家庭の中で修煉する (二)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2025年2月10日】(前文に続く)

 これらのトラブルが突然現れていますが、偶然ではないと私は分かっています。これは私の修煉する環境であり、真相を伝えるべき場所で、ここには私が救うべき人がいます。義母の提案により、父は数回病院に入院しましたが、私は健康と養生について(良い心境と生活習慣の維持に重点を置いて)ゆっくりと話しました。また、大法の真相についても話し、真・善・忍を基にして良い人になり、心が健やかであれば体も健康になると伝えました。徐々に、長期間病院にいても意味がなく、高齢者の病気は逆転できないことを理解した義母は父を退院させました。家に戻ってからは、私が作成したリハビリと養生の計画を少しずつ受け入れました。これは簡単なことではありませんでした。なぜなら、長年にわたって身につけた生活習慣や思考のパターンを変えるのは難しいからです。多くの挑戦はありましたが、理解と持続が大切で、状況は徐々に改善しました。

 兄は私が渡した真相資料を読み、中国共産党の本質をはっきりと理解して、中国共産党が嘘と暴力によって数え切れないほどの悪事を行ったことを知りました。妻が「阿弥陀佛」を唱えながら「中国共産党は民のために尽力している」と言うので、兄は大変腹を立てました。妻が父に念佛を勧めると兄はいつも激怒しています。家族は兄の怒りを理解できませんが、これは師父の按排だと私は感じました。徐々に、妻が父に念佛を勧めなくなり、私の学法煉功への干渉も少なくなり、私が真相資料を印刷しても妻は干渉しなくなりました。

 その後、父の腕に赤い斑点が現れ、なかなか治らなかったため、義母は地元で評判の良い皮膚科専門医に診てもらい、合わせて三回通いました。最初の二回は、飲み薬も塗り薬も多く処方されました。症状の原因が多岐にわたるため正確な診断が難しいので、考えられる薬を一通り試しました。義母は医者の指示通り毎日何回も父に薬を厚塗りしましたが、症状は悪化し、斑点は徐々に広がりました。私は、たとえ食べ盛りの子供でも食事は一日に三回が適切で、過剰に食べても体に良くないことを例にして、義母に薬を過剰に塗ることを止めさせました。父の体力回復のために義母は様々な方法を試みて、週に数回、ナマコを食べさせました。ナマコは中国人の中でたいへん栄養成分が高いものだと思われています。しかし、調べればナマコにはアレルギーが出る人もいると分かり、ちょうど父の皮膚にアレルギー反応が出ました。ナマコは高蛋白質なので、高齢の父には淡泊な飲食が適切ではないかと思いました。これらの情報を両親に伝え、自身で判断してくださいと伝え、結局、父はナマコを食べるのを止めて、食事も低カロリーのものにしました。これが父の体調が好転するシグナルではなかったかと思います。『轉法輪』を読むことで、父の知恵が開かれエネルギーをもらったからだと思います。

 今は、毎日仕事から帰った後、両親と一緒に夕食をして、会話を楽しんだ後、父と一緒に『轉法輪』を数ページ読み、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えることを忘れないようにと言うと、父はいつも微笑んで頷きます。義母も、父が読書を通じて脳を鍛えることに賛成しています。気づかぬうちに、待ち望んでいた変化が少しずつ現れました。

 私は天目が見えませんが、師父は啓示を与えてくださり、師父が常にそばにおられることを私に感じさせ、修煉への信念を少しずつ強めてくださいました。息子の成長を振り返ると、いくつかの出来事は本当に不思議でした。高校入試前の最後の模擬試験で息子の成績は良くなく、落ち込んでいました。ほかに方法がない中、私は息子に毎日『轉法輪』を一節読んで心を落ち着かせ、自然に任せるように勧めました。ちょうど入試まで60日あり、『轉法輪』の九講を合わせると60節もあります。息子は頷きました。しかし、その過程も容易ではなく、主な妨害は妻からでした。幸いに息子は私が想像していたよりも意志が固く、母親の干渉がそれほど大きくない時に息子は母親を説得してから学法し、干渉が大きすぎて法を読むことができない時には、息子は後で時間を見つけて読むようにしていました。そうすることで、ほぼ入試前に『轉法輪』を読み終えることができました。理科の試験(満点120点)を終えた後、試験がうまくいかなかったと感じ、理科の試験で100点取れたら、これからは私と一緒に修煉すると息子は言いました。

 結局、息子の入試成績は中学3年間の成績の中で最も良いものとなって、理科の成績はちょうど100点でした。私は息子に、これは師父があなたに真剣に修煉させるために与えられた啓示だと言いました。その後、息子が学法を緩める時、私はこの出来事を言い出し、初心を忘れないようにと促しました。

 現世、法輪大法の修煉を選んだことを大変幸運に思います。以前の職場の同僚を思い出しましたが、同僚は私より少し年上で、彼の妻も法輪功を修煉していました。しかし、彼は別の道を選び、妻と離婚しました。その後、彼は数回の結婚を経験し、50歳になる前にがんで亡くなり、非常に残念でした。すべての人が法輪功の真相を知って中国共産党から離れ、美しい未来を選ぶことができるよう願います。

 10年以上、私はほとんど一人で修煉を続けてきました。天目は見えませんが、心はとても落ち着いて希望を感じ、師父がいつもそばにおられると感じています。明慧ネットに本当に感謝しています。初めは孤独と無力を感じましたが、明慧ネットにアクセスできてから、ほかの大法弟子と一体になっていると実感しました。多く法を学ぶことは心性を高める鍵です。学び続ければ、自然に少しずつ向上していきます。心に大法を多く入れればそれだけ智慧も増えます。修煉者が学法を忘れたり、学びたくないと思ったりする時、それは俗世間の名、利、情、業力によって心が少しずつ蝕まれ、後退している証拠だと思います。

 (完)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2024/6/19/473633.html
 
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