【明慧日本2013年2月26日】ハルビン市呼蘭区公安支局は8年前、呼蘭区財務局に勤めていた公務員・李敏さんを「法輪功を修煉している」という理由で逮捕し拷問した。その後、不法裁判を行い、李さんに懲役8年の冤罪を科した。2009年5月26日、李敏さんは迫害の末、大慶刑務所で死亡した。享年52歳。
李敏さんは法輪功を信仰し、「真善忍」の教えに従い、人々に法輪功の真相を伝え続け、中共（中国共産党）の法輪功への不法な弾圧を暴露し続け、自らの信念を堅持していた。それにより、中共の警察に繰り返し拘束・監禁され、様々な虐待と拷問を受けていた。李さんはハルビン市呼蘭留置所、ハルビン第一留置所、第二留置所、長林子労働教養所、五常洗脳班、呼蘭刑務所、及び大慶刑務所に拘禁され、非人道的な迫害を受け尽くした。
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生前の李敏さん |
法輪功を修煉して健康になったが、真相を伝え続け拘束される
1998年、李敏さん夫妻は法輪功の修煉を始めた。修煉前、李さんは脳出血を起こしていたが、修煉を始めてから脳出血の症状が消えた。
健康になった李敏さんは「真・善・忍」で自らの行いを正し、今までの世界観・人生観が変わった。以前は公費を使って飲んだり、食べたりしていたが、修煉を始めてからは、公費を一切自分のために使う事をやめ、また、タバコ・お酒もやめた。家庭でも仕事から戻ると妻を手伝い、家事をするようになるなど、今までの李敏さんとはまるで別人のようになった。
李敏さんの職場は財務局ということもあり、毎年のお正月や祝日、所属関連機構からは様々なお礼（金銭や商品）が送られてくる。しかし、李敏さんは全て拒否し受け取らなかった。他の人はみな喜んで受け取るため、李敏さんだけが受け取らないことを、下請け業者関係の人はなかなか信じなかった。李敏さんは真面目に、自分は法輪功を修煉しているので、ただで他の人の物を受け取ることはできないと説明し、納得させていた。このことを聞いた人は、このような良い人が今のこの世の中にいるとは信じられないと、驚きを隠せなかった。
しかし、1999年7.20以降、江沢民を始めとする中共の邪悪集団は、国家の法律を無視し、法輪功への不法な弾圧を開始した。職場の上司は李敏さんにプレッシャーをかけ、修煉をやめさせようとしたが、李さんは自らの信念を堅持し続けた。2001年12月9日、法輪功に罪がないことを訴えるため、李さんは北京を訪れた。李さんは天安門公安局の警察に拘束され、地元の呼蘭区留置所に拘禁され迫害を受けた。2001年1月6日から、李さんは長林子労働教養所に一年間監禁され、奴隷のような扱いを受けた。
釈放後、李敏さんは更に法輪功の真相を伝えたいと思い、自分の給料から資料を作成・印刷して、人々に配っていた。
警察は業績を作るために李敏さん夫妻を犠牲に
2005年3月10日、李敏さんは職場の財務局に出勤中、呼蘭区公安支局副局長の姜継民、国保大隊長の陳兆林、政治委員の陸文学ら十数名の警官により拘束された。警官らは自宅の鍵を押収して自宅に侵入し、妻の杜秀珍さんの帰宅を待って帰宅した妻を地面に押し倒し、両手に手錠をかけ、家宅捜査を行った。パソコン、プリンター、書籍、資料、現金（6千元）を押収し、合計2万元の個人財産を没収した。
呼蘭区公安支局・国保大隊の顔庭輝・許興武らは、李敏さんの家に数日間潜伏して、家の中の物を食べたり飲んだりして家の中を荒らし、李敏さんの家を訪れる法輪功修煉者を拘束しようとした。
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拷問の実演：金属の壁に固定して暴行 |
李敏さん夫妻が連行されてから、警察は他の多くの修煉者を連行するために夫妻を拷問し、他の修煉者の情報を自白するように迫った。警察李敏さん夫妻を様々な拷問にかけ、非人道的な迫害を加えた。李敏さん夫妻は殴打されて数回意識を失い、危篤状態に陥った。
財産目当てで冤罪を作り上げる
李敏さん夫妻が5カ月間迫害された後、五常市の付彦春、ハルビン公安局の張耀彬、ハルビン市610弁公室主任・祁加民、黒竜江省610弁公室主任・張金風らは結託して、財務局に働いているのだから金を出せと李敏さん夫妻に迫った。金を出せば自由を与えると脅迫した。
8年の冤罪を言い渡され、その後4年間迫害され死亡
2005年5月12日、李敏さん夫妻は呼蘭区裁判所から懲役8年の冤罪を言い渡された。それから妻の杜さんは黒竜江省女子刑務所に、李敏さんは呼蘭刑務所に拘禁され過酷な迫害を受けた。
李敏さんは殴打され、体中に怪我を負い傷だらけになったため、大慶刑務所医院に入院した。2009年、李敏さんは生命の危険を晒され、危篤状態に陥った。病院側は保釈して治療するように勧めたが、呼蘭区公安局はそれを拒否し、治療させなかった。そのため李敏さんは2009年5月26日、大慶刑務所内で死亡した。
李敏さんの家族は江沢民と中共の邪悪集団によって、死別・離散させられた。
