河北省:法輪功修煉者の釈放要求に署名した住民526人が迫害される
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 【明慧日本2012年7月24日】河北省唐山市唐海(とうかい)県の第10農場に在住の法輪功修煉者・鄭蘭栄さん(女性)は今月17日、地元の警官らに不当に身柄を拘束され、石家荘刑務所に拘禁された。さらに、 さんの夫・呉慶民さんもつい最近、不当に連行されたという。 

 また、同県の第10農場、第11農場の地元住民達は、地元警察に不当連行され、拘禁されている法輪功修煉者・鄭祥星さん(男性)のため、釈放を呼びかけている。普段の祥星さんの人柄の良さから、住民たちは連名で捺印付き訴状を作成し、祥星さんの無罪釈放を求めた。それを警戒した、国保(国家安全保衛)大隊の警官は下級部門の村の幹部や第10農場派出所に指示し、村の全員にその署名を拒否し、祥星さんの釈放を支持しない証明書に署名するよう、養老保険金の差し止めなどを使って脅迫させた。

 先月13日午前7時頃、公安局の警官らは祥星さんの妻・孫素雲さんを押さえつけ、強引にパトカーに引きずり込み、不当に連行した。この不当連行は、素雲さんが弁護士と連携して、祥星さんの釈放要求署名を地元住民526人から集めたことに対して、復讐として国保大隊の警官が手配した。情報によると7月3日、610弁公室警官らは第10農場、第11農場を往復して巡回を強化し、祥星さんの釈放要求に署名した地元住民526人に圧力をかけた。

 今月4日夜10時頃、国保大隊の警官らは、同県610弁公室の主任の指示を受け、祥星さんの店舗と隣接した薬局を営んでいた蘭栄さんを不当に連行した。また、妻のために第十農場派出所に駆けつけた夫・呉慶民さんも不当に身柄を拘束され、夫婦2人は同県刑務所に収容された。蘭栄さん夫婦は、祥星さんの釈放要求に署名した526人に含まれていたとして、逮捕された。

 今回の迫害は、県の610弁公室の主任は第10農場の下級部門に対して、法輪功修煉者を迫害し、地元から一定の人数を逮捕するようノルマを科した。祥星さんの釈放要求の署名を地元住民526人から集め、素雲さんらが訴状を提出した同県司法部門に一斉に逮捕されたのち、国際社会が司法部門を迫害機関として調査することを要求したためであるという。それによって、地元の各地で、修煉者は嫌がらせなどの迫害を受けた。上記の被害者達もこのノルマのもとで迫害を受けた一部である。 

 同県政法委員会(610弁公室を直轄する組織)の元書記と警官は、1999年7.20から現在まで、法輪功への弾圧政策の下で法輪功修煉者の身柄を拘束し、不当連行や恐喝、密告などを行い、良心の呵責もなく修煉者への迫害に力を注いだ。

 2008年、彼らにより10数人の修煉者が不当に身柄を拘束され、そのうちの4人は労働教養処分、5人は懲役5年の不当判決を宣告された。また彼らは、上記の迫害に加担した主な主導者だったという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/7/20/260433.html)
 
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