【応募作品】さよなら!血管症
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文/韓国の大法弟子

 明慧日本2012612日】私の祖母は幼い頃に脳出血で亡くなり、その後、父も脳出血で倒れ、7年後にこの世を去りました、その頃から私は血管の病気をとても恐れるようになりました。私の父は田舎の小学校教師でしたが、お酒がとても好きで、身体はまずまず健康でした。父親は鍼灸をよく勉強していましたが、思いがけないことに定年退職前に脳出血で倒れてしまいました。私の体は父親に及ばないうえ、環境が深刻に汚染された都市に住んで、ストレスを受けながら仕事をしているので、自分も血管の病を患うのではないかと恐れ不安を感じていましたが、普段は自分の健康管理をそれほど気にしませんでした。

 私はよく頭痛がして、甚だしい時には額の右側の血管が針に刺されたように痛く、朝目が覚めると目やにが多く、その上両目が充血していました。それなのに、私はいまの身体が維持できるうちに思う存分遊んで楽しもうといつも思っていました。そのころの私の人生観は現実を重んじ、人は死んでしまえば何も分からなくなり、何も残らないと思っていましたので、このような考え方が私に享楽を求めさせたのです。他人と一緒に遊んで楽しむことが好きで、囲碁、卓球、ビリヤード、ゴルフ、鼓、歌、ダンスなどをやり、しょっちゅう朝帰りするので、妻は文句ばかり言っていました。このような生活が続いた私は50歳になった頃に、大酒を飲むため身体が重い負担を耐えられず、よく疲れを感じたり、顔がいつも浮腫んだりして、耳の付け根からあごまで紅斑があり、下半身はあちこちに疱疹ばかり出て、病院に行って診てもらっても治りませんでした。

 2008年の春、私は心身ともに疲れ果て高校3年生の卒業クラスの担任教師を任されましたが、咳が止まらなくなり授業をすることができず、丸3カ月生徒たちに自習をさせました。私は生徒たちに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。人生の前半で享楽におぼれたことを後悔しましたが、すでに挽回することはできず、退職しようと思いました。あの時自分の人生は50歳までだと感じました。

 法輪大法の修煉を始める

 20084私は人生で最も賢明な決断をしました。法輪大法を修煉することにしたのです。きっかけは修煉を始める2カ月前の出来事でした。私と親しい先生の1人が中期の肝硬変で退職して5年経ち、薬もたくさん飲み、教会の礼拝堂祈りに行きましたが、効果がありませんでした。ところが彼がその後法輪大法を修煉し始めると、身体が健康になり、意外にも学校で授業ができるようになりました。このことを聞いて、私はとても信じられず不思議に思いましたが、この先生は私の最も信頼できる友人だったのです。

 彼は1冊の『転法輪』をくれて、私に最後まで読んでほしいと言いました。家に帰って読んでみると、中にたくさんの超常的なことが書かれており、とても不思議に思うと同時に、何だか分からないところもたくさんありました。しかし、本の中に書かれたことは決して根拠なく捏造したものではないから、必ずか根拠があるはずだと思いながら、静かに本を読み終えました。

 このように第一回目に読み終えたとき、この本は人間に良い人になるように教える本だと感じました。もし世界中の人が本の中に言われたようにすれば、この世界はとても良くなるだろうと思いました。学校で生徒たちに民主主義を教えていても、実際には一定の制約があります。私は学法を通じて『転法輪』を読むことが身体に良いと分かり、その中からたくさんの新しい知識を得ることができました、私は自分自身に起こった変化に驚き、喜びと好奇心にあふれました。本を読むにつれて私がこの世で解釈し難かった問題と人生の本当の方向が分かるようになりました、この本を読む前にこれほどはっきり回答してくれた本はこれまで1冊もありませんでした。まさに李先生が『転法輪』の中に書かれたとおりです。「ところが彼の一生の中に真理や、人生の真諦に対する追求があり、思索があります。そんな人はいったんわれわれの法輪大法を学んだら、人生の中で知りたくても答えが得られなかったたくさんの問題がたちどころに分かるようになります。思想の昇華に伴って彼は非常に感激することになります。これは間違いのないところです」

