(明慧日本2012年1月11日)河南省張家口(ちょうかこう)市に在住の法輪功修煉者・李海軍さん(42歳男性)は、1996年に法輪功の修煉を始めた。2001年、李さんは法輪功を修煉しているという理由で、崇礼県留置場や高陽労働教養所に拘禁された。李さんは拷問や暴行に抗議するため、断食を続けていた。2002年、李さんは1年の刑期を終え釈放されると、法輪功の正当性を陳情するため北京へ行った。李さんは不当に20日以上拘留され、約1万元の現金を恐喝された。それ以降、李さんは更なる迫害から逃れるため、家から遠く離れて、路頭に迷う生活を強いられたという。
2008年8月5日、オリンピック開催期間中、崇礼公安局と湖南公安局は、中共(中国共産党)当局の指示のもと、李さんを張家口留置場に拘禁した。
2009年12月16日午後、李さんと妻・劉恵萍さんなど、10数人の修煉者は、湖南省常徳市で一斉に逮捕された。
2010年6月11日午前、湖南省常徳市武陵区裁判所は、李さん夫婦、王暁輝さん、曾麗華さん、劉先菊さんの5人に対して、裁判を行った。裁判長は、正義感のある弁護士が事実を暴き、法律をもとに李さん達に対する弁護をし、裁判の違法性や裁判のやり方を非難されることを恐れて、弁護士の弁護を妨害した。
2010年11月4日、上記5人の修煉者は、常徳市武陵区裁判所で秘密裏に「判決書」を渡され、李さんに懲役8年6カ月、劉さんに7年6カ月、王さんに9年、曾さんに7年、劉さんに10年、李芳雲さんに9年6カ月、満三清さんに5年、陳陵慈さんに3年の不当判決を宣告した。
2011年5月4日、湖南常徳市武陵区裁判所は留置場で、劉先菊さん、李芳雲さんに対して不法な裁判を行い、劉先菊さんに懲役10年、李芳雲さんに8年6カ月の不当判決を宣告した。それ以降、上記の修煉者の一部は上訴をしたが、いずれも無視され「原審維持」と宣告された。
現在、李さんは常徳津市刑務所の第6大隊に、劉さんは長沙市女子刑務所に拘禁されている。
その他、湖南省常徳市臨レイ県の法輪功修煉者・谷志恵さん(38歳男性)は、2007年3月22日に3年の刑期を満了したものの、懲役8年の不当判決を宣告されて、李さんと一緒に津市刑務所第6大隊第3中隊に拘禁されている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)