【明慧日本2024年9月9日】(米国ワシントンD.C=明慧記者・李静菲)ワシントンD.C.の法輪功学習者(以下、学習者)は9月4日、米国議会下院議員会館で記者会見を開き、中国共産党(以下、中共)による生体臓器収奪の停止を訴えた。政界要人は中共の生体臓器収奪の犯罪を非難し、シンクタンクの専門家も、中共の生体臓器収奪がまだ続いていることを指摘し、国際的な独立調査を求めた。
9月4日、米国議会下院議員会館で行われた記者会見 |
学習者の程佩明氏が8月9日、ワシントンD.C.で、自身が中共の生体臓器収奪の被害に遭ったことについて語って以来、40以上の英字メディアがこの事件を報道し、中共はその後、程氏の生体から臓器を収奪したことを否定している。
程氏は中共の迫害によって死亡した学習者のために声を上げ続ける米国政府に感謝
9月4日、米下院議員会館で中共の生体臓器収奪の被害に遭った実体験を語り、米政府の救出に感謝する学習者の程氏 |
程氏は1965年に黒龍江省鶏西市で生まれ、鶏西市の張新鉱山の鉱夫であった。1998年に法輪功の修煉を始め、中共に5回強制連行され迫害され、2001年12月に懲役8年の判決を受けた。彼はハルビン第三刑務所と大慶刑務所で迫害を受け続け、九死に一生を得た。
程氏は2015年に中国を脱出し、2020年に米国国務省の職員の助けを借りて渡米した。米国に到着して以来、程氏は3回のCTスキャン、3回の超音波検査、2回のX線検査(1回はバリウム検査)、1回の磁気共鳴画像装置(MRI)を含む9種類の画像検査を受けた。検査の結果、程氏の肝臓の左側と肺の左側が部分的に切除されていることが分かった。
程氏は議員会館での記者会見で、米国の程氏の救出に感謝 し、中共の迫害によって死亡した学習者のために声を上げ続ける米国政府にも感謝した。
米国国務省のロバート・デストロ前国務次官補は、程氏の体験を知ったとき、国務省の民主・人権・労働局から東アジア太平洋デスクにスタッフを派遣し、事件を調査し、状況を把握させたと述べた。米国務省は、この事件にはさらなる調査が必要であると判断し、程氏を米国に呼び寄せて調査する手続きを開始したという。
9月4日、議員会館で開かれた記者会見で発言する米国務省のロバート・A・デストロ前国務次官補 |
デストロ前国務次官補は、「国務次官補としての私の功績は、程佩明氏を救出したことです」と述べた。
ガス・ビリラキス下院議員「法輪功学習者は中共による違法な臓器収奪の主な供給源」
米国下院議員ガス・ビリラキス氏 |
ガス・ビリラキス米下院議員は声明を発表し、次のように述べている。「法輪功学習者は、個人的な信仰を堅持しているという理由だけで、中共の手によって迫害され、脅迫され、監禁され、拷問され、死者まで出している。 彼ら(法輪功学習者)は、中共政権による違法な臓器摘出の主要な供給源であり、特に中国の刑務所、強制収容所、拘禁施設において残酷な迫害と拷問を受けています」
「米国と同盟国は、すべての人々の基本的人権を擁護し、彼らを保護するために、強く揺るぎないメッセージを送らなければならない」
ETAC諮問委員会主席「中共は法輪功学習者からの生体臓器収奪を隠蔽している」
9月4日に行われた記者会見で中共の臓器収奪の停止を呼びかける、中国での移植虐待を終わらせるための国際連合(ETAC)諮問委員会主席のウェンディ・ロジャーズ教授 |
中国での移植虐待を終わらせるための国際連合(ETAC)諮問委員会主席のウェンディ・ロジャーズ教授と、国際的に著名な人権派弁護士のデービッド・マタス氏は、中共が生体臓器収奪の被害者である程氏の事件に対して中共の回答について、声明を発表した。声明の中で次のように述べている。
