文/黒竜江省の大法弟子 洪真
【明慧日本2013年1月24日】師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
私は1995年に大法を得て修煉を始めた古い大法弟子です。15年間の修煉の過程で精進した時期もあり、怠けた時期もありました。迫害が始まってからの11年間、大法を実証するために上京した時も、そして不当に投獄された時もありましたが、師父のご加護のもとで、私は無事に乗り越えることができました。また同様に、師父のご加護のもと、街ごとに真相資料を配ったり、真相を書いた手紙を郵送したり、直接会って衆生に真相を伝えることもできるようになりました。私は弁護士へ真相を伝えた体験を師父と同修の皆さんにご報告したいと思います。
一、恐れる心と観念を取り除き、法律事務所へ
市内には数軒の法律事務所があります。法律事務所と言えるのは、弁護士資格を持つ数人の弁護士が代表を務めている事務所です。実際、資格を持たない法律事務所や法律相談所もあります。資格を持っていない弁護士のほとんどは公安警察、検察、裁判所からの定年退職者で、その中には「610弁公室」で働いていた人もいます。彼らは法律が少し分かることを楯に、さまざまな人脈を生かして相談所を開いたり、弁護士になったりしています。彼らのほとんどが複雑な人脈や背景を持ち、利益しか目になく、一言で言えば邪悪そのものです。それ故、彼らは市内で真相を伝える中で未開の分野であり、私が恐れていた存在でもあります。また、彼らはすでに上層部から「法輪功のための弁護禁止」の通達を受けていることも分かっています。
私の観念では、中国大陸の人々は長年、中共(中国共産党)に統治され、かなり多くの人に従順な奴隷根性が形成されています。この観念と恐れる心は、ある同修を助け出す過程で学法を通じて取り除かれました。
2009年10月初旬、ある同修が不当に連行されたことを知らされました。しかし、誰に、いつ、何処で、そして何処へ連行されたのか一切の情報がなく、私達はその同修を救援することもできない状況でした。2カ月後、その同修が判決を受けたとだけを聞きましたが、家族には何の連絡もありませんでした。警察や裁判所に尋ねに行っても、返ってくる言葉は全て「知りません」でした。
私たちは仕方なく、家族と一緒に控訴することを決めました。しかし、どこの弁護士が引き受けてくれるでしょうか? 皆は途方に暮れました。その時私は思いました。「同修は私達の家族同様ですから、私達が助けなければ誰が助けますか? 困難を前にそれを避けるのは修煉者の行為ではありません」また、師父がおっしゃたように、「相手のことは即ちあなたのことであり、あなたのことは即ち相手のことです」(『各地での説法二』「二〇〇二年ワシントンDC法会での説法」)です。師父の教えに確信を得ましたが、自分の恐れる心と観念に阻まれた時、どうしたらよいでしょうか。私は学法しか方法がないと悟りました。師父はおっしゃいました。「法は一切の執着を打破することができ、一切の邪悪を打破することができ、一切の虚言を排除することができ、法は正念を固めることができるのです」(『精進要旨二』「妨害を排除せよ」)
私は学法を強化し、発正念の回数や時間を増やし、そして『法を正す中で必要なのは正念であり、人心ではない』と『人心を放下し、世の人々を救い済度する』の二つの師父の経文を繰り返し暗記しました。弁護士も救われるべき対象だと考えました。また別の角度から、同修を助け出し迫害に反対し、法を実証するのは大法弟子の責任でもあります。それに、弁護士が救われ、正義感を持つようになれば大法に貢献もできます。こうして彼らは救われ、中共の「法輪功のための弁護禁止」という違法な禁止令も破ることができ、一石二鳥の良いことではありませんか? 法理がはっきり分かり、認識も高くなり、正念も強くなりました。私は心の中で師父に感謝し、すぐに同じ学法グループの同修・張さんに連絡しました。
私は師父の法理と自分の考えを彼女に伝えました。「私の考えに賛成でしたら、一緒に同修を助けに行きましょう。そうでなければ、私は一人でも行きます」彼女は私と同行することにしました。私達は発正念をしながら法律事務所が集中する地域に向かい、控訴するという名目で全ての法律事務所を回り始めました。参加者は次第に多くなり、翌日、そして3日目には6~7人が一緒に行動し、3日間で全ての法律事務所を回りました。
(続く)
(明慧ネット第7回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/12/3/121752.html)