吉林省:黒嘴子女子刑務所が法輪功修煉者への迫害を隠蔽(写真)
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 【明慧日本2012年8月1日】吉林省舒蘭(じょらん)市に在住の法輪功修煉者・宋彦群さんは2003年11月、舒蘭市公安局に捕まり、2004年5月、同市裁判所から12年の重刑判決を宣告された。黒嘴子女子刑務所に収容されてから8年来、壮絶な迫害を受け苦しめられてきた。2012年3月下旬、迫害に断食で抗議し始めたことで体が衰弱し、重篤に至った。しかし、施設側は吊るし上げや「死人ベッド」による拷問、睡眠のはく奪など、容赦なく迫害をエスカレートされた。一方で宋さんの妹・宋冰さんは法輪功を学んでいるという理由で、一連の迫害に遭い、無実を晴らせずに殺害された。

宋彦群さん

 宋さんの70歳過ぎの両親は、娘のために舒蘭市と長春市の間を繰り返し何度も往復していたが、刑務所などの司法部門はいずれも容赦なく高齢者の要求を無視し、口実や騙しなどで責任回避し、さらに、転向させるために面会の権利さえ却下した。また施設側は、この凄惨な迫害の実態を隠蔽するため、外部に対して偽装工作を行っており、詭弁や脅迫などの卑劣な手段を用いて、多くの人々を欺いている。こうして、宋さんの両親は4ヵ月も断食し続けた娘のことを非常に心配し、修煉者の意志を崩壊させるために娘との面会を許されないことに憤慨し、涙を流して怒りをおさえきれなかった。

 1999年以降、中共(中国共産党)当局は自国内の法輪功修煉者に対し激しい弾圧を行い、この卑劣な弾圧政策のもとで警察や司法部門、当局の悪意ある宣伝を信じた人が法輪功への迫害に追随し、迫害の規模を拡大させている。こうして、黒嘴子女子刑務所は「監禁法」に背き宋さんの面会の基本的権利を奪い、奴隷のように辛い労働を強要し、死なせる勢いで洗脳や拷問を加え、人権をさんざん蹂躙していた。「宋を死なせても、責任など取らなくてもよい」と言い放った凶悪な副所長・王力軍、宋さんの深刻な病状を無視した刑務所病院の院長・宮雲霞らは、良心の呵責もなく修煉者への迫害に力を注ぎ、残酷なことで知られている。

 中共当局は法律を無視し、行政命令だけで法輪功及び修煉者に迫害を加えている。それによって法に背いた加害者は一人も漏れなく法律の責任を負わなければならない。中国の国家公務員法の第九章第54条に「公務員が違法の決定又は命令を執行した場合、同量刑の責任を負わなければならない」と記されている。法輪功への迫害も同じように違法であり、罪の責任から逃れることはできない。

 ここで、中共の卑劣な弾圧政策のもとで迫害を行なっている警官ら司法部門に、自らの将来のために罪のない人への迫害に加担したという歴史の罪人にならないよう、ただちに迫害を停止することを求める。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/7/29/260895.html)
 
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