吉林市の姜永芹さん 不当に懲役5年の判決
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 【明慧日本2024年7月3日】吉林市の法輪功学習者・姜永芹さんは、約2年間にわたり不当に拘束され起訴され、2023年6月14日に吉林市昌邑区裁判所で開廷した。審理はわずか20分で急いで終了し、開廷するにあたって家族への通知はなく、弁護士の出廷も妨げられた。今年1月24日には懲役5年の不当判決を宣告された。

 姜さんは1969年10月生まれで、吉林大学機械学科を卒業した後、蘭州大学の修士課程に進学し、修了後は浙江理工大学で教鞭を執った。法輪功の修煉者として、真・善・忍の基準に従って良い人間になろうと努め、仕事にも一生懸命取り組み、品行と学問の両面で優れ、良い教師だった。浙江理工大学での9年間の勤務中に、校内と学院の優秀個人の表彰を受け、さらに学生を指導して全国慧魚創意機械設計大会で二等賞を獲得した。

 1999年7月20日に江沢民が法輪功への迫害を開始して以来、姜さんは中共610弁公室、国家安全機関、国保、警察、および街道居民委員会(居住地区を管理する自治組織)による度重なる嫌がらせを受けた。また、不当に3年の刑を言い渡されると、家庭と生活に大きな打撃を受け、長期間仕事ができなかった。後に姜さんは吉林市昌邑区に定住した。

 2022年6月12日、姜さんは吉林市龍潭分局新安派出所の警察に連行され、吉林市龍潭区水部賓館の102号室に不当に拘束された。7月7、または8日には、姜さんは黒い頭巾を被せられ、秘密の場所に連れて行かれた。吉林省公安庁の2人の「特訓室」警察官と吉林市公安局国保大隊の2人の警察官は、最初に姜さんに対してマスタードを強制的に食べさせ、煙草を吸わせたり煙草のけむりでむせさせるなどの拷問手段を用いた。その後、彼らはさらに卑劣な手段で姜さんを性的に暴行、猥褻行為を加え、脅迫し、約2時間にわたって拷問を続けた。このことは姜さんに大きな心身の傷害を与えた。姜さんの夫は海外で無罪釈放を求め、拷問および猥褻行為を行った関係公職員の厳罰を求めて奔走している。8月19日、多くの人権弁護士で構成された弁護士団が、姜さんに対する拷問に関与した吉林省公安庁および吉林市公安局の公職員を告発し、告発状を吉林市検察院、監察委員会、人民代表大会、政法委員会および婦女連合会に提出したが、多くの部門が受理を拒否したり、処理を遅らせたりした。

 2023年6月14日、姜さんの案件は吉林市昌邑区裁判所で開廷したが、わずか20分で審理は終わった。開廷に際して家族への通知はなく、家族には裁判結果も告知されなかった。また、姜さんの代理弁護士も出廷を阻止された。弁護士は昌邑区裁判所に赴き、裁判所の職員と対峙し、なぜ秘密裏に開廷したのか、なぜ資格のある弁護士の合法的な出廷および弁護権を剥奪したのかを問いただした。

 姜さんは警察署で深刻な性的迫害を受けたが、弁護士はこれに対する多方面の告発を行ったが、成果は得られなかった。姜さんが弁護士を通じて海外メディアに中共の法輪功学習者に対する性的迫害の特殊手段を暴露したため、当局は姜さんと外界との一切の接触を禁止した。これまでに約2年が経ったが、家族も弁護士も姜さんの現状を知ることができない。今年1月24日、弁護士に通知されないまま、姜さんは不当に懲役5年の判決を言い渡された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/10/478562.html)
 
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