文/中国の大法弟子 蓮
【明慧日本2013年8月5日】慈悲偉大なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
「法をしっかり勉強し、自身の修煉がうまくいったなら、正念が強くなり、真相を伝える効果が良くなり、妨害も少なくなりますが、もし自分の人心が多ければ、話したくなくなり、たとえ無理して話したとしても、効果もとても悪く、人々も話を聞いてくれません」 これらのことを、私は修煉する中で身に染みて感じました。真相を伝える面において、「誰であろうと穏やかに直接真相を伝えることができる」ということを私はやり遂げることができませんでしたが、それでも私は、「一人でも多少ならやり遂げることができ、周囲の環境も多少なら変更できる」ということに気が付きました。
一、自分をしっかり修め、団地で人を救う
私が住んでいる団地は、ほとんど両親の同僚で、たくさんの年配者たちは皆、私が成長するのを見守り続けてくれました。私は幼い頃から性格が内向的で、常人社会で何かをする時でも、団地内を歩いている時でも、従来からあいさつをしませんでした。迫害初期に、真相資料を配り始めた時、私は別の場所で配ることを選択し、今まで自分の団地で資料を配布したことがなく、さらに同修にも私の団地で配るのを止めてもらいました。なぜなら、私がやったと団地の人が思うかもしれないと心配したからで、さらに、これで自分を保護できるなどと思っていました。
そのため、当時、私が団地に入って行くと、いつも周囲に異様な視線を感じていましたし、団地の中では私が団地の人たちに頭を上げられなくしている、と両親も言っていました。
「真相資料を配ることは邪な連中を取り除くことであり、人を救うことですから、真相が分かった後で世界の人々に大法に対する本当の認識ができるので、そうして初めて私の周囲の環境がやっと良くなり、そうして初めて私は本当に安全になるのだ」ということが、学法を通じて、だんだん分かってきました。
ですので、ある年の冬休み、両親と実家で正月を過ごす準備をしていた時、私が住んでいる団地で資料を配布してもらうように、と私は同修に言いました。冬休みから帰ったある日、私は町で私の住宅の知り合いとばったり会ったのですが、その知り合いは複雑かつ解せない目つきで「私たちの団地の誰かが法輪功のビラをまいた」と、私に言いました。私はにっこり笑いながら聞き、わざと驚いたふりをして「本当? それは良かったですね、至る所に法輪功のチラシがあり、これは正常ですよね」と、言いました。それから、この機会に乗じて私が迫害された状況を伝え、その後、私とその知り合いが話を切り上げた時、その知り合いには私が話し始めた時の驚き恐れた表情はありませんでした。
それ以来、私は自分の団地で資料を配布することにしましたが、家を出て歩いている人が少ない時間を一般的に選択していました。それは、知り合いに会わないようにするためだったのですが、例外もありました。ある時、私は2008年の神韻公演DVDを持って最上階(7階)まで上がってから、下に向かって配り始める準備をしていたところ、下から人が階段を上ってくる音がしました。「さすがに最上階ではないでしょう」と、私は思っていたのですが、結果的に、その人はすでに6階まで上って来て、さらにまだ上に上がってきたのですが、私は逃げ場もなく、思い切ってその人に会いに下りて行きました。ちょっと見たところ、その人はお母さんの同僚で、お母さんの同僚は私を見てびっくりしたようだったので、私は上から下りて行きながらDVDを取り出して、お母さんの同僚に渡しました。「これは歌劇の公演の演目で、とてもきれいですよ、ですから持って帰って見てください」と、言いました。お母さんの同僚はちらっと私を見て、そして、DVDを見てから受け取ったので、階上から下りて行きかたがた、私はまた何枚か置いて行きました。
またしばらく経ち、団地で私は賢く真相を伝え始めました。真相を伝え始めたばかりの時はうまくいかず、ある時、私は一、二時間、団地内をうろうろしましたが、誰も私と話さず、それでも、私が自らあいさつをして、話を法輪功の真相の方へ持って行ったとしても、長時間私の話を聞ける人はとても少なかったのです。ある時、私は途中でやめたいと思いましたが、学法を通じて、「これは避けては通れない道」だとも感じ、そこでまた、頑張り続けました。真相を伝える過程で、自身が持っている突破しなければならない執着以外に、私は母からの妨害で大変でした。
母は肝っ玉が特に小さくて、主意識が弱く、また、特に邪党の人間を怖く感じ、「恵まれた環境でしか生活できない」と、母は言っていました。私が迫害されて最も深刻な時、かつて母は気がぼうっとしてしまい、精神病院に入院しました。私が団地内を散歩して他の人と話し、数時間家に帰ってこないことがよくあるということが母に発覚した時から、母は私に腹を立て始め、「あなたは外で他の人と何を話しているの?」と、母は緊張しながら私に尋ねました。「何も話さなかったわ」と、私は説明しました。「あなたは他の人に法輪功の事を話しているんじゃないの? うわべだけで団地の人たちが話を聞いていると思わない方がいいわよ。実際は、心の中であなたを笑っているのよ。あなたは自分では分からないかもしれないけど、団地の中の人はとても悪いので、告発されたらどうするの」などと言ってきました。
母が考えているようではなく、その実は、団地の中の人は本当に私と話したがっており、ほとんどの人が同情してくれて、団地の中の人は真相が分かり、私を告発するはずがないだけでなく、私を保護もしてくれます。裏腹に、団地の中の人に真相がわからなかったら、そっちの方が危ないわよ、ということを、私は母に穏やかに言いました。
母はまだ納得しませんでしたが、私も母の性格に心を動かされませんでした。というのも、私の安全のために母は心配しているのだ、ということを、私は知っていましたので、それゆえ、私は一層気を付けて自分をしっかり修め、理性的に真相を伝えたところ、日が経ってから、母は私を見守りながら穏やかになり、すぐに反対しなくなりました。
(続く)