山西省の裁判所 法輪功修煉者の裁判で傍聴者を選定
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 【明慧日本2012年7月11日】山西省陽泉市の平定県裁判所は今月4日法輪功修煉者・張錦華さんに対して不当に裁判を開いた。当日、張さんの親族及び修煉者の傍聴案内状をもらった同郷ら総勢100人が傍聴に訪れた。同所は開廷にあたり、司法警官や私服警官など大勢の警官を動員し、数台の警察車両を待機させ、法廷の周りを囲んで警備した。また、警戒区域の出入り口で警官が入場者の身元を確認し、多数の偽傍聴者を建物の構内、及び法廷内の傍聴席に配置し、席を埋め尽くすよう手配した。

 法廷で人権派弁護士は、確かな根拠を示していない公訴人の証拠に対して、当事者のそれを認める署名がないと指摘した。また、「法輪功が邪教であるという規定はなく、憲法では誰もが信仰と言論の自由を保障されている。しかし、国の法律を無視して、裁判所はあらゆる法律の根拠を示さず、当事者が述べた事実を無視し、秘密裏に拘留・逮捕・起訴・裁判を行い、刑法300条を乱用して、秘密裏に罪のない張さんに不当な判決を下そうとしているのではないか」と尋ねたが、公訴人はしどろもどろで返答に困った挙句に詭弁を続けられなくなった。

 60歳過ぎの張さんは、2012年3月5日、陽泉市平定県の自宅で突然、家宅侵入してきた610弁公室の警官らに押さえ付けられ、連行された。同時に、パソコンや法輪功の書籍、現金もはく奪された。それから、拘束されていた張さんは、開廷日の前日まにずっと面会禁止を強いられた。

 中国共産党(中共)が労働教養所などの施設で修煉者に行っている暴行や迫害が、国際社会から非難されてきた中、世界で正義のある人がどんどん立ち上がって迫害に反対している。また善、悪ともにその行いには報いがある。ここで、まだ中共の弾圧政策のもとで利用されている警察などの司法部門に対し、法輪功修煉者への迫害を一刻も早く停止するよう呼びかける。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/7/10/260019.html)
 
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