クラス全員22人の大法小弟子
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2014年8月12日】

 一、発見

 当時、私は修煉してから1年も経っていませんでした。1997年9月20日の正午、学校の昼休みの時間でした。私が教えているクラスのある児童が座布団を敷いて、結跏趺坐をしていました。私は驚いて「誰から学びましたか?」と聞くと、他の児童たちも、自分もできると言いました。結跏趺坐の姿も綺麗でした。当時数カ月修煉していたものの、半ば結跏趺坐ができる程度でした。これらの児童たちは根基がいいと思いました。他の子供たちも組めるか確認したくて、幼稚園に行った時、そこの20数人の子どもたちに組ませましたが、3人しか組めませんでした。私が教えているクラスの22人の児童たちは大法と縁がある、これは師父の按配だと思いました。これらの子供たちも法のためにやってきたのです。私はこれらの児童を率いて、法輪功を修煉しようと決心しました。思想道徳教育の科目で、私は大法の本『轉法輪』を生徒たちと一緒に読みました。

 二、修煉

 小学3年生の児童たちが『轉法輪』を基本的に理解していることに驚きました。一講を学んでから、次の講も学びたいと話し、みんな夢中になりました。体育の時、私は生徒たちに煉功の動作を教えました。私の家は煉功場だったので、夜は集団学法と師父の『論語』と『洪吟』を暗記しました。朝は家の庭で煉功をしました。

 一カ月の学法と煉功を通じて、生徒たちに多くの奇跡が現れました。特にクラス全体の精神面で大きな変化が起きました。汚い言葉、罵る言葉がもうクラスの中で聞こえなくなり、喧嘩をしている人もいなくなりました。私と児童たちは穏やかな雰囲気の中で暮らしました。

 私のよくムキになる癖もなくなりました。本当に師父がおっしゃっているように「佛光が普く照らせば、礼儀が圓明となる」でした。長年教師の仕事をしてきましたが、このような良い時期はありませんでした。その時の光景をよく思い出したりしますが、その当時こそ本当の教師の姿だったと思いました。和やかな雰囲気の中で教師の仕事ができ、名利に淡々とし、ただ教師としての仕事をコツコツとこなしました。

 三、思想の変化

 児童たちは法輪功を学んでから、おこづかいでお菓子などを買う習慣がなくなり、拾ったお金は私まで持って来てくれました。1998年の洪水の時、学校側は各クラスに半強制的にお金を寄付させました。私は児童たちに寄付金をもらわず、日頃、道徳水準が上がってきて、外で拾ってきたお金、97元を被災地の人々に届けました。

 法輪功を学んでから、保護者からの支持も増えました。児童たちが両親に対して、大人たちも分かっていない、人としての立派な道理を言っていると話しました。児童たちが法輪功を学ぶことで起きた良い変化について、保護者たちに説明会を開き、法輪功とは何か、どのように良い人になるよう教えているかなどについて説明しました。

 子どもたちが法輪功を学ぶことに保護者たちは賛成していました。子どもたちは家に帰ってから、親から言われなくても宿題を自ら行い、友達と喧嘩などをしていないと言いました。「子供は法輪功を学んでから、生まれ変わったようです。私は麻雀をよくやりますが、子供は『これから、お母さんは麻雀をやらないほうがいいです。お母さんが勝ったとしても、それは自分の労働で得たお金ではありません。自分の物ではないものを手に入れると、徳と交換するものです。負けたら、日頃あれほど家計を節約しているお母さんの気がすむはずがないでしょう』と言いました。この子は本当に大人になったと思うと、私自身は恥ずかしくなりました」

 保護者たちは「先生の教えがいいからですね」と言いましたが、「私がよく教えているわけではなく、法輪大法を学び、高い次元の法理を分かったから、そうなったのです」と話しました。

 四、身体の変化

 ある児童は生まれてから「中耳炎」を患っていました。小学1年生の時から、彼は授業中に耳の中から出てくる膿を拭いたりしました。ご両親はこの病気で息子を連れてあちこちの病院に行き、いろいろな薬も飲ませましたが、良くなる気配はありませんでした。煉功してから1ヶ月後、彼のその病気は完全に治りました。保護者は大変感動していました。

 クラスの同級生たちに「喘息」と呼ばれている子どもは、体育の授業に参加できませんでした。少しでも歩くと、息が上がって、気管炎にかかっているおじいさんのようでした。煉功してから1週間も経たないうちに、彼に奇跡が起きました。咳をする時に黒い痰の塊を吐き出してから、数カ月後、喘息がなくなりました。その年の運動会で、この子どもはクラスの400メートル選手に選ばれ、運動会の400メートル競技で2位を取りました。

 五、成績の驚きの変化

 わたしは1年生の時からこのクラスの担任になり、その時クラスには25名の児童がいました。私の地区には一年生が14クラスあり、期末試験で、私のクラスが最下位になりました。校長先生は、クラスの中から、成績が一番悪い3人の生徒を降格させました。二年生の期末試験でも、クラスの成績は上がらず、依然として14クラスの中で最下位でした。このことで私は焦り、よく腹が立ちました。これは教師の能力が低いからではないかと思い、学校の中で頭が上がりませんでした。このことで悩み続け、後にひどい風邪にかかり、歯痛も激しくなりました。児童たちに当たり散らし、宿題の量を増やし、児童の負担を増やしました。この名利心で施した対策は効果がありませんでした。

 1996年の冬、私は運がよく大法の修煉を始めました。生命の中での迷いを破り、本当の人生の目標が分かりました。新学期に児童たちは三年生になり、私は子どもたちを連れて法輪功の修煉を始めました。数日間で『轉法輪』を半分まで読み、児童たちの学力に大きな奇跡が起きました。

 生徒たちの集中力、記憶力が伸びました。宿題をしない人がいなくなり、勉強をさせられることから、自らやるようになり、クラス全体の学風も良くなりました。その学期の期末試験で大きな進歩があり、第7位になりました。翌年、4年生の後期期末試験では第2位になりました。私は模範教師に選ばれました。5年生の前期から6年生の前期まではずっと1位でした。

 六、迫害を受ける

 私は6年生の後期までこのクラスの担任になりました。1999年10月15日、私は地元の610弁公室に逮捕され、610が指名した代任教師はこの22人の大法小弟子に対して、異なる程度の迫害を施しました。児童たちの中には、社会からの圧力、恐怖の下で、中学校に上がってから、学校をやめた子どもたちも多くいました。しかし、師父の加護の下でこれらの子どもたちに良い報いがありました。参軍した子供は後で軍校に入り、大学の夢が実現し、現在は軍隊の指導者になりました。アルバイトをしていた学生は後に経営者になり、大金を儲けました。続けて勉強した子どもは大学に入りました。この22人の大法小弟子たちは皆、不思議な事を身をもって経験しました。現在も3人が着実に修めて三つのことをしていて、他の十数人の生徒も大法の法理をもって自分に要求し、社会の良い人になりました。

 七、所見

 子どもの大脳は白紙のように、付けられた印の形になります。子供の時から徳の重要さ、善悪には報いがある道理が分かった人は悪いことをするはずがありません。このような人は法律もいりません。一つのクラスの生徒たちが法輪功を学んでから、先生と生徒の関係が和やかになり、大きな変化が起きました。現在、中国共産党が弾圧するのは法輪功だけではなく、迫害されているのは大法弟子だけではありません。彼らは人の本性を台無しにし、人の道徳水準を低下させています。法律は人の表面を抑制するだけで、人の心は変えられません。人心を変えられるのは法輪大法しかありません。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/7/15/294645.html)
 
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