北京市:元新聞社員が不当連行され行方不明
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 【明慧日本2012年4月22日】北京市に在住の法輪功修煉者・高維平さん(49歳女性)は、中国新聞社研究部の元社員。以前は月経不順を患っていたが、1992年に法輪功を学び始めてから、病気が完治した。そして、法輪功の教えである「真・善・忍」に基づいて行動し、職場でよい人として評価されていた。

 1999年7.20以降、高さんは職場の上司、政府に手紙で法輪功の真相を伝えたが、会社に給料とボーナスを差し引かれた。また、天安門に陳情に行ったという理由で、2回も拘禁されたことがある。

 2000年6月8日、高さんは会社の監察部門に呼ばれて面談した時、突然に警察が現れ、市の公安局に不当連行され、労働教養を強いられた。その後、高さんの夫は法院(裁判所)を通じて高さんと離婚した。

 2001年7月前後、労働教養所から釈放された高さんは、町で法輪功の真相を伝えていた時、真相を知らない人に通報され、再び連行され、労働教養処分に処せられた。

 高さんは労働教養所で電気ショックを加えられたり、睡眠をはく奪され、洗脳されていた。昼も夜も休まず労働に酷使され、心身ともひどく打撃を受け、一度記憶を失ったこともあった。

 2003年9月、高さんは労働教養所から釈放され、職場に戻った。高さんは法輪功を修煉しない「保証書」を書かないという理由で、印刷作業場に行かされ、すべての福利をはく奪された。さらに、10数万元を支払わされたという。また上司に、法輪功をやめないと公安局に送ってやると脅迫されたこともあった。

 2004年5月8日、高さんは職場の上司に呼ばれ、「今の政府は前と違う、以前のようなことはもうしない。あなたと静かなホテルで話をしたい。隣近所を心配させないよう服も用意しなくていい。私たちが買ってあげるから、そこで数日間住むように」と言われたが、それが罠だと分かった高さんは迫害から逃れるため、すぐに会社から離れて流浪した。

 その後の数年間、高さんは辛い環境でも、法輪功の真相を伝え続けた。

 高さんは仕事を失った後、時々、妹の高維玲さんの家に住んでいた。法輪功修煉者である高維玲さんは、2006年8月31日に順義区国保(国家安全保衛)大隊の警官らに自宅に侵入され、身柄を拘束された。その後、懲役8年の不当判決を言い渡され、現在、北京市女子刑務所に拘禁されている。

 2010年11月27日の中国語版の明慧ネットによると、高さんともう一人の法輪功修煉者が警官らに連行され、すでに1年半が経ったが、生死のほどは分からないという。    

高维平

高維平さん

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/4/12/255548.html)     更新日:2012年4月23日
 
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