 その後、この友達は9日間の学習クラスに参加すれば、煉功の動作と修煉の法理をよく学ぶことができると私に教えてくれました。忙しい時期だったので、夜の時間を抜け出して学習クラスに参加しようと思いました、学習クラスは何の費用も徴収しないし、聞いても何も損失はないし、どんなものか確かめたい気持ちで行きました。9日間の学習クラスにいる間、私は毎晩説法の録画を見るだけでなく、煉功の動作も学びました。穏やかで美しい煉功音楽は、聞けば聞くほど頭をはっきりさせます。このようにして9日間で私の咳が止まりました。そこで私は修煉し続けることを決心しました。

 しかし、本当に修煉を始めるとなれば、そんなに容易なことではありませんでした。毎朝公園煉功に行かなければなりません。私は寝ることが大好きなので、私にとってそれはとても難しい事でした。修煉の過程で最も自信がなかったのはお酒をやめることでしたが、何も支払わなければ良い報いがどうしてあるのかと思いました。『転法輪』の中でも「この宇宙には失わないものは得られず、得ようとすれば失わなければならぬという理があります」と書かれています。修煉を決心して、私は毎日夜明けに起きて動功し、夜に静功をしてから『転法輪』の一講を学び、次第に修煉の道を真に歩き出しました。

 真の健康を得る

 修煉は私に多くの驚くべき変化をもたらしました。たとえば以前私は8時間寝ても起きるとだるく感じましたが、修煉後は、4、5時間寝るだけで全身に力がみなぎるので、4時間連続して授業をしても疲れを感じず、大脳はいつもはっきりして、リラックスしていました。またよく夜明けに帰宅していた私はお酒をやめて、身体もよくなりました。これらの変化は妻をとても驚かせました。

 妻は以前右の肩がいつもだるくて痛み、ときに胃酸が逆流する症状もありました。私が妻に修煉を勧めると、妻はとりあえず2カ月煉功して効果を見てみると言いました。そして、妻が修煉を始めて間もなく身体がはっきりと良くなり、目も以前より良く見えるようになり、彼女も修煉の道を歩き出しました。

 このようにして4年が過ぎましたが、今思い出すとほんの一瞬のようでした。この数年間私たち夫婦は一粒の薬も飲んだことがなく、ともに修煉の道で精進しています。娘2人も健やかに成長しました。このすべてに私は心の中でひたすら恩を感じています。

 自分と身の回りのすべてを大切にする

 修煉後、私はいくつかの超常的な現象を経験しましたので、一つの例を挙げます。この事を思い出すと私はとても恥ずかしく思います。修煉を始める前に生徒の親が私に数枚の商品券をプレゼントしてくれたことがありましたが、『転法輪』を学んだ後、私はこんなことをすれば大きな徳を失うと悟ったので、私はそれを彼に返しました。すると、当日の夜に私の口の中に突然に大きな腫れものができて、膿や血が流れたのです。これは以前に悪いことをしたために身体に蓄積した業力のせいだと私は悟りました。それらの良くない物質(業力)はゆっくりがん細胞に変異して体の中に潜伏するので、人は業力を返せば、大きな病を取り除くことができるのです。この事は私に宇宙の威厳と、不思議な法則を実感させました。

 以前私は学校で抜擢されたことがなく、何事に対しても安易な事ばかり選んで行ない、汚い事や大変なことは、皆同僚に回したいと思いました。大法修煉を通じて、いま私は調和を求めて努力する人間になりました。以前は言うことを聞く生徒と聞かない生徒を区別していましたが、それは真に彼らを大切に守ることではないと思いました。現在、私は人が世の中で生きている根本的な目的が分かったので、私は真心ですべての生徒を大切にしています。

 ここまで書き終えて明朝は公園煉功に行こうと思うと、慈悲と優しさが心の中から自然と沸いてきます。毎回美しく慈悲と優しさに満ちた煉功音楽に従って、両目を軽く閉じて煉功すると、頭の中の悪い物質が瞬時に消され、私の意識は宇宙の遠いところまで飛んでいくように感じます。煉功する時の心地よさは法輪大法を修煉する人でなければ感じることができません。毎晩「真・善・忍」に同化することに努力している同修たちと一緒に静功したり、『転法輪』を学んだりすることは一日の中で最も楽しです。大法は本当に言葉で言い表せないほど素晴らしいのです。

 もし誰かから、今後どんな人になりたいかと聞かれれば、私は真の法輪大法の修煉者になることだと答えます。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/5/24/258003.html)     更新日:2012年6月13日
 
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