【明慧日本2013年2月24日】河北省清河県の法輪功修煉者・趙保省さんは1999年に法輪功を習い始めてから、心身ともに恩恵を受けた。同年、法輪功が迫害されている実態を人々に伝えるために上京した。そのことを理由に警察に逮捕され、拘禁中に足に深刻なけがを負うまで暴行された。50日後、釈放を条件に3万元を脅し取られた。
2000年12月29日、趙さんは北京市で法輪功の内容を記した横断幕を掲げたため捕まり、公安局で右手を打たれて障害を負った。続けて、施設で裸のまま冷水をかけられ、スタンガンで電気ショックを生殖器に加えられた。また、手錠で体を動かせない状態で、スタンガンやゴム棒で暴行を行われた。
その後、趙さんは地元の洗脳班へ引き戻された。拘禁中、家族との面会を禁じられていた。その後、6000元を脅し取られ、釈放を許された。
2001年11月17日、警官は許可もなく突然 趙さんの家に立ち入り、令状の提示もなく家族の反対を押し切って趙さん夫婦を強制連行した後、2人を留置場に送り込んだ。
趙さんは施設内で迫害に抗議し、連続47日間の断食生活を続けた。看守は趙さんに対して連続16日間、後ろ手にして金具が肉の中に入り込むほど枷をかけ、鼻から胃までチューブを差し込む灌食を繰り返すなど、趙さんは狂乱的な迫害を受けていた。腫れと脹らみがひどかった手は皮膚が裂けた部分から血が出て化膿し、腕全体がぼろぼろとなって爛れていた。また、灌食によって内臓に傷害を負った。内出血して重体になり、胃まで差し込まれたチューブから大量の血が流れ出した。
施設側は危篤に陥った趙さんを病院へ送ったが、もう手遅れだと診断した病院側に緊急治療をさせなかった。数日後、施設側は、すでに命に危険があると見なし、趙さんを家族に連れ帰らせた。
家族と共に精神的に大きな圧力を感じ、さらに、絶えず警官らによる嫌がらせや脅し、私生活への妨害を受け、さんざん人権を蹂躪され、心身共に疲れ果てた趙さんは2011年10月8日、無実を晴らせず死亡した。