陝西省の霍桂蘭さん 暴力的に連行される
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 明慧日本2025年4月15日】陝西省宝鶏市在住の法輪功学習者・霍桂蘭さん(75歳女性)は、法輪功を実践したため2024年と2025年、当局に2回不当審理を行われた。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。霍さんは、頸椎症、骨肥大、気管炎、喉頭炎、耐寒性障害、婦人科疾患、腰痛、脚の痛み、胃腸炎が治ったのは法輪功のおかげだと考えている。

 事件の詳細

 霍さんは2024年4月11日の夜に暴力的に連行された。陳倉区警察の警官4人は、霍さんに服や靴を着替えることを許さず、階下のパトカーまで引きずり込んだ。霍さんは片方の足首がひどく傷つき、腫れ上がり、歩行も困難でだった。

 翌日、警察は霍さんを宝鶏市第二留置場に連行した。霍さん容態は悪化の一途を辿り、めまい、胸痛、背中の痛み、呼吸困難に襲われた。さらに、膣出血も起こり、聴力と視力も低下した。家族は保釈を要請したが、却下された。

 警察は霍さんの事件を金台地区検察庁に提出し、検察庁は2024年10月18日に霍さんを起訴した。

 金台区裁判所は2024年12月17日に霍さんの案件を審理したが、詳細は調査中である。

 2025年3月13日、4人の裁判官、検察官が霍さんを留置場で尋問した。以下の内容である。

 1) 退職前の職業と給与

 2) 法輪功を修煉したとして2001年10月初旬から2006年9月下旬まで5年間の懲役刑を言い渡されたこと。

 3) 2020年に法輪功の情報資料を配布したとして10日間の拘留処分を受けたが、新型コロナウイルスのパンデミックのため警察は刑罰を執行しなかったこと。

 4)裁判官はまた、2024年4月11日の連行時、警察は故意に霍さんを階下に引きずり下ろしたわけではないと主張した。警察は「警官が誤って転落し、彼女を倒しました」と主張した。

 5)裁判官はまた、その日の家宅捜索をコミュニティの3人の職員が目撃したと述べた。

 6)裁判官が霍さんに法輪功に対する考えが変わったか尋ねた。

 霍さんは中国には法輪功を犯罪とする法律はないと繰り返した。霍さんは繰り返し起訴の法的根拠を示すよう要求した。裁判官は何も示さず、「判決が出れば法的根拠は分かる」とだけ言った。

 2回目の公聴会は2025年3月24日に行われたが、その詳細も不明である。 

 過去に受けた迫害

 2000年4月、霍さんは法輪功を学ぶ自由を訴えて北京へ行き、不当に連行された。陝西省に連行された後、新城留置場に15日間拘留された。釈放後も、地元警察は霍さんに対して嫌がらせを続けた。

 2000年6月、霍さんは太華路派出所の所長に法輪功のパンフレットを渡した後、再び連行された。2カ月後、霍さんは1年間の強制労働刑を言い渡された。

 霍さんは予定より早く釈放されたものの、2001年4月に再び連行され、強制労働の刑期は不明のままである。同年8月1日、陝西省女子労働収容所に連行された。警察が労働収容所の看守と書類手続きをしている間に、霍さんは脱走に成功した。1カ月後の2001年10月、陝西省女子労働収容所に拘禁された。

 2002年4月2日、蓮湖区裁判所は霍さんに懲役5年の不当判決を下し、同日、陝西省女子刑務所に拘禁された。刑期は2001年10月に始まり、2006年9月26日に終結した。

 霍さんは拘禁中、ある囚人に肋骨を蹴られ、激痛に襲われ、呼吸困難に陥った。またある時は、金属製の扉に1週間手錠をかけられた。さらに4カ月間独房拘禁された。さらに別の時には、看守が囚人に霍さんを裸にするよう指示し、辱めた。看守は棍棒で殴打したこともある。霍さんの傷は3カ月以上も治らなかった。

 霍さんは2006年9月26日に刑期を終えたが、すぐに洗脳班に連行され、そこで4カ月以上拘禁された。

 2012年6月6日に再び連行された後、霍さんは長楽坡留置所に2カ月以上拘禁された。

 2013年5月に、霍さんは再び連行され、3カ月以上拘禁され、1万元を脅迫された。

 2020年にも、霍さんは再び連行され、10日間の拘留処分を受けたが、パンデミックの影響で警察は執行を中止した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/3/28/492091.html
 
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