1. 中共の回答は、程佩明氏のケースは十分に深刻であり、コメントする必要があると考えていることを示している。
2. 中共の回答は、程佩明氏が迫害を受けた病院(大慶病院)、彼に対して手術が行われた可能性が最も高いこの病院からのコメントではなく、相反して、天津市公安局からのコメントだった。天津は、臓器摘出や臓器移植ツーリズムに関与している中心的かつ重要な地区であることは広く知られている。天津市公安局の返答は過度な弁明であり、これは彼らが何かを隠そうとしていることを示している。それは、単に程氏の遭遇に関するものだけでなく、法輪功学習者からの臓器摘出に関する隠蔽ともいえる。
3. 程佩明氏は強制的に手術を受け、その臓器が一部失われたという確固たる証拠がある。この事実は反論の余地がない。天津市公安局の対応は、これらの議論の余地のない事実に対する回答とはなっていない。
ハドソン研究所主任のシェイ氏「私は中共政府を信じていない」
9月4日の記者会見で発言するハドソン研究所の宗教自由主任ニーナ・シェイ氏 |
アメリカ・ワシントンのシンクタンク、ハドソン研究所の宗教自由主任であるニーナ・シェイ氏は記者会見で、「私は程佩明氏の勇気に敬意を表します。彼は(強制臓器摘出の)生存者の中で唯一、公にこの恐ろしい暴行に立ち向かっている人物です。我々は彼の声に耳を傾ける必要があります」と述べた。
シェイ氏は、先週、程氏と会った際、彼の体に残った手術の傷跡を間近で見た。スキャン画像を確認し、医師や専門家の報告も読んだという。シェイ氏は、「私は彼を信じています。彼が中共による臓器摘出の生存者であることを信じています。しかし、私は中共政府は信じていません。なぜなら、中共は常にデマを言い、真実を混乱させ、虚偽の情報を広め、事実を隠蔽してきたからです」と語った。
シェイ氏は、「(強制臓器摘出は)今もなお続いていると考えています。停止したとは信じていません。国際的な独立調査団が現地で調査を行わない限り、信じることはできません」とも述べた。
ウォルフ元米国会議員「中共の強制臓器収奪は誰もが知っている」
9月4日の記者会見で発言する元アメリカ国会議員のフランク・ウォルフ氏は |
34年間アメリカ国会議員を務めたフランク・ウォルフ氏は、中共による強制臓器収奪の事件に対して、一部のアメリカ主流メディアがこれを避けていることに怒りを表明した。彼は記者会見で「『ワシントン・ポスト』はどこにいるのか?」と問いかけた。
同氏は立ち上がった程氏に感謝した。「これには非常に大きな勇気が必要です。もし誰かがこれほどの苦難を経験したならば、それを完全に忘れ去りたいと思うでしょう」
ウォルフ氏は、中共による臓器収奪は何年も前から知られており、人々は集会などでその事実を知り、広く認識されているという。同氏は、「我々の政府はこの問題に関して、中国国民を裏切っています」と強調した。
ウォルフ氏と同様に、ハドソン研究所主任のシェイ氏もこのことを懸念している。「私たちの優れた医科大学や大学が共犯者となり、中国に研究や研修プログラムを提供しています。強制臓器収奪に反対する医師団(DAFOH)の記録によれば、アメリカの大学は344人の(中国の)移植医師を研修育成しています」
シェイ氏は、「彼らはこの人道に対する犯罪について、すでに聞いているにもかかわらず、疑問を持つことも中国に対してその臓器がどこから来たのかを確認するよう求めることもしていないのです」
ウォルフ氏は、中共の臓器摘出に関与しているアメリカや西洋の医師、機関、病院、研修センターなどに対して法的訴訟を提起し、この行為を止めるべきだと提案した。
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