気づきました。片方の目は灰色で煙が立ち込める空間が見えて、もう片方の目は明るく澄んだ空間が見えました。その瞬間、師父が私の重い業力を取り除いてくださったと悟りました。これからは真の修煉者になるように、師父が私を弟子として受け入れてくださったのです。感謝と幸福の涙が流れました。周りの人たちに、「見ず知らずの私に師父が病気を治してくださいました。私の恩師は李洪志先生です」と伝えました。

 隣人たちが私の回復に驚き、私自身も長い間忘れていた健康な体の軽さを実感しました。薬に頼らず、注射をせず、ただ本を読んで法を学ぶことで、私の病気は治りました。

 他の修煉者と同じように、貴重な大法をより多くの人に伝え、大法の恩恵を受けるようにさせたいと思いました。私は友人や以前の同僚に『九評共産党』の本を配り、真相資料を配布しました。中国共産党の過去の政治運動を経験した年配の同僚たちは、「『九評共産党』は非常に素晴らしい内容だ」と言いました。

 ある日、広場の周りで真相資料を貼っていると、突然、頭から熱い流れが全身を通り抜け、とても心地良かったです。これは、師父がそばで守ってくださり、私の体をさらに浄化してくださっている証拠です。真相資料を貼ったり配ったりする際に、時々知り合いに会いますが、私は常に平静を保っています。

 ある日、突然両足がつって、ふくらはぎではなく、すねの部分がつって、これまで経験したことのない激痛が走りました。痛みでベッドの上で転がり、大量に汗をかいて、とうとう耐えられなくなり、「師父、もう限界だ」と叫びました。5分も経たないうちに、両足は回復しました。師父は常に私を見守ってくださっているのです。

 先日、自転車で海辺を一周する旅に出ました。これは修煉する前には想像もできなかったことです。30キロも超える距離を「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心の中で唱えながら進みました。朝8時に出発して、昼食抜きで午後1時に帰宅しました。上り坂では、まるで誰かが後ろから押してくれるかのようで、感動して涙が流れました。今年75歳で、大きな手術も経験しましたが、普通の人にはできないことです。師父は私に第二の人生を与えてくださり、師父の救いの恩にどう感謝していいか分かりません。これからも法をしっかり学び、法に従って自分を修め、師父の慈悲に応えられるよう努めます。

 (明慧ネット第24回世界法輪大法デーの入選文章)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/5/13/475959.html)
 
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