【5.13応募原稿】80歳の私、二人のコロナ患者を看病
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年9月9日】私は80歳で、26年間法輪大法を修煉している女性大法弟子です。修煉を続ける中、法輪大法の素晴らしさを感じる瞬間は数え切れないほどありましたが、今日の文章は少し前のコロナ流行時の出来事の話です。

 2023年旧正月の直前、現地では流行のピークでした。ある夜、修煉していない夫は突然、咳、息切れ、下痢、嘔吐といった感染症状を発症しました。

 家には私たち老夫婦と、50歳の住み込みのお手伝いさんしかいませんでした。息子に電話して、夫を病院に連れていくかどうかを相談しました。当時、息子は伝染病予防と拡大防止の仕事に携わっており、家に戻る時間もないほど忙しかったのです。息子は、「病院は患者が多すぎるので、行かないほうがいいですよ。家で薬を飲んで静養しましょう」と答えました。息子は夫のために薬と栄養剤を買って来ました。後で知ったことですが、焼却を待っている遺体が多すぎるため、息子たちはその時、焼却炉の購入を政府に申請しながら、中古の焼却炉をあちこちで探していたのでした。

 同じ日に娘からも電話があったのですが、自分自身も少し咳が出ていたので、私たちに移してしまうのを恐れて、実家に帰れないと言いました。そのため、私はお手伝いさんと二人で夫を介護すると心に決めました。娘はまた、「お父さんの部屋には、なるべく入らないように」と言い付けました。

 自分は、大法修煉者でウイルスは怖くはないのですが、お手伝いさんは常人なので、できる限りの隔離が必要だと考えていました。私は彼女に、「これからは、夫の部屋に入らないで、ほかの家事をやってください。夫の介護は私がしますから」と言いました。しかし彼女は、「あなたは年をとっているし、私は何と言ってもまだ若いので、介護をやらせてください」と答えました。私は「大法修煉者ですから、きっと大丈夫です」と言いましたが、お手伝いさんは断固として責任を果たそうとしており、私と一緒に夫の世話をすることにしました。

 私たちは三日三晩、夫に水を運んだり薬を飲ませたり、トイレの世話もしました。しかし、4日目、お手伝いさんも咳、足の痛み、目の痛み、脱力感など夫と同じ症状が出たのです。私はさらに1週間、彼女が良くなるまで彼女の世話もしました。

 夫は、3日後には症状は治まったものの、まだ咳が出ており、食欲もなく、まったく元気がありませんでした。5日目には、また38度の熱が出てしまい解熱剤を飲みました。娘は、夫を大きい病院に連れて行ったのですが、病院はコロナ感染と言わず、ただ気管支炎と診断して点滴と薬だけを処方しました。その後、夫は良くなったり悪くなったりして、20日経ってやっと安定しました。一方、私は二人の感染者と近距離で接して世話をしていたのですが、感染はしませんでした。

 すべてを目の辺りにしたお手伝いさんは、「おばちゃん(私)は、毎日私とおじさん(夫)の近くにいても何事もないなんて、すごく強い免疫力があるのですね。私がこの家に来てからも、おばちゃんが薬を飲んだり、病気になったのを一度も見たことがありません。柔らかいもの、硬いもの、冷たいもの、熱いもの、何でも食べられるし、冷蔵庫から出した冷たいものも食べられます。冬場でも薄着で、私とおじさんは厚着で何枚も着ています。しかも、おばちゃんは80歳で、私はまだ50歳ですよ! おばちゃんの耳は遠くないし、目も老眼にもなっていません。私は、多くのお年寄りに仕えてきたけど、おばちゃんほど元気な人はいませんでしたよ!」と言いました。私は、「大法を修めたおかげです。私と夫の親戚は合わせて50人以上もいるのですが、全員が、大法の真相と法輪大法の良さを理解し三退しました。みんなが健康で幸運に恵まれています」と話し、いくつかの例もあげて話しました。

 お手伝いさんは、「すごい! 私も一緒に煉功してもいいですか?」と聞いてきたので、私は先ず『轉法輪』を読むように勧めました。彼女は家事を終えると、すぐに本を読み始めました。すると、「おばちゃん、なるほど、この本に書いてあるのは、善良な人は、どんなことにおいても『相手を思いやる』ことですね。そうすれば自然と健康になる、ということですね。これのどこがいけないのでしょうか? いわゆるカルトとは全く違います。 私も法輪功を学びたいです! おじさんも一緒に学べたらいいですね」と話しました。

 その晩、お手伝いさんは夫にこう言いました。「おじさん、お宅に来て最も感銘を受けたのは、おばちゃんの元気さです。見ての通りこの3人中、おばちゃんはウイルスにかからないだけでなく、私と同じように昼も夜もおじさんの世話をしていました。80歳の人にとっては、なかなかできないことです。すごいことですね。おじさんも一緒に煉功しましょうよ!」

 夫は以前、法輪大法を修煉していたのですが、病気の関を突破できず、麻雀に夢中になってしまいました。とうとう修煉を断念してしまい、法輪大法から離れてしまいました。それどころか夫は、息子の出世に影響するのを恐れたため、私の修煉を邪魔して、同修が来るのを拒み、多くの業力を作りました。今回、夫は生死の境にいましたが、私は感染もすることなく、不眠不休で夫の看病をしました。夫も法輪大法の威力を目のあたりにしたのです。夫は「よし、明日から一緒に煉功しよう!」と快諾しました。

 私は、すぐに家の向かいに住んでいる年配の女性同修を誘いました。こうして、翌朝の7時の朝食後から、「4人の学法煉功チーム」が結成されたのでした。

 夫とお手伝いさんは、真剣に法を学び、煉功動作も一生懸命覚えました。お手伝いさんは、10日間で五式の煉功動作を覚え、5日目には片足を1時間組めるようになりました。彼女は痛くても足を下ろしたりはしません。10日後には、手首にあったこぶが消え、舌の下にあった血管腫もなくなりました。私は喜びと感動を抑えきれず、姉に電話して、ここ数日間で経験したことを話しました。姉は「それなら私にも教えて欲しい!」と言いました。

 コロナの流行が少し和らいだころ、娘が我が家に来ました。娘は私の修煉に反対しており、今までは、家に来る同修を見ると「来ないでください」と無礼な態度で言っていたのですが、今回のことを通じて娘は、私、夫、お手伝いさんの修煉を理解できるようになり、私の修煉を邪魔したり、同修が来ることも拒まなくなりました。

 そして、息子は公職に就いているため、ここ数年、家族の中でも私の修煉を最も激しく反対していたのですが、娘から最近の家の出来事を聞いた息子も、修煉を反対しなくなりました。

 ここ2カ月、法輪大法の限りない威力と師父の計り知れない慈悲を感じ、とても感銘を受けました。

 (明慧ネット第24回世界法輪大法デー入選文章)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/25/460192.html)
 
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