明慧法会|携帯電話とネットを駆使して真相を伝える(二)
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子 晴空

 明慧日本2012214日】Cさんは1人で多くの仕事を担当していますが、近所の同修よく協調しています。彼女はまず覚えの速い2人に教え、その2人がまた他の人に教えました。Cさんはを集めて学法チームを設立し、法理を踏まえて交流し、心性向上するように工夫しています。

 忙しい同修は歩く時、バスに乗る時、買い物する時、通勤途中などの暇な時間を使ってメールを打ち、とても効率が良いのです。また、一部の同修は向かい合って真相を伝える時でも、資料を配る時でも、用事を処理する時でもポケットの中でメールを発送して、時間を有効に使っています。また2人で一緒に出かけて電話をかける同修もいます。出来る限り時間と資源を活用して多くの人を救うことが私達の目的です。安全面において、できるだけ注意を払いますが、因習やしきたりにこだわりません。師父の要求どおりに正念を持って正しく行なうことこそ、最も安全だからです。

 進んでメールの内容を書いたり、電話番号を探し集めたりする同修もいて、電話料金のプリペイドカードを買ってくれる同修もいます。収入が少なくて月に数百元の生活費しかない同修は、電話をかけると経済的に更にきつくなります。また、毎日電話をかけて真相を伝える同修は、1週間で2枚のカードを使う時もあります。その情況を見て、一部の同修は進んで自分の生活を切り詰めて、カードを買う資金を支援しています。ある月収600元(日本円約8000円)の同修は毎月200元も出してカードを使う同修に渡しています。このように、我々は本当に一体になって協力し合っており、電話プロジェクトは我が市でとても速く普及し、その経験を学ぶために周辺の市県からも同修がやってきています。

 拘禁されている同修を救援する時にも、携帯電話は大きな役割を果たしました。ある同修が連行された後、1時間も経たないうちに、派出所に他の同修からのメールと電話が殺到して、警官はその連行された同修に「見てみて、携帯電話が爆発するほどメールと電話が来ているよ」と言いました。その時、派出所の警官の携帯電話は一斉に鳴っていました。各方面の救援のおかげでその同修は間もなく釈放されました。

 今、周辺のある地区で数人の同修が連行されたとき、その県の公安局長は毎日国内外から多くの真相電話を受けます。局長は友人に「法輪功修煉者たちは、四六時中電話をかけてくるが、私は電源を消すことができない。電源をつけたままで眠ることさえできないし、もう堪らない」と言ったそうです。電話プロジェクトは邪悪を解体する面で大きな役割を果たしました。

 私達に真相電話をかけて助けてもらいたいと、他の地区の同修もよく電話番号を送ってきます。私達はその依頼を受ける度に真面目にメールを送ったり、録音電話をかけたりしてやり遂げます。

 服役中の同修Dさんに会うために、年配の両親が刑務所に来ましたが、面会の要求を拒否されました。私たちはそれを知った後すぐ刑務所の警官にメールを送って、彼の善の念を喚起するよう試みました。結局、その警官は自ら同修の両親を連れて息子さんに会わせました。

 同修Eさんは知事に電話をかけて、真相内容の録音を聞かせ時、電話の向こうから知事夫婦の小さな声の会話が聞こえました。2人は録音を最後まで聞きました。音声の録音を最後まで聞く共産党幹部はとても多いのです。

 同修Fさん電話をかけると相手は意外にも、「あなた達は、本当にすごいね! この電話を私は待ち焦がれて、やっと今日耳にしたよ! 多くの録音を聞かせて下さい、私は聞きたい」と言いました。また、同修Gさんが録音電話をかける時、相手は大きな声で「法輪大法は素晴らしい」と叫びました。衆生はこのように首を長くして私たちの救いを待っているのです!

 私たちが常人に真相メールを送った後、よく相手から返事が送られてきたり、電話が掛かってきたりします。最初は、皆いっさい電話に出ないようにしていましたが、考えてみると、私達は相手を救いたいのではないか、会話をするとより良く真相を伝えられるのではないかと合意して、多くの同修は電話に出るようにして、また録音をちゃんと聞き終える相手に自ら電話をかけて「三退」を勧め、良い効果を収めました。それから、私たちはメールの最後に「詳しい情況を知りたい場合、メールの返信をしてください」を付け加えました。こうして以前よりも多くの返信メールが送られてきて、すぐ電話をかけたらほとんどの相手は「三退」をしたのです。

