中共幹部 生きている修煉者の火葬を命令
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 【明慧日本2013年3月29日】湖北省襄樊市において、善良な元女性教員が法輪功を修煉しているという理由だけで、10年前に中共(中国共産党)から不当な判決を受けた。劉偉珊さんは刑務所内で受けた虐待によって精神状態が異常になり、その後刑務所の病院で治療を受けたことで体が不自由になった。さらに中共は生きたまま劉さんを火葬するよう命令したが、作業員は劉さんがまだ生きているのを見て火葬を拒否し、劉さんは一命を取り留めた。


刑務所に迫害され体が不自由になった劉偉珊さん

 劉偉珊さんは襄樊市漢江机械廠(現中航工業航宇救生装備有限公司)子供学校の教師で、英語・化学・音楽・地理・歴史の担当の教員だった。数回にわたり省の優秀教員に選ばれたことがある。生徒からはとても良い人と慕われていた。

 1999年7.20、中共が不法に法輪功迫害を始めてから、襄樊市漢江机械工場の幹部は中共の警察の指示に従い、数回に渡って劉偉珊さんへの迫害に参与した。2002年9月、劉偉珊さんは法輪功が不法に迫害を受けていることを訴える真相チラシを配布中に拘束された。これが7回目の拘束だった。漢江机械工場の書記・胡代新は「610弁公室」(法輪功を迫害する目的で江沢民の命令で設置された中共の不法機関)に依頼し、「今回、610弁公室が劉偉珊を釈放さえしなければ、お金をいくら請求してもかまわない」と言った。

 2002年10月13日、劉偉珊さんは襄樊市裁判所から懲役4年の不当判決を受け、武漢市女子刑務所に移送され数カ月間監禁された。この数カ月で、もともと元気だった劉偉珊さんの精神は異常をきたした。それから2006年1月、劉偉珊さんは密かに襄陽市航宇系統364航空医院に移送され、特別な「治療」を受けた。この治療によって2010年になって、劉さんはさらに精神状態に変調をきたした。また劉偉珊さんの体は完全に不自由になった。筋肉が萎縮し腰が弓のようになり、足が曲がってしまって歩けなくなった。また時に非常にかすかな声で「家に帰りたい」と言うようになった。

 2011年8月、364航空医院は郊外から市内の新建物と敷地に移動した。364航空医院側と湖北襄陽市「610弁公室」は結託をして、劉偉珊さんを生きたままで火葬するように命令を下した。しかし、火葬担当の作業員は、劉偉珊さんがまだ生きているのを見て、火葬を拒否した。それによって劉偉珊さんは一命を取り留めた。話によると、364航空医院の書記は襄樊市漢江机械工場の書記と同一人物だった。「610弁公室」の担当は樊智勇である。

 その後、劉偉珊さんは364航空医院6階の10号室に監禁された。親族も面会はできない。親族の話によると現在、劉偉珊さんは完全に「植物人間」のようになり、呼吸をしているだけだという。食べることも飲むこともできない。そして何の治療も受けていないという。

 
(中国語:http://big5.minghui.org/mh/articles/2013/3/24/271314.html)
 
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