【明慧日本2012年2月22日】四川省成都(せいと)市に在住の法輪功修煉者・毛坤さんは、成都市某会社で、上司や同僚から信頼される優秀な会計士だった。しかし、2007年9月頃、毛さんは勤務先で何の理由もなく金牛区国保(国家安全保衛)大隊に不当に連行され、洗脳班へ送り込まれた。それから2カ月後、毛さんは成都市刑務所に移送されて拘禁された。
2008年10月10日、武侯区裁判所は2007年8月~9月頃、12人の法輪功修煉者に対して、秘密裏に不公平な裁判を行った。
北京の正義ある弁護士は、法廷で「彼らは全く罪を犯してはおらず、『真・善・忍』を信じることと、修煉後の心身の著しい変化や法輪功の素晴らしさ、中共(中国共産党)当局により迫害されている真相を人々に終始伝えていることは、法を犯してはいない」と弁護した。また弁護士は、彼らが拘禁中に受けた尋問は、彼らに罪を着せるためのものであるとし、修煉者の正当性と、当局による人権への蹂躙を指摘した。
中共当局は法廷自体の違法性や、裁判のやり方を非難する弁護士を恐れて、弁護士の弁護を妨害し、さらに傍聴者を法廷から追い払った。
それ以降も、毛さんたちは上訴を続け、15人の正義ある弁護士が修煉者たちを弁護し続けた。また、アジア地域のマスコミ報道による声援と、アメリカ議会における2009年の調査報告書は、修煉者たちが拘束されて不当判決を宣告されている事実は、非難すべきであるとの結論に達した。
2011年12月、毛さんが簡陽刑務所に拘禁された時、法輪功を修煉しているという理由で、吊るし上げの拷問を受けた。また「刑期を無期限にして洗脳班に拘禁する」などと脅迫され、さらに残酷な迫害を加えられたという。迫害に抗議するため、断食を続けていた毛さんは、2カ月間にわたって水しか口にせず、迫害に屈しないという修煉者の強い意志を表明した。
現在、毛さんは懲役5年6カ月の不当判決を宣告されて、四川女子刑務所に拘禁されている。
かつて、毛さんは労働教養を2回宣告されて拘禁されたことがある。毛さんは7日間にわたって後ろ手に手錠をかけられたまま睡眠をはく奪され、強制労働を強いられた。また、長期にわたって独房に監禁され、後ろ手に枷をかけられ、さらに灌食の拷問を受けた。また、厳暑にさらされながら、スクワットを千回くらい繰り返すことを強制され、1カ月ほど洗濯や入浴を禁じられた。先の尖ったスタンガンを顔や体に押し付けて、電気ショックを与えられ続け、肉の焦げた匂いが部屋中に充満していたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)