明慧法会|人を多く救い、良い修煉環境を切り開く(二)
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文/中国の大法弟子 蓮

 【明慧日本2013年8月6日】一度、私が散歩していた時、ある年配の夫婦に出会いました。その夫婦は私が話す真相を聞いて、真剣だったので、『九評』を見る意思があるかどうか、すぐその夫婦に聞きました。夫婦が首を縦に振ったので、私はすぐに『九評』を1冊あげました。

 ある日、私が退社して家へ帰ると、『九評』を1冊、母が私の前に投げて、「どうしてあなたは外でこれを配っているの? もし団地の人たちがあなたを告発したらどうするの? あなたはどうしてこんなに不注意なの」と、言いました。

 何のことなのかよく分からなかったので、私は合点がいかず、何かにつけて避けて通れないのだと考え付きました。しかし、これによって月日が経ってしまい、その夫婦の奥さんに再び出会い、私は自ら前の方に進み出て、『九評』を見たかどうか、と聞きました。「見ましたが、話が政治に触れていると思うので、この本も他人に譲ってはいけず、あなたに返すしかでいません」と、奥さんは言いました。「あなたの家まで行った時、あなたのお母さんしかいませんでしたので、あなたのお母さんに渡しました。そして『本を私たちに見せるのは差支えないですが、他の人に見せたら、告発されるかもしれません』と、あなたのお母さんに伝えました」と奥さんは言い、さらに、自分は善意であることを強調しました。こういうことだったのか、と分かったので、後になって、老人と話した内容を母に返報しました。

 団地の外で散歩している人は限られていますが、明慧ネット上には、たくさんの修煉者が真相を伝え三退を勧めたことに関する文章がたくさんあったので、私も真相を伝えることを始めようと思いました。とりあえず、私の両親と仲のいい10数軒を訪ねようと考えました。

 一般的に私は晩に行き、1回に1軒行き、行く前に、まず私はスーパーでちょっとしたお菓子を買います。ある人は以前に外で真相を聞いており、ただずっと三退せずにいましたので、私が戸口で真相を伝えると、何一つはばかることはありませんでした。脱退が滞りなく進行したいくつかの家族もいれば、やはり脱退しない人もおり、私がドアをとんとんと叩いても取り次ぐ人が出てこない家もありました。

 私が始めて数日経ったばかりの時、母にまた気づかれてしまい、今回の母の反応は激しさを増し、すごく異常でした。強く反対しただけでなく、夜になって、母は何が何だかわからなくなって慌てだし、完全にぶるぶる震え、自分を抑えきれず、夜はまた眠れなくなりました。他の空間にいる邪悪が母を迫害している、ということを、私は承知していました。私が晩に注力して発正念すると、その場ではマシになりましたが、次の日は相変わらずで、無駄に発正念して母の思想を変えずにいるのもダメでした。しばらく経ってから、母が私に反対するそのいわゆる「理由」というものを、分析を通して発見しました。つまり、「1つの家に行くたびに、私が真相DVDを誰かに必ず譲っている」と、母は思っており、これこそが「証拠」だから、どの道、誰かが告発する、と母は思っていたのです。そのため、「告発される」といつでも恐れながら生活していたため、夜になると慌て始めたのです。

 母の問題点に向けて、私は母を諭し、「自分が知っている家へ行っただけで、人の家に行くのは始めたばかりだし、行ったとしても話をするだけです。私は人の家の人間の表情を観察し、聞いてくれる人なら話しますが、聞く耳を持たない人の場合は、表情から見て取れるので、深くしゃべったりせず、真相DVDをあげるなんてなおさらできません。ましてや、他の人の家に行く時、私は基本的にDVDを持って行きません」と、訴えました。

 母の受け入れ能力に応じて、私が母をうまく諭したので、母の思想にプレッシャーをかけずにすみ、母は安心し、おかしな状態もよくなりました。その実、母は以前と比べてだいぶ変わり、2003年、私を迫害した労働教養所から私が帰ってきた時、家では、1枚のビラも置いておくことができず、私が家にいないときに、母が私の引き出しを開け、1枚でも見かければすぐに私とごたつきました。しかし今は、私が家でインターネットや、プリンタや、DVDの読み書きなどをしても、母はまったく干渉しないのです。以前だったら、家に同修が一人でも来れば、母はすぐ不機嫌になりましたが、今では、同修が来ると、母は親しく挨拶をします。ある時、外で、街の道を掃除する人に、「法輪功を習うのはどうでしょうか、法輪功を習えば、盗みません、盗りません、悪い事をしません、どの点が悪いというのでしょうか?」と、母は言いました。

 「私たちが不断に法に基づいて向上しさえすれば、着実に修煉の道を歩き、邪悪に付け入られず、家族や身内の状態もだんだん良くなる」ということを、私は修煉で体験会得しました。

 現在、団地では、すでに三退した人が私を見ると、自ら進んで挨拶してくれ、まだ脱退していない人も私と友好関係にあります。門番の親方も私に対して礼儀正しく、私は門番にも真相を伝えたことがあったので、自治会の人が私を調査しに門番のところへやってきた時、門番は私を保護してくれました。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/27/249396.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/1/5/130524.html)
 
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