 ある日、私がメールを出した後に多くの返信が来ました。一部の返信は何も書かれていないのですが、私は漏れなく全部電話をかけてみました。中一つの電話の相手の声は、聞いたらすぐアナウンサーだと分かりました。彼女は「こんにちは」と言って、私の話を聞いてから何も喋らずにただ「ええ」と答えて、それから録音のキーを押しました。私は少し怖くなって、一瞬、「彼女は録音するだろう、これは危ない、電話を切ろうか」と考えました。でもすぐ頭に正念が蘇って、私は彼女を救わないといけないのです!」と思いました。私は簡単に大法の真相と「三退」のことを話して、そして「あなたは党員ですか」と聞くと、彼女は「ええ」と答えました。「では、共産主義のために命を捧げようという悪い誓いを破りたいのですか」というと、彼女はまた「ええ」と言いました。「では、苗字を伺います」、彼女はまた短く「李です」と答えました。そこで、私は彼女に名前を作って、この名前であなたの脱党手続きをしたいと教えたら、彼女はまた「ええ」としか言いませんでした。このことを通じて、私は一層正念を固めました。目に見える偽の現象に心を動かされないようにと師父は何度も言及されましたが、このことを通じて私はあらためてその法理の深い意味を体得しました。

 私達はまた2人でペアを組んで、1人がメールを送り、もう1人が電話で返事をするというやり方を採って、1日に数人に「三退」してもらった時もあります。以前、外に出て真相を伝える勇気を持たなかった同修も、電話をかけることを通じて、徐々に外に出るのを怖がらなくなり、一歩進んで常人と向かい合って真相を伝えることまでできるようになりました。電話プロジェクトのおかげで、今まで衆生済度に積極的に参与していなかった一部の同修は、外に出て真相を伝えられるようになったのです。

 電話プロジェクトに多くの同修が参加して、多くの具体的な操作と事情が絡んでいるため、心性と技術面に対する要求も高いのです。参加する同修が多いため、プリペイドカードの使用量が大きくて、メールの送受信エラーも多くなり、がっかりしてやる気を失う同修もいました。電話プロジェクトは停滞した時期があります。チームで交流する時、みんな内に向けて探しました。自分はどこが不足しているのか、自分の担うべき責任は何なのかと、私も内に向けて探しました。探した結果、自我を突破して前へ進もう、自力で安くて使いやすいカードを買う道を切り開こう、と決心しました!

 私はいろいろなルートを探して全国各地からカードを買い集めて、みなさんに渡し、電話プロジェクトはまた前へ進めようになりました! しかし私1人でカードを買う仕事を担うと本当に負担が重く、時間がかかる以上に安全の問題も存在しています。一方、多くの同修はこのプロジェクトに入ったばかりで簡単な操作しかできないので、同修に各自でカードを買ってもらうのは現実的ではありません。再度自我を放下して、法を正すことを第一優先に考えてこの責任を引き受けるしかありません! 長い間私はそのようにしていました、ある日他の同修がカード購入の仕事を分担してくれました。また交流の時に、皆が能力を向上できるように頑張ってほしい、誰もが単独作業でき全体に協力することもできる状態になれればベストで、一緒にこの電話プロジェクトをやっていこう、とみんなに自分の気持ちを伝えました。

 このプロジェクトをリードしている中、すべては師父の按排だとずっと感じました。表面から見れば私はこのプロジェクトを選んで多くの努力を払ったようですが、実はすべては師父が事前に按排してくださり、この辺りの知恵を開かせて、私を見守って悟らせてくださっています。私の記憶力はあまり良くないのですが、電話操作を覚えたら決して忘れません。毎回、同修が問題を持ってくる前に、私は必ず先にその問題に遭っており、解決方法も頭の中に現れます。何度も同修が「壊れた」電話を持ってきたとき、私がいじると電話は何の問題なく使えるようになります。みんなは不思議に思いますが、これは師父が私にこのような使命を与えられたと同時に、このような能力をも与えてくださったのだと私は思います。「壊れた」電話を手に持つ時に、私はいつも「あなた、自分のために明るい将来を選択してください、衆生を救い済度することができて、あなたはなんと幸運でしょう! 頑張ってね」と話しかけます。私の話を聞いてほとんどの電話が使えるようになるのです。

 このプロジェクトをやっている中で、同修の精進と無私無我の心に私はずっと感動してきました。せっかちな私が、操作を覚えられない同修を見ていらいらする時、他の同修は私に「心性を守ろうね」と注意して、私の仕事を分担してくれます。時に、私は同修に背中を押されて前へ精進していると感じます。困難に遭う時みんなで交流して助け合えば、困難もすらすらと解決します。やっている中で、私は次第に強い自我を放下して、全体に協力することを覚えました。

 今、私達の携帯電話プロジェクトは初歩的な成果を収めましたが、まだ多くの問題が存在しています。全体的な協力はまだ足りなくて、一人で操作できない同修もいて、周囲の環境に動かされて精進の状態を保つことができず、時にはとても弛んでいる同修もいます。私達はまだまだ努力して、協力し合う全体にならないといけません。

 (続く)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/22/249149.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/29/129757.html)     更新日:2012年2月15日
 
関連文章