【明慧日本2024年2月7日】河南省漯河市(らが-し)の法輪功学習者・楊俊成さん(60代男性)、丁香芹さん(60代女性)夫妻は、2023年9月、中国共産党(以下、中共)の警官に連行され、拘禁された。先日、楊さんと丁さんはともに懲役10年の重刑を宣告され、楊さんは鄭州市の新密刑務所に、丁さんは新郷女子刑務所に送られたことがわかった。
楊さん(別名:楊天行)は、大学卒業後、漯河市漯河市体育委員会に就職し、仕事をしていたが、中共の法輪功迫害により退職を余儀なくされた。丁さんは高校卒業後、工場で働いていたが、中共の迫害により30代で失職し、放浪生活を余儀なくされ、身分証明書を申請することもできなかった。2001年には労働教養所で拷問を受け、丁さんはほとんどの歯を失った。
2023年9月15日、漯河市源匯区公安支局は、柳江路派出所、順和街派出所、馬路街派出所と連合して、いわゆる「915特殊案件」作戦を実行し、その夜、楊さんを連行し、楊さんの住居ともう一軒の家を家宅捜索し、私物と現金約30万元(約627万円)を押収した。9月16日、警官らは楊さんの妻・丁さんと法輪功学習者・程淑峰さん(女性)、秀さん(女性)、趙祥さん、方軍さん、蓮元さん、桂蘭さん、謝鳳蓮さんを連行し、ハイアットリージェンシーホテルで10日余り拘禁した後、9月27日と28日にそれぞれ漯河市第二留置場に移送して拘禁した。
現在、楊さんと丁さんは重刑を受け、それぞれ刑務所に拘禁されている状態であるが、楊さんの父親は90歳の高齢者で、世話をする人が必要である。
明慧ネットの報道によると、2022年と2023年、河南省の法輪功学習者(以下、学習者)は「真・善・忍」を信仰しているため、中共に迫害された。少なくとも43人が不当に実刑判決を受け、166人が連行され、49人が嫌がらせを受け、7人が洗脳班に入れられ、11人が亡くなった。計276人が迫害を受けた。連行され、嫌がらせを受けた学習者のうち、少なくとも94人は家宅捜索や身体検査などを受け、4人は採血と指紋採取などを強